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加湿器

加湿器のカビの掃除方法とは?手入れの仕方や生えない対策を解説

投稿者:ライター 森本泰斗 (もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2023年1月26日

寒い季節の乾燥対策に役立つアイテムといえば、加湿器である。給水してスイッチを入れるだけで、室内の湿度を上げられるのが大きなメリットだ。しかしメンテナンスをせずに使い続けていると、知らないうちに加湿器の内部にカビが発生して、身体に悪影響を及ぼす可能性がある。日々使うものだからこそ、加湿器のカビの掃除方法や対策方法について理解を深めておくことが大切だ。

  

1. 加湿器のカビを放置する危険性

だめ
まず、加湿器のカビを放置する危険性から確認しておこう。加湿器のカビはなぜ発生するのか、またカビを放置することのデメリットについて解説する。

加湿器にカビが発生する原因

加湿器にカビが発生する主な原因は、加湿器のメンテナンス不足である。加湿器の水の入れ替えを忘れたり、定期的な掃除を怠ったりすると、タンクやフィルターにカビが発生しやすい環境になる。

放置するとさまざまな病気の原因になる

加湿器のカビを放置したまま使っていると、さまざまな病気を引き起こす可能性がある。カビによるアレルギー症状をはじめ、加湿器病とも呼ばれる肺疾患を発症するリスクも高まるため、加湿器のメンテナンスは怠らないようにしたい。加湿器病の主な症状は発熱や咳である。一般的な風邪症状とも勘違いしやすいので要注意だ。
また、加湿器のカビを掃除せずに使い続けることは、部屋の壁にカビを発生させる原因にもなることを知っておこう。乳幼児や高齢者がいる家庭では、とくに意識して加湿器のメンテナンスをしよう。

2. 加湿器に発生するカビの種類

加湿器
加湿器に発生するカビの種類は、大きく2つに分類される。それぞれのカビの特徴を押さえておこう。

黒カビ

黒カビは、発生すると黒っぽい斑点状のカビが現れる。ほかのカビとは異なり、深くまで根を張る性質を持ち、強力な繁殖力があるのが特徴である。赤カビとセットで発生しやすく、発生した場所の色素沈着だけでなく、人体への悪影響もあるので早急に対策したい。

赤カビ

赤カビは、ピンク色の見た目で発生するカビである。高温多湿の場所を好み、水回り全般で繁殖する性質を持つ。ぬるぬるとしているので、黒カビ以上に悪い印象を受けるかもしれないが、実際は人体への悪影響はほとんどなく、根を張らないので掃除も簡単。繁殖スピードは速いものの、定期的に掃除をしていれば難なく対策できるだろう。

3. 加湿器のカビ掃除にはクエン酸がおすすめ

クエン酸
加湿器のカビ掃除は、クエン酸を活用するのが効果的だ。酸性の性質を持つクエン酸はアルカリ性である水垢を中和させる性質があり、汚れを落ちやすくする。ここからは、クエン酸を使った加湿器のカビ掃除の方法を紹介する。

フィルターやパーツを浸け置きする

まず、洗面台またはバケツに、加湿器のフィルターやパーツが浸るくらいの水を入れ、大さじ1杯のクエン酸を加えて混ぜる。できあがったクエン酸水にフィルターやパーツを入れ、1時間以上浸け置きする。汚れが浮き上がるまで放置したら、水で洗い流して完了だ。使う前に、それぞれよく乾燥させておくことを忘れずに。

本体にクエン酸水を入れて稼働させる

加湿器本体のカビ掃除にも、クエン酸は有効である。前述のフィルターやパーツのカビ掃除同様、クエン酸水を用意して加湿器のタンクへ入れたら、1時間ほど作動させるだけでOK。時間がたったらタンクの中のクエン酸水を捨て、タンクをよく洗って乾燥させたら完了だ。タンクをぬれたまま放置すると、反対にカビの原因になってしまうので注意しよう。

4. 加湿器のカビの臭いを取る方法

重曹
続いて、加湿器のカビの臭いを取る方法を解説する。きれいに掃除できたはずなのにカビの臭いが気になる場合は、こちらの掃除方法を実践してもらいたい。

消臭効果のある重曹を使う

加湿器のカビの臭い除去には、重曹を使うのがおすすめ。重曹は掃除アイテムとしてよく使われるが、実は高い消臭効果も期待できるのだ。重曹は加湿器だけでなく、リビングやキッチン周りなどさまざまな場所で使えるので、常備しておくと便利だろう。

重曹を使った掃除の手順

まず、洗面台またはバケツに加湿器のフィルターやパーツが浸るくらいのぬるま湯を入れ、大さじ4杯の重曹を加えて混ぜる。できあがった重曹水にフィルターやパーツを入れ、1時間以上浸け置きする。時間がたったら水で洗い流し、しっかり乾燥させたら完了だ。基本的にはクエン酸を使った掃除方法と同じなので、こちらも覚えておこう。

5. 加湿器のカビ防止対策

加湿器のタンク
最後に、加湿器のカビ防止対策もいくつか紹介する。普段からカビの発生に気をつけながら、よい状態で加湿器を使うことを心がけたい。

タンクの水を放置しない

タンクの水は放置せず、毎日入れ替えるのがカビ防止対策のポイントだ。使い切らなかった場合は速やかに水を捨て、タンクをよく乾燥させること。雑菌が繁殖しやすい環境を作らないのが重要である。

定期的に掃除する

加湿器の使用頻度に合わせ、定期的に掃除することも習慣にしておきたい。水垢がたまる前に掃除しておけば、掃除の手間がかからない。クエン酸や重曹も活用しながら、加湿器を常に清潔な状態で保とう。また、週に1回は酸素系漂白剤で洗浄もしておけば、カビ防止対策に効果的だ。

ミネラルウォーターは使わない

身体によいイメージがあっても、加湿器の給水にミネラルウォーターを用いるのはNGである。水道水には殺菌作用のある塩素が若干含まれているが、ミネラルウォーターは塩素処理がされておらず、加湿器には適していない。カビや雑菌が繁殖する恐れがあるため、加湿器の給水には水道水を使うことを覚えておこう。

結論

加湿器は使用状況によっては、意外にもカビが発生しやすいことを知ってもらえただろう。加湿器のカビが原因で体調を崩してしまうことがないよう、本記事で紹介した掃除方法や対策方法を参考に、加湿器を清潔に使うことを意識してほしい。ただし、加湿器の種類によってはクエン酸や重曹が使えない場合もあるため、必ず事前に確認しよう。
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  • 更新日:

    2023年1月26日

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