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結露を防ぐ簡単な対策とは?窓ガラスに付く水滴を防止する方法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年1月10日

簡単な対策を実践すれば結露は予防できる。カビや腐食を防ぐために、効果的な方法をチェックしておこう。この記事では、結露を防ぐ簡単な対策を7つ紹介する。結露の原因や主な被害、発生した場合の対処法とあわせてまとめた。

  

1. 結露が発生する原因とは?

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結露の原因は空気中に含まれる水蒸気だ。空気が含むことができる水蒸気の量(飽和水蒸気量)は、温度によって変化する。温度や湿度が高ければ多くなり、低いほど少なくなるのだ。
暖かい空気が冷えると、含むことができる水蒸気の量が少なくなる。冷たい外気の影響を受ける窓ガラスによって、暖房で暖まった空気が冷やされると結露が発生。水滴となって窓ガラスに付着する。

結露がおよぼす被害

結露が発生すると、窓ガラスの周りに水がたまる。水分を好むカビが発生しやすく、放置すると繁殖して被害は広がるだろう。さらにカビをエサにダニが発生することがある。カビやダニはアレルギーの原因になるので、注意が必要だ。
結露が窓周りの壁紙や窓のサン、フローリングに付着するケースは多い。腐食によりシミができたり、耐久性低下の原因になったりする。湿った木材を好むシロアリをまねく可能性があるので注意。このように結露を放置するとさまざまなリスクが発生するため、簡単にできる対策を実践しよう。

2. 結露を防ぐ簡単な対策

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結露防止に効果がある簡単な対策を紹介する。無料でできる方法と、結露対策グッズを使った方法についてまとめた。

無料でできる結露対策

【定期的に換気する】
換気をして水蒸気の多い空気を排出する簡単な対策だ。窓を2箇所あけて空気の通り道を作れば、効率よく空気を入れ替えられる。調理中や部屋干し中は湿気が発生するので、換気扇を回してほしい。
室温を下げたくない場合は換気方法を工夫する。一方向の窓を少しだけあけて常時換気する、暖房器具の近くの窓をあけるなどの方法で、温度の低下を抑えられるだろう。
【室温を高くしすぎない】
室内と屋外の温度差が大きいほど結露はできやすい。室温の上げすぎに注意しよう。上着を1枚はおれば、暖房の設定温度を下げやすくなる。とはいえ下げすぎると寒いので、適温になるようにコントロールすることが大事だ。
また、湿度を上げすぎるのはNGだ。40%~60%くらいを保つようにする。ガスファンヒーターや石油ストーブは水蒸気を発生させるので、エアコンやオイルヒーター、電気ストーブを活用するとよい。
【観葉植物や水槽の置き場所を変える】
観葉植物や水槽、花瓶からは水蒸気が発生する。結露の原因になるので、窓の近くに置くのは避けてほしい。換気扇のドアの近くなど、空気が簡単に入れ替えられる場所を選んで置こう。

結露対策グッズを使う

【サーキュレーターを使う】
サーキュレーターを使用して、空気を循環させる対策だ。窓に向かって空気を送ることで、湿気を含んだ空気が停滞するのを防げる。天井付近にたまった暖かい空気が部屋に行き渡るため、暖房の効率もよくなるだろう。ちなみにサーキュレーターの代わりに扇風機を使ってもOKだ。
【除湿機を使う】
サーキュレーターを使用して、空気を循環させる対策だ。窓に向かって空気を送ることで、湿気を含んだ空気が停滞するのを防げる。天井付近にたまった暖かい空気が部屋に行き渡るため、暖房の効率もよくなるだろう。ちなみにサーキュレーターの代わりに扇風機を使ってもOKだ。
除湿機を使えば、結露の原因になる空気中の湿気を簡単に除去できる。室内干しした洗濯物を、速く乾かしたいときにもおすすめだ。一方で湿度が低すぎるのはNGなので、40%~60%くらいを保ってほしい。押し入れやクローゼットの湿気対策には、専用の除湿剤を使用しよう。
【結露シートやテープを貼る】
窓ガラスに結露シート(フィルム)や吸水テープを貼るだけの、簡単な対策だ。発生した結露を吸い取る効果がある。オシャレなデザインの結露シートはインテリア性も高い。
なお、寝る前に窓のレールに新聞紙を挟んでおき、朝になったら外して捨てる方法がある。結露でぬれた新聞は窓拭きに活用しよう。インクの成分で窓ガラスがピカピカになる。
【熱シートを貼る】
断熱シートを窓ガラスに貼れば、結露の原因になる冷気対策が簡単にできる。外気の影響を受けにくくなるため、冷暖房の効率アップになるだろう。
窓のサイズにカットして貼り付けるタイプが一般的だ。UVカットなどの機能が付いた断熱シートもあるので、ぜひチェックしてほしい。

3. 結露が発生してしまった際の対処法

ワイパー
簡単な対策を実践しても、結露を完全に防ぐのは難しい。放置するとカビの原因になるので、早めに対処することが重要だ。

こまめに水気を拭き取る

窓ガラスに結露が発生したら、乾いた布でしっかりと拭き取る。サッシやゴムパッキンに付着した水滴も、念入りに拭いてほしい。
また、簡単に窓ガラスの結露が除去できる、スクイージーがあると便利だ。タオルを下に敷いておけば、スクイージーで集めた水を効率よく吸い取れる。

カビが発生したら除去する

窓ガラスやサッシにできたカビは、拭き取るだけで除去できることが多い。それでも落ちない場合は、消毒用アルコールもしくは泡タイプのガラス用洗剤を活用する。
パッキンに発生したカビは、カビキラーなどのカビ取り剤で除去しよう。液垂れしにくいジェルタイプがおすすめだ。ただし、カビ取り剤は強力なので、使い方や注意点をよく読んでから使用しよう。

結論

結露を放置するとカビや腐食の原因になる。日頃から簡単な対策を実践して、結露を防ぐことが重要だ。定期的に換気をする、結露対策グッズを使用するなど、おすすめの方法をチェックしておこう。また、結露が発生した場合はこまめに水滴を拭き取る。カビが発生
したら、消毒用アルコールやカビ取り剤を使用して除去してほしい。
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  • 更新日:

    2023年1月10日

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