目次
1. フローリングに掃除機はNG?

フローリングは掃除機NGといわれることがある。なぜ掃除機NGなのか、詳しい理由を解説しよう。
フローリングに掃除機がNGといわれる理由
【傷がつきやすい】
モーターヘッドを使用している場合、フローリングが傷つくことがあるので注意が必要だ。基本的には掃除機のブラシでフローリングが傷つくことはないが、例外もある。
鏡面仕上げのフローリングにかためのブラシのモーターヘッドを使うと、傷がつきやすい。ブラシに付着したゴミの摩擦で傷つくこともあるだろう。定期的にお手入れをする、柔らかい材質のヘッドに交換するといった対策がおすすめだ。
【掃除機で吸えないホコリがある】
掃除機NGとされる理由のひとつに、掃除機で吸えないホコリがあることがあげられる。ホコリはベタベタとしていて、フローリングに張りついていることが多い。
掃除機で吸い取っても、一部が残ってしまうケースがあるのだ。掃除機だけではキレイに除去できないので、その他の掃除道具と併用する必要がある。
【賃貸住宅では騒音につながる】
賃貸住宅に住んでいる場合、掃除機は騒音トラブルの原因になりやすい。アパートやマンションに住んでいると上下左右の部屋に音が響くので、とくに注意が必要だ。
フローリングは音が響きやすいため、ヘッドを壁や床にぶつけないように注意する。近隣住民の迷惑になりやすい朝や深夜は掃除機NGだ。仕事や学校で日中にかけるのが難しいなら、休日の昼間に掃除機を使おう。
2. フローリングの正しい掃除方法

フローリングをキレイに保つ掃除方法をまとめた。基本的な手順を詳しく解説しよう。
フローリングワイパーでホコリを取る
フローリングワイパーにドライシートを取りつけて、細かいホコリを吸い取る。排気で細かいホコリを舞い上げてしまうため、最初は掃除機NGだ。溝の目地にそって一定方向にかけよう。なお、日常の掃除にフローリングワイパーを活用するのもおすすめだ。
掃除機でゴミを吸う
フロアワイパーで取れなかった大きなゴミを、掃除機で吸い取ってほしい。1回で身長の半分くらいを動かすと、ゴミが取れやすくなる。掃除機を使うときはノズルを床に強く押し付けず、優しく行うようにしよう。
水拭きしてから乾拭きする
皮脂汚れや食べ物の汚れが気になるときは水拭きをしよう。水拭きを頻繁にしすぎるとフローリングを傷める原因になる。月に1回が目安だ。掃除後に乾きやすくなるので、窓をあけて換気をしてから水拭きするとよい。
フローリングに水が浸透しないように、薄い雑巾をかたく絞って素早く拭き取る。仕上げに乾拭きすれば完了だ。
頑固な汚れを掃除したいなら、40度くらいのお湯を使って水拭きしよう。それでも落ちないときは、中性洗剤をぬるま湯に混ぜて水拭きする。それから水拭きで洗剤を拭き取り、仕上げに乾拭きをすればOKだ。
3. フローリングを傷つけない掃除機の使い方

掃除機NGといわれる理由のひとつに、フローリングが傷つくことがある。傷つけないために、正しい掃除機の使い方をチェックしておこう。
木目にそってゆっくり進む
傷の原因になるので、大きなゴミが残った状態で掃除機をかけるのはNGだ。フローリングワイパーで取り除いたあと、溝の目にそって奥から手前の順番でゆっくりとかける。ヘッドを押しつけずに、軽くすべらせるのがポイントだ。隅に入り込んだ汚れはノズルにつけかえて吸い取ってほしい。
結論
フローリングが掃除機NGといわれる理由はさまざまだ。傷つきやすい、吸えないホコリがあるなど、注意点を確認しておこう。掃除機NGな理由を踏まえて、フローリングの掃除をしてほしい。正しい掃除方法や、傷つけないための掃除機の使い方をチェックしておくことが大事だ。