目次
1. タオルがごわごわになる原因

ふわふわのタオルに戻すためには、まずタオルがかたくごわごわになる原因を押さえておくことが肝心だ。原因は主に4つあるので、心当たりがある人は使い方・洗い方・乾かし方を今一度見直してみてほしい。
タオルのふわふわ感が損なわれる4つの原因
【長年使っている】
タオルは長年使いこむうちにパイルが立ちにくくなっていき、ごわごわした感触になりやすい。そのためタオルは消耗品だと心得よう。たとえばホテルで使われるタオルは、30回ほど洗濯したら交換されるケースが多い。この基準を目安にするなら、週に1回洗濯する場合は7~8ヶ月で交換することになる。とはいえこの例はホテルのものなので、家庭ではもう少し長く使っても問題ないだろう。
【洗濯物が多すぎてパイルが傷ついた】
洗濯機に洗濯物を詰め込みすぎると、ほかの衣類と摩擦が起きてパイルが傷つきやすくなる。また洗濯物が多いと水が隅々まで届きにくくなり、流せなかった洗剤や柔軟剤がパイルに残って、タオルがごわごわした触感になる場合がある。
【洗剤と柔軟剤の入れすぎ】
洗剤や柔軟剤を入れすぎたケースでも、タオルがごわつきやすくなる。そもそもタオルに柔軟剤を使うのはあまりおすすめできない。柔軟剤はタオルの繊維をコーティングするため、吸水力が落ちてしまう。必然的に手や体を拭く回数が増えることになるのだ。つまりふわふわなタオルに戻そうとして、洗剤や柔軟剤をたっぷり入れるのは逆効果といえる。
【乾かし方が誤っている】
タオルはそのまま乾かすと、洗濯機で洗った際につぶれたパイルが立ち上がらず、ごわごわに仕上がりやすい。また長時間天日干しするのも、乾燥しすぎや紫外線の影響で生地が傷みやすくなる。正しい乾かし方は次の章で解説するので要チェックだ。
2. タオルのふわふわ感を復活させる方法

ここでは、タオルをふわふわにする戻し方を紹介する。いずれも簡単にできる戻し方ばかりなので、ごわついたタオルでトライしてみよう。
タオルをふわふわにする5つの戻し方
【たっぷりの水で洗濯する】
十分な水で洗濯することで、タオルのパイルが傷つきにくくなる。標準の設定で洗っている場合は、水量を手動で多めに調整してみよう。また洗濯する前にタオルをぬらしておくと、洗濯機の水を吸いにくくなり、たっぷりの水で洗うことにつながる。
【パイルを起こしてから干す】
タオルを乾かす際にパイルを起こすとふわふわに仕上がりやすい。洗ったタオルの端を持って数回ほどパタパタ振ると、パイルに空気が含まれて起き上がりやすくなる。また干す場所は、風通しのよい日陰が理想的だ。
【洗濯ネットに入れて洗う】
タオルのパイルがほかの洗濯物とこすれないよう、洗濯ネットに入れて洗うのも有効な戻し方だ。とくに洋服の装飾やシャツのボタン、パーカーのチャックなどがこすれるとダメージになりやすいので気をつけよう。
【乾燥機を使って乾かす】
長年使いこんでごわごわになったタオルには、乾燥機を使う戻し方が適している。乾燥機はタオルを回しながら温風を送るため、繊維に空気をたっぷり含ませることができ、除菌、脱臭効果にも期待できる。ドラムが大きい乾燥機を選ぶとなおよいだろう。
【洗剤や柔軟剤は適量を守る】
洗剤や柔軟剤を使う際は適量を守ろう。洗剤や柔軟剤を入れすぎるとタオルのパイルに成分が残りやすく、ごわつきの原因となるためだ。本来なら柔軟剤は使わないのが望ましいが、タオルだけ別で洗濯するのが大変な場合などは使用量に注意したい。
3. ふわふわ感が心地よいおすすめタオル3選

最後に、ふわふわ感が心地よいおすすめタオルを3選ピックアップした。ふわふわのタオルでバスタイムを優雅に過ごしたい人や、気持ちよく手を拭きたい人はチェックしよう。
ハートウエル「うさぎのもふもふにうもれてみませんか? バスタオル」
うさぎのふわふわな毛並みをイメージした、ボリュームのあるバスタオル。空気をしっかり含んだ極細の無撚糸を使い、ふんわり仕上げた。カラーはホワイト・ブラウン・イエロー・ピンクの4色展開で、箱入りのためギフトにもおすすめだ。
sensui「日本製 大阪泉州タオル ミニバスタオル」
小さめのバスタオルで、洗濯物をコンパクトにしたい人に向いている。良質な綿花を採用しているほか、洗いの工程では和泉山脈の天然水を使い、ふわふわな質感を実現した。マイクロカプセル化したヒノキオイルを付着させ、抗菌防臭効果があるのもうれしい。
丸山タオル「今治タオル 雲ごこち フェイスタオル」
言わずと知れた王道ブランド、今治タオルのフェイスタオル。吸水性に優れた超長綿を使い、ふわふわとしなやかな手触りに仕上げている。パイルの毛足が約5mmと長いのも特徴だ。つややかな見た目も高級感があり、上質なタオルを使いたい人に向いている。
結論
使いこんだタオルをふわふわにする戻し方は、洗剤を入れすぎないこと、たっぷりの水で洗うこと、洗濯ネットを使うことなどが挙げられる。乾かし方にもコツがあり、タオルを振りさばいてパイルを立ててから干すのが望ましい。ごわついたタオルの洗濯・乾燥にひと工夫加え、ふわふわした触り心地を復活させよう。