結婚式の受付係が覚えておきたいマナーとは？ゲスト側のマナーも解説

1. 結婚式の受付係が知っておきたい流れとマナー

結婚式の受付係を依頼されたら、受付係として知っておきたい流れやマナーを確認しておこう。

結婚式受付係の当日の服装と身だしなみ

【男性】

結婚式の受付係として、基本的な男性の身だしなみのマナーは、ブラックスーツなら間違いない。最近では、ダークスーツを着ることも多い。結婚式ならではの華やかさを演出するため、ポケットチーフに明るい色を取り入れるといいだろう。もちろん髪、ヒゲ、爪など清潔に整えることは必要最低限のマナーだ。

【女性】

結婚式受付係として、基本的な女性の身だしなみのマナーは、できるだけ肌の露出の少ない上品なドレスが望ましい。黒っぽいドレスよりは、明るい雰囲気のドレスのほうが、結婚の受付として華がある。披露宴の雰囲気が和モダンのようであれば、着物でゲストをお迎えしてもいいだろう。

会場到着から受付開始まで

【トイレや喫煙所などの場所を確認する】

結婚式の受付をしていると、ゲストから会場内の案内を依頼されることがある。最低でも、会場内のトイレ、喫煙所、クロークなどは自分の目で確認し、スムーズに案内できるようにしておこう。

受付開始から受付終了まで

【親族やほかの受付担当者への挨拶】

結婚式の受付係は、早めに式場入りして準備を始める必要がある。新郎新婦の親族がいる場合には、挨拶をするのがマナーだ。面識のないほかの受付担当者にも、自己紹介しながら挨拶をする。

【参列するゲストや親族への対応】

ゲストの人たちが入場したら、一人ひとりに丁寧に一礼して迎える。出席してくれたゲストに対して、新郎新婦の代理だと思って心を込めてお礼を言おう。

親族には「本日はおめでとうございます」を加えるのがマナーだ。

【ご祝儀の預かり方と記帳のお願い】

挨拶が終わると、ご祝儀を受け取る流れになる。ご祝儀を受け取るときには、必ず両手で受け取るのがマナーだ。そして、お礼の言葉を伝える。ご祝儀を受け取ったら、記帳をお願いする。

【お車代の渡し方】

お車代とは、交通費のことだ。遠方からわざわざ祝福に来てくれるゲストに対して渡す。お車代を渡す人たちは、あらかじめ新郎新婦から指示されている。ゲストが来たら「新郎新婦からお預かりしています」といいながら、さりげなく渡すのがマナーだ。

【席次表を渡して控室または会場へ案内】

記帳が終わったゲストに席次表を渡す。披露宴会場、あるいは控室までアテンドする。ホテルや式場のスタッフがいる場合は、お願いしてもいいだろう。

受付時間が終了したあと

【自分たちの記帳を済ませてご祝儀と芳名帳を渡す】

受付が終わったら受付係も記帳し、ご祝儀と芳名帳を指定された人に直接渡す。このときに注意することは、必ず指定された人に渡すことだ。思わぬトラブルにならないためのマナーといっていいだろう。これで、受付係の仕事は終了だ。

2. 結婚式に参列するゲストが知っておきたい受付でのマナー

結婚式に参列するゲストは、お二人の晴れの門出を祝うためにも、きちんとしたマナーを守ることが大切だ。

ゲストの受付でのマナー

【会場への到着時間と受付時間】

時間厳守は、社会人のマナーだ。結婚式では、招待状に記載されている時間の30分前には到着していたい。バタバタしないように時間に余裕をもって到着しよう。

【受付係への挨拶】

まず、受付を済ませる。受付スタッフにお祝いの言葉を述べ、どちら側の関係者かを伝えるのがマナーだ。

【ご祝儀の渡し方】

受付で挨拶が終わったら、ご祝儀を渡す。このときの祝儀袋は、受付係から見て文字が正面になるようにして両手で渡すのがマナーだ。あらかじめご祝儀を渡している場合は「お祝いは済んでいます」と伝えよう。

【芳名帳への記帳】

芳名帳には、自分の名前と住所を記帳する。芳名帳は後々結婚式の記念として残るものだ。できるだけ丁寧に記帳する。代筆はマナー違反となるので注意しよう。

3. 結婚式は人生の一大イベント！受付のマナーを覚えておこう

マナーとは、周りの人に不快感を与えないための気遣いだ。結婚式は、人生の一大イベントでもある。多くの人が集まり、お二人の門出を祝福する場だ。マナー違反は、お祝いムードに水を差すことになりかねない。普段以上にマナーに注意する気持ちが大切だ。

結論

結婚式の受付係のマナーとして、身だしなみ、会場の確認、ゲストへの対応など仕事内容や流れを把握することが大切だ。ゲストも時間厳守することはもちろん、受付でご祝儀を渡すとき、記帳するときのマナーを身につけておこう。