目次
1. 一人暮らしの平均的な食費はどれくらい

「2021年度家計調査家計収支編(※1)」によると、単身世帯の食費平均は「3万8,410円」だ。ただし、食費の平均は性別や年齢によっても異なり、たとえば女性より男性の方が食費の平均は高い。
一人暮らしでかかる食費は平均で3~4万円くらいと考えよう。1ヶ月の収入の10%~15%が、理想的な食費とされている。月2万円に抑えたいなら、現在の食費を徹底的に見直そう。
食費を節約するなら自炊がおすすめ
外食が多いと食費が高くなる。食費節約をしたいなら自炊がおすすめだ。安い食材を活用したり、料理方法を工夫したりすれば、食費を月2万円に抑えることは可能だ。
ただし、無理な節約は続かない。極端に食事や食材を減らすと栄養不足などの原因にもなる。無理のない食費節約を実現するために、効果的な方法をチェックしてほしい。
2. 食費を月2万円に抑える節約方法

月2万円に抑える食費節約術を、買い物と料理、生活にわけて解説する。無理のない食費節約のために役立てよう。
食費を節約するコツ | 買い物編
【買い物に行く回数を減らす】
買い物の回数が多いと、無駄なものを買う確率が高くなりやすい。週に1~2回に抑えてまとめ買いするのが理想だ。予算や買う食材をあらかじめ決めてから、買い物にいくとよいだろう。
【コスパのよい食材を選ぶ】
コスパのよい食材を上手に取り入れるのが、食費節約のポイントだ。たとえば肉なら鶏胸肉やささみ、ひき肉、豚バラがあげられる。ほかにはたまご、豆腐、もやし、納豆、こんにゃく、パスタ麺、キャベツ、ジャガイモ、にんじんがおすすめだ。
【コンビニで買い物しない】
コンビニはスーパーと比較して価格が高い傾向がある。スイーツやホットスナックなど、余計なものも買ってしまうケースも多いだろう。食費を月2万に抑えたいなら、コンビニでの買い物はできるだけ避けてほしい。
食費を節約するコツ | 料理編
【大量に作って冷凍保存する】
食材を無駄にせずに使い切るためには、一度にまとめて作っておくのがおすすめだ。新鮮なうちに調理しよう。大量に作ったあとはジップロックに入れて冷凍保存すると、好きな時にすぐ食べられる。一方で水分が多い生野菜など、冷凍に不向きな食材もあるので注意が必要だ。
【品数を少なくする】
品数が多いと自炊が面倒になり続かなくなる。使用する食材が増えてしまい、食費も高くなりがちだ。丼ものやカレー、シチュー、鍋物など、品数が少なくても満足感のある料理を積極的に取り入れよう。メインのおかずともう一品あれば、栄養面でも心配が少ないだろう。
【食材を使い切る】
食材をすべて無駄なく使うのが、食費を月2万に抑えるためのポイントだ。事前にレシピを決めて買い物をすれば、食材を使わず無駄にする心配が少なくなる。
すぐに使わない食材は冷凍保存するのがおすすめだ。縦の状態で育つ野菜は立てて保存し、土の中で育つ根菜は新聞紙でつつんで風通しの良い日陰で保管すると悪くなりにくい。
食費を節約するコツ | 生活編
【家計簿を付ける】
家計簿を付けて食費を管理することが、食費節約につながる。何にいくらかかっているのか把握すれば、無駄な支出を減らせるだろう。レシートを撮影するだけで入力できるアプリもあるので、上手に取り入れてほしい。月2万円の食費を別のお財布で管理するのもおすすめだ。
【ポイントカードを利用する】
食費節約のために、ポイントカードを作ってポイントを貯めよう。大手のポイントカードと提携していたり、独自のポイントカードを用意していたりするスーパーは多い。貯めたポイントを食費に使えば節約になる。ただし、ポイントを貯めるために、無駄に買い物をするのは避けてほしい。
結論
一人暮らしの食費の平均は3~4万円が目安になる。月2万円に抑えるためには自炊がおすすめだ。買い物や料理、生活など、食費節約のポイントをチェックしよう。まずは買い物の回数を減らし、コスパのよい食材を選ぶとよい。料理は大量に作って冷凍したり、品数を少なくしたりするとよいだろう。そのほかには家計簿を付ける、ポイントカードを利用するといった食費節約方法もあるので、ぜひ実践してほしい。
(参考文献)
※1:総務省「家計調査年報(家計収支編)2021年(令和3年)」