目次
1. 空き巣に狙われやすい家の特徴とは?

空き巣に狙われやすい家には、共通の特徴がある。一軒家とマンション・アパートに分けて、詳しい特徴をまとめた。
一戸建ての場合
一戸建ての場合、死角が多い家が空き巣に狙われやすい。例えば、庭木が家を隠していたり、塀が高かったりする家は、周りから犯行が見えにくくなる。お勝手口が人目につきにくい場所にある家も注意が必要だ。
空き巣対策のために立地をあわせて確認しよう。人通りが少ない場所や、道路から離れた場所にある家は狙われやすい。大きな音がする線路沿いは、窓を割って侵入するのに都合がよいだろう。
あとは留守が多かったり、2階に簡単に登れたりする家は、空き巣に狙われやすい。壁や塀などの足場があれば、2階のベランダやバルコニーの窓から簡単に侵入できる。このような条件にあてはまる一戸建ては、空き巣のターゲットになりやすい。
マンション・アパートの場合
マンションやアパートの場合、低階層のほうが空き巣に狙われやすい傾向がある。部屋が1階や2階にあるなら、とくに注意が必要だ。一方で屋上からロープで降りる「下がり蜘蛛」といった手口もあるため、最上階でも安心はできない。
玄関が外から見えにくかったり、ベランダに目隠しがあったりする家なら注意する。管理人がいない、防犯カメラがないなど、防犯対策が不十分なマンションやアパートは狙われやすいので注意しよう。
なお、マンションやアパートでは、住人と不審者の区別がつきにくい。オートロックであっても、住人の後ろに付いて侵入する手口がある。新しいマンションやアパートは近隣住民の顔を知らないことがあり、空き巣の侵入を見逃してしまうケースは多い。
2. 空き巣に狙われやすい時間帯は?

空き巣対策として、狙われやすい時間帯を知っておくことが重要だ。とくに警戒すべき時間帯を解説する。
午前0時~4時に侵入されやすい
人が寝静まった午前0時~4時の時間帯は、空き巣に狙われやすい。就寝中に侵入する「忍び込み」といった手口もあるので、注意が必要だ。ドアや窓の鍵が閉まっているか、就寝前に確認する習慣をつけよう。
ほかにも、空き巣は人のいない時間帯を狙って侵入する。仕事や学校などで、いつも同じ時間帯に家を空ける場合は注意が必要だ。郵便物がたまっている、昼間でもカーテンが閉まっている、洗濯物が干しっぱなしなど、不在が分かりやすい家も狙われやすい。
3. 空き巣に狙われにくくするための防犯対策

空き巣の被害を防ぐためには、日頃からの対策が必要だ。狙われやすい家で実践したい、3つの対策を紹介する。
鍵を二重にする
防犯対策として「ワンドア・ツーロック」を取り入れよう。空き巣は侵入に5分以上かかったら、ほかの家に移動するとされている。1つの窓やドアに2つの鍵を取り付けることで、侵入までの時間を稼げるのだ。
二重ロックタイプの鍵に変えたり、補助錠を追加したりすることで、空き巣に狙われにくい家になる。ピッキングやサムターン回し対策に効果的な鍵もあるため、ぜひチェックしてほしい。防犯窓や防犯フィルムを活用するのもおすすめだ。
防犯カメラを置く
空き巣が入りにくい家にするには、死角を作らないことが重要だ。犯人の姿を記録できるのはもちろん、抑止効果も期待できる。道路から見えない場所や、侵入経路になりそうな場所に、監視カメラを取り付けよう。
玄関や裏口、窓、そのほかの死角になっている場所に設置するとよい。一方で監視カメラが多すぎると、近隣住民に不安を与える恐れがある。トラブルが発生しないように注意することが大事だ。なお、より高い防犯効果を期待するなら、ホームセキュリティーの導入を検討してほしい。
センサーライトや砂利を置く
センサーライトを設置すれば、空き巣が侵入したときに明るく照らせる。空き巣被害が多い夜の防犯対策として効果的だ。空き巣が通りそうな侵入経路に設置するとよい。
踏むと音がする防犯砂利を取り入れてもよいだろう。大きな音がなる防犯砂利を選ぶと、より高い効果を期待できる。ほかには外出時には電気をつけておく、洗濯物は家干しするなど、留守を気づかせないための対策をするのも効果的だ。
結論
空き巣に狙われる家には、死角が多いなどの特徴がある。基本的な知識を知っておけば、盗難被害に遭うリスクを減らせるだろう。一戸建てとマンション・アパートに分けて狙われやすい家の特徴を紹介したので、ぜひチェックしてほしい。鍵を二重にする、防犯カメラを設置するなど、空き巣対策を実践することが重要だ。