2023年1月28日目次
1. 隙間テープとは？
隙間テープとは、本来なら窓のサッシやドアにできる隙間をふさぐためのものだ。柔らかいスポンジやフワフワとしたモヘア素材にテープがついていて、隙間を埋めるのに使われる。窓やドアに隙間ができていると冷たい風が入り込んで室温を下げたり、部屋の暖かい空気が逃げたりしてしまう。隙間テープを使うと室温を快適に保ちやすく、光熱費の節約にも役立つのがメリットだ。
隙間テープの種類
隙間テープは主に、スポンジタイプとモヘアタイプの2種類に分かれる。スポンジタイプは弾力性があるので、貼っても窓をしっかり閉められる。貼るのに適した場所は、窓サッシの横側にある「戸当たり」だ。窓の横から隙間風が入ってくる場合は、このスポンジタイプを選ぼう。
もう1つのモヘアタイプは、細かいブラシのような起毛素材がついていて、貼っても窓を動かしやすいのが利点だ。窓のレール部分など、窓を動かす際にこすれる部分に貼ろう。また水にも強いので、浴室ドアの隙間などに使うのにも適している。
2. 隙間テープの意外な活用法
隙間テープは隙間風が気になる場所はもちろん、汚れがたまりやすい場所に貼るのもおすすめだ。ここからは隙間テープの意外な活用法を5つ紹介する。
窓のサッシに貼る
窓のサッシには多くの溝があり、隙間もできやすい。窓から隙間風が入ってくるなら、サッシに隙間テープを貼って埋めよう。隙間風対策だけでなく、防音対策にもなるのがうれしい。
【貼り方】
隙間テープを貼る前に、窓のサッシをキレイに掃除しておこう。ホコリなどがついているとテープの粘着力が落ちやすくなってしまう。また、隙間テープを貼っても窓がきちんと閉まるか、確認しながら貼るのもポイントだ。最初に隙間テープを少しだけカットし、サッシの溝に置いてドアが閉まるか確かめてみよう。貼る際は隙間テープを溝にまっすぐ貼り、空気が入らないように上からテープをしっかり押しつけるとよい。
ドアに貼る
隙間テープをドアに貼ると、部屋の空気を外に逃がしにくくなる。室内のドアに貼るだけでなく、玄関のドアに貼ってもOKだ。外の騒音を軽減できるうえ、小さな虫が入ってくるのも防げるなどメリットが多い。
【貼り方】
隙間テープは隙間風が気になるドアの下部や、扉とドア枠が接する場所に貼ろう。ドアがきちんと閉まるかどうか確認するために、まずは小さく切ったテープを貼り、扉を開閉してみてほしい。問題なければ隙間テープをドアや枠にまっすぐ貼っていこう。
床下収納に貼る
床下収納がある家では、扉の溝部分に細かいゴミやホコリがたまりやすい。そこでおすすめなのが、隙間テープを床下収納に貼る活用法だ。隙間テープを使えば溝を埋められ、掃除が楽になるだろう。
【貼り方】
まずは床下収納の溝の幅を測っておこう。幅が合う隙間テープならちょうどよいが、大きい場合は適度なサイズにカットしてほしい。あとは隙間テープを床下収納の溝に貼っていけばOKだ。
便器と床の境目に貼る
便器と床の境目にはわずかな隙間があり、汚れがたまりやすい。この隙間に隙間テープを貼ると、汚れが入り込むのを防げて掃除が簡単になる。トイレの汚れは放置すると硬くこびりついてしまうので、隙間テープを活用して汚れを防ごう。
【貼り方】
便器と床の溝を埋めるように、隙間テープを貼っていこう。カーブに沿ってキレイな仕上がりになるよう、焦らずゆっくり貼るのがポイントだ。
キッチンの溝に貼る
キッチンのIHコンロの溝には、油が跳ねたり食べ物のカスが挟まったりしやすい。掃除を楽にするには、ここにも隙間テープを貼るとよいだろう。
【貼り方】
キッチンのIHコンロの溝に、隙間テープをまっすぐ貼ればOKだ。テープがよれないよう、ピンと張りながら少しずつ貼っていこう。この部分は汚れやすいので、汚くなってきたらこまめに交換するとよい。
結論
隙間テープの意外な活用法として、キッチン・トイレ・床下収納などの溝に貼るアイデアを紹介した。隙間テープは日光や水分によって劣化するので、ときどき状態をチェックして定期的に張り替えるのが望ましい。とくにドアは頻繁に開け閉めすることから、隙間テープが損耗しやすいので注意しよう。
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