目次
- 2018年 6万7,322円
- 2019年 6万6,293円
- 2020年 5万2,096円
1. ガソリン代の平均はどれくらい?

ガソリン代について、世帯平均支出はどのようになっているのだろうか。総務省の統計(※1)では以下のとおりだ。
年度によって異なるが、ガソリン代の平均支出額は6万円前後といえる。しかし、世界情勢の不安、エネルギー不足などによって、ガソリン代は確実に値上がり傾向にある。
ガソリン代を節約する方法
【車の燃費を向上させる】
ガソリン代を節約する方法として、車の燃費を向上させることが挙げられる。燃費とは、ガソリン1Lでどれくらいの距離を走行できるかをあらわす数字だ。1Lで走れる距離が長ければ長いほど「燃費がいい車」といえる。
【ガソリンの単価を下げる】
ガソリン価格は、ガソリンスタンドによって多少変わってくる。ガソリンスタンドには、フルサービスとセルフサービスがあるが、サービスや人件費などの削減によりセルフサービスの方が安くなる。ゴミ捨てや窓拭きなどのサービスを受けたいときは、フルサービスのガソリンスタンド、とにかくガソリン代を節約したいときには、セルフサービスと使い分けてもいいだろう。
2. ガソリン代の節約術 | 燃費向上編

ガソリンの燃費は車を購入したときから決まっている。しかし、あきらめることはない。そのほかにも燃費を向上させる節約方法があるので紹介しよう。
車を整備する
【タイヤの空気圧を適切にする】
タイヤの空気圧を適切にすることでガソリン代が節約できる。車のタイヤは適正空気圧というものが決まっており、それよりも低くなると走行中にタイヤがたわんでムダな抵抗力が生まれるため、燃費が悪くなってしまう。タイヤの空気は自然と抜けてしまうので、月に1回はタイヤの空気圧を点検して調整する必要がある。
【エンジンオイルを交換する】
エンジンの部品同士の摩擦を減らす役割のあるエンジンオイルは、汚れてくるとエンジン性能が落ちてしまう。エンジン性能が落ちると同時に燃費も悪くなる。エンジンオイルの交換頻度はメーカーによって異なるが、1年に1度、あるいは15,000kmごとを目安にしよう。そのとき、オイルフィルターの状態も点検しておくといいだろう。
【余計な荷物は降ろす】
車の中に荷物を置きっぱなしという方は多い。たとえば、週末にゴルフを楽しむという方は、重いゴルフバックをその都度降ろしたり、載せたりするのは億劫だろう。しかし、重い荷物をそのまま載せて走行した場合、燃費が悪くなることがわかっている。ガソリン代の節約のためには、余計な荷物はこまめに降ろすようにしよう。
エコドライブを意識する
【エアコンの使用を控える】
カーエアコンの使用により、燃費が1割程度悪くなるといわれている。とくに冷房や除湿を使うと、コンプレッサーを動かさなくてはならない。そのぶん、ガソリンも消費される。できるだけ冷房を使わない工夫をすることで、ガソリン代を節約することができる。たとえば、車を運転する前に窓を全開にしておく、日陰に駐車する、日よけアイテムを駆使するなどだ。
【エンジンを空ぶかししない】
ガソリン代を節約するなら、今日から車を空ぶかしする習慣をやめよう。エンジンを回転させるため、当然ガソリンを使うことになる。1mmも移動していないうえ、車にとっても周囲の人にとってもいいことはないといえる。
【急発進や急停車をしない】
急発進・急停車を避けるのもガソリン代を節約する方法だ。アイドリングの状態から急発進するとそれだけでムダなガソリンを消費する。停車するときも同じだ。急発進・急停車は、車の運転に余裕がないからだ。事故の原因にもなるのでやめよう。
【エンジンブレーキで減速する】
車を止めるときには、止める場所までの距離を目測しながら早めにエンジンブレーキで減速すると、ガソリン代の節約に効果がある。ただし安全のため、すぐにブレーキが踏める態勢にしておくことが大切だ。
【アイドリングしない】
ちょっとの間だからとエンジンをかけっぱなしにする「アイドリング」は、ガソリンをムダに使っていることになる。5秒以上の駐停車では、アイドリングを控えた方がガソリンの節約につながる。
3. ガソリン代の節約術 | ガソリンスタンド編

ガソリンを給油するときに利用するのがガソリンスタンドだ。何気なく利用しているかもしれないが、ガソリンスタンドにもガソリン代を節約するポイントがあるので紹介しよう。
セルフのスタンドで給油する
ガソリンスタンドには、フルサービスとセルフサービスがある。フルサービスは、スタッフが給油してくれて、窓拭きやゴミの処分などをしてくれるスタンドだ。頼めば、タイヤの空気圧も測って調整してもらえる。しかし、その分人件費やサービス代がかかる。ガソリン代の節約をしたければ、セルフサービスを利用しよう。1Lあたり5円安ければ、50Lで250円の節約となる。
ガソリンスタンドの会員になる
ガソリンを給油するスタンドが決まっている場合には、そのガソリンスタンドの会員になることでガソリン代が節約できる。会員割引や会員価格によって、数円安くなるからだ。決まったガソリンスタンドがないという方は、石油元売り会社を同じにしておくと、ガソリン代の節約になる。
節約になる支払い方法を選択する
ガソリン代の支払いはどのように行っているだろうか。支払方法によっては、ガソリン代を節約することができる。たとえば、石油元売り会社の会員になれば、会員価格になる。会員カードのクレジット機能を利用すると、さらに安くなることもある。そのほかアプリでクーポンを発行するなどすれば、より一層ガソリン代の節約につながるだろう。
結論
ガソリン代を節約するためには、車の燃費を向上させることとガソリンの単価を下げることがポイントとなる。燃費の向上のためには、タイヤの空気圧、エンジンオイルなど車を整備することが大切だ。またガソリンの単価を下げるために、セルフでの給油や会員による割引などを利用しよう。これからますますガソリンの高騰が懸念される。できるだけ工夫をしながらガソリン代を節約しよう。
(参考文献)
※1出典:総務省統計局「家計調査(家計収支編) 時系列データ(二人以上の世帯)」