目次
1. スマホは掃除が必要?

手で直接で触れるスマホは衛生面が心配だ。掃除方法の前に、お手入れの必要性をチェックしておこう。
表面は雑菌の温床になっている
スマホには皮脂や汗などのさまざまな汚れが付着する。人が使用した手すりや食べ物などを触った手で使用するため、汚れや雑菌、ウイルスなどが移りやすい。汚れたテーブルに置いたり、トイレで使用したりすることもあるだろう。
クシャミなどの飛沫が付着するケースも多く、掃除をしていないスマホはとても不衛生な状態で、雑菌の温床になりやすい。トイレの便座より多くの雑菌が付着しているといったデータもある。
手をこまめに洗っていても、雑菌だらけのスマホに触ってしまえば意味がない。そのまま食事をすれば、雑菌が口に入るリスクもあるだろう。不衛生なスマホを使用するのは健康面でリスクがある。正しい掃除方法をチェックして、清潔に保つことが重要だ。
2. スマホの正しい掃除方法とは?

スマホを清潔に保つための、正しい掃除方法を紹介する。間違った掃除方法とあわせてまとめた。
スマホのNGな掃除方法
【液晶画面をティッシュで拭く】
ティッシュペーパーでは、スマホの画面に付着した油汚れや雑菌は落とせない。逆に広げてしまうケースもあるので、注意が必要だ。食べカスなどの大きなゴミは落とせるが、画面に繊維が残ることもある。
【アルコールで除菌する】
アルコールウェットティッシュでスマホを拭くのは、NGな掃除方法だ。ガラス表面の劣化や故障の原因につながるので、使用は控えたほうがよい。
一方で、一部のメーカーでは、少量のアルコールであれば使用できるケースがある。メーカーによって推奨している掃除方法は異なるので、事前に確認しておくと安心だ。
【端子部分をほじくる】
スマホの端子部分を綿棒や歯ブラシなどでほじくると、内部を傷つけてしまう可能性がある。故障の原因になるのでNGだ。端子部分にたまったほこりや汚れは、正しい掃除方法でキレイにしよう。
【水洗いしない】
スマホは電子機器なので水に弱い。防水加工がされているスマホでも、水洗いはできないので注意が必要だ。端子部分に水が入り込めば、腐食して故障の原因になるだろう。一方で、食器用中性洗剤などを使って水洗いができる機種も登場している。正しい洗い方を説明書で確認したうえで水洗いしてほしい。
スマホの正しい掃除方法
【クリーニングクロスで拭く】
柔らかいクリーニングクロスなら、画面を傷つけることなく掃除ができる。サッと拭くだけでよいため、日頃のお手入れにおすすめだ。繊維が細かい、スマホ専用のクリーニングクロスを選ぶとよいだろう。
ただし、汚れたクリーニングクロスでスマホを拭いても、キレイにはならない。中性洗剤を使用して、こまめに洗うことが重要だ。洗い替え用のクリーニングクロスを複数枚用意しておくとよい。
【専用のウェットティッシュで拭く】
液晶用のウェットティッシュを使用する掃除方法だ。クリーニングクロスで落ちない汚れ落としに活用しよう。繊維が細かいため画面を傷つける心配がなく、拭き取り跡もつきにくいのでおすすめだ。
【接続部分は綿棒で掃除する】
スマホの接続部分は、綿棒で優しく掃除する。力の入れすぎに注意しながら、ホコリや汚れをかき出すのが掃除方法のポイントだ。奥に入れすぎると故障の原因になるので気をつけよう。
綿棒で届かない場所に汚れが入り込んだときは、ブロアーを使った掃除方法を試す。風を吹きかけることで、内部の埃を取り除こう。エアダスターは風が強くて部品の負担になるため、スマホへの使用は避けたほうがよい。
3. スマホ内部の掃除方法とは?

スマホ内部のデータが増えると、動作が遅くなるので掃除が必要だ。空き容量を増やす掃除方法を紹介しよう。
連絡先や写真を整理する
不要な連絡先や写真を整理することで、空き容量を増やせる。連絡を取らなくなった相手や、失敗した写真は削除しよう。削除することに抵抗があるなら、PCに移したりクラウドに保存したりするのがおすすめだ。
使わないアプリは消す
使用していないアプリはアンインストールしよう。削除できないアプリでも、停止させることで動作が軽くなることがある。一方で、一部のアプリは消したり無効にしたりすると、動作が不安定になるので注意が必要だ。詳細がわからないアプリは削除しないほうがよい。
キャッシュを削除する
キャッシュとは、アプリの動作のために一時的に作成されたデータだ。起動の際に読み込むデータが少なくなるため表示が早くなるが、スマホの容量を圧迫することがある。定期的に削除しておくことで容量に空きが増えて、動作も軽くなるだろう。
結論
さまざまな汚れが付着するスマホは、雑菌の温床になりやすい。清潔に使用するためには、正しい掃除方法を確認しておくことが大事だ。トラブルを避けることにつながるので、間違った掃除方法もあわせてチェックしておこう。また、スマホの内部を掃除すれば空き容量を増やせる。不要なアプリやキャッシュは定期的に削除してほしい。