目次
- マスクの上下と表裏を確認する
- 顔にあてたらノーズフィッターを鼻の形にあわせて曲げる
- マスクのプリーツを広げて下側をアゴの下まで伸ばす
- 顔にフィットさせつつゴム紐を耳にかける
- 耳にかけたゴム紐をもってマスクを外す
- マスクをビニール袋に入れて密封したら処分する
- 石鹸やハンドソープを使って手をよく洗う
1. マスクの上下や表裏の見分け方

マスクの付け方の基本として、表裏と上下の見分け方を解説する。間違ってつけると効果が薄くなるので、付け方の基本としてチェックしておこう。
マスクの上下の見分け方
マスクはノーズフィッター(ノーズピース)がついている方が上だ。硬いワイヤーが入っている方が上(鼻側)、と考えるとわかりやすいだろう。上下を逆にしないように付け方に注意してほしい。
また、プリーツ(ヒダ)が一方方向の場合は、下向きになるようにつける。こうすることで花粉やウイルス、ホコリがマスクの上(段になる部分)にたまりにくくなるわけだ。
マスクの表裏の見分け方
マスクの表裏は種類によって異なる。ガーゼ(平型)には表裏がないため、どちらでつけてもよい。立体マスクは、ひらいたときに山型になるほうを表にするのが正しい付け方だ。
プリーツ型マスクの場合は、説明書に書いてある付け方で表裏を確認してほしい。説明が記載されていないときは、プリーツの形に注目しよう。
プリーツが一方向の「階段式マスク」は、プリーツが下向きになるほうが表になる。プリーツを開いたとき真ん中が高い「オメガ式マスク」なら、山型になるほうを表にするのが正しい付け方だ。
2. マスクの間違った付け方とは?

マスクの効果が薄くなるので、間違った付け方には注意したい。NGな付け方を、あらかじめ確認しておくことが重要だ。
鼻や口が出ていたり隙間があったりする
マスクから鼻や口が出ていると、飛散物から保護できない。装着する意味がなくなるので、NGな付け方だ。鼻と口が出ないように、しっかりとおおっておく必要がある。
頬や鼻、あごの周りに隙間があると、そこからウイルスが入り込む。感染対策としては不十分だろう。正しい付け方をマスターして、ピッタリと密着させることが重要だ。
また、顔とマスクのサイズがあっていないと、隙間ができやすい。サイズを測る際には、まず親指と人差し指でL字を作り、耳の付け根の一番高いところに親指を、鼻の付け根から1cm下に人差し指をあてよう。
親指と人差し指の間を定規で測れば、マスクのサイズの目安になる。9~11cmは子ども用、10.5~12.5cmが小さめ、12~14.5cmならふつう、14cm以上であれば大きめのサイズがおすすめだ。
古いマスクを使い続けている
ウイルスに汚染されている恐れがあるため、古いマスクは再利用ができない。衛生面でも問題があるので、1回使用したら新しいマスクに交換しよう。アルコール消毒したものでも再利用はNGだ。
使い捨てマスクはすぐに処分して、洗える布マスクは洗濯しよう。くしゃみや咳をする人と接触した場合や、マスクの表面を触ってしまったときもできるだけ交換してほしい。予備用に個包装のマスクを用意して、持ち歩くとよいだろう。
3. マスクの正しい付け方と外し方

マスクの正しい付け方と外し方をまとめた。耳が痛くなりにくい付け方も紹介するので、ぜひ参考にしてほしい。
【マスクの付け方】
マスクを清潔に使用するために、触る前の手指をキレイに洗っておくとよい。隙間がないように装着するのが、付け方のポイントだ。
【耳が痛くなりにくい付け方】
マスクをつけるとき、軽く2~3回ほどゴム紐を伸縮させよう。それからゴム紐に指を入れて、輪を作るように広げながら耳に装着してほしい。
耳にかけたゴム紐に指を通して、下から上に持ち上げながら耳の負担が減るように調節する。なお、耳が痛くなりにくくなる専用のグッズもあるので、付け方とあわせてチェックしておこう。
マスクの外し方
使用後のマスクの表面には、ウイルスが付着している恐れがある。外すときは、なるべく本体に触らないように注意することが大事だ。
結論
マスクは正しい付け方で装着しないと、あまり効果がない。まずは表裏と上下の見分け方をチェックしよう。上下はノーズフィッターを、表裏は形やプリーツを確認することで判別が可能だ。隙間があったり、古いマスクを使い回したりするのは間違った付け方なので避けよう。正しい付け方と外し方の手順を解説したので、ぜひマスターしてほしい。