目次
- クエン酸小さじ1
- 水100ml
- 空のスプレー容器
- 布
- 重曹小さじ2
- 水500ml
- 空のスプレー容器
- 布
1. お風呂の鏡が曇る原因とは?

ここではお風呂の鏡が曇る原因について解説する。
浴室内と鏡の温度差が原因
浴室の鏡が曇るのは、室温とお風呂場の温度差と空気中の水分が原因だ。湯船やシャワーのお湯から発生する湯気がガラスに付着して曇ってしまう。鏡についた湯気の水滴がとても小さいため光を反射して曇ったように見えるのだ。コップに冷たい水を入れると水滴がつくのと同じ現象である。
2. 鏡の曇り止めに使える裏技

次に鏡の曇り止めに使える裏技を紹介する。
液体のりを使う
鏡の曇り止めに使える裏技に液体のりを塗る方法がある。のりに含まれる成分「ポリビニルアルコール」が小さな水滴を水の膜に変えて曇りを止めてくれるのだ。手順は簡単で、乾いた鏡に液体のりを塗りシャワーでお湯をかける。のりとお湯を手で混ぜるようにして鏡全体に広げたあとにキッチンペーパーで拭き取るだけだ。数日~1週間程度は効果があるので試してほしい。
ボディソープやシャンプーを使う
お風呂にあるボディソープやシャンプーで鏡の曇り止めができる。入浴中、鏡を使いたいときにボディソープを手に取り、鏡に塗ってシャワーをかけるだけだ。これは一時的に見えるようになるだけで長期間の効果はない。お風呂に入っているときに鏡の曇り止めをしたいときの裏技として使うとよいだろう。
歯磨き粉を使う
歯磨き粉も鏡の曇り止めの裏技として使えるアイテムだ。歯磨き粉に使われる研磨剤が、曇りに加えて鏡の汚れを落としてくれるのもうれしい。乾いたぞうきんやタオルに歯磨き粉を適量つけて鏡を磨き、シャワーでよく洗い流す。水滴を拭けば完了だ。鏡は乾いた状態のときに作業をすると効果が高いので、お風呂を沸かす前にやってみてほしい。
3. 鏡の曇り止めをする前に掃除が必要

鏡の曇り止めに使える裏技を紹介したが、作業をする前にはきちんと掃除をすることが必要だ。鏡の汚れを落とす方法を解説しよう。
水垢の掃除方法
鏡についている汚れは通称ウロコ汚れという。水道水が蒸発して炭酸カルシウムが残って固まったものだ。アルカリ性の汚れには酸性の洗剤を使うとよい。汚れが軽い場合は、クエン酸や酢でキレイに落とせるので試してほしい。ここではクエン酸水を使用した掃除方法を紹介しよう。
【用意するもの】
手順はクエン酸と水をしっかり混ぜてクエン水を作り、スプレー容器に移すだけと簡単だ。作ったクエン酸水を布にスプレーして鏡を拭いてから、水でぬらした布で拭き取る。最後にしっかり乾いた布で鏡を拭けば掃除完了だ。
クエン酸水を使って掃除をする際にはいくつか注意点がある。曇り止め加工された鏡は酸性の液体をつけると効果が失われる可能性がある。自宅のお風呂の鏡に曇り止め加工がされてあるか確認してから作業してほしい。また、蛇口などの金属部分に液がつくとさびてしまうため、液だれには注意が必要だ。さらに、クエン酸水が残ったまま塩素系漂白剤を使用すると、有毒ガスが発生してしまう。危険なのでクエン酸水はきちんと拭き取ろう。
皮脂の掃除方法
鏡についている汚れには皮脂汚れもある。皮脂汚れは酸性のためアルカリ性の洗剤を使うと中和され落ちやすいだろう。おすすめは重曹を使って落とす方法だ。
【用意するもの】
手順は重曹と水をスプレー容器に入れしっかり混ぜる。重曹スプレーを作ったら鏡にスプレーしてしばらく時間をおいてから拭き取る。
結論
鏡の曇り止めの裏技をいくつか解説したが、家にあるもので簡単にできることが分かった。曇り止めを行う前に鏡の掃除をすることが必要だ。掃除のときに酸性の洗剤などを使う場合は注意点を守って安全に作業をしていただきたい。鏡はゴシゴシこすると傷がついてしまう。汚れの性質を理解し、汚れを中和して浮かせれば、力を入れずに落とせるだろう。