目次
- 長靴の表面の汚れを水で洗い落としておく。
- 深めのバケツにぬるま湯を張り、洗剤を入れる。
- 洗剤液の中に長靴を入れ、スポンジで表面と内側を洗う。
- 全体を洗い終わったら、流水でしっかりすすぐ。
- 厚手のビニール袋に長靴を入れる。
- 長靴全体が浸かるくらいの水量を目安に、ぬるま湯と酸素系漂白剤を入れる。
- 水漏れに注意してビニール袋の口を結び、30分ほど浸け置きする。
- 浸け置きが終わったら、流水でしっかりすすぐ。
1. 長靴が臭い原因とは?

はじめに、長靴が臭くなるのには原因があることから知っておこう。臭いの原因を理解したうえで、正しくケアをしていきたい。
雑菌が臭いの原因
長靴の臭いの主な原因は、雑菌である。雑菌は湿度や温度が高く、栄養となる皮脂や垢が多い場所を好む。長靴は構造上、どうしても通気性や吸湿性が悪くなるため雑菌が好む環境になりやすく、繁殖を促してしまうのだ。
水虫になる可能性が高い
雑菌の繁殖を放置したまま長靴を使い続けていると、水虫になる可能性が高い。長靴を履くことが水虫になる直接的な原因ではないが、長靴は雑菌が好む環境になりやすいことは事実である。
2. 長靴の臭いを消す方法

本項では、長靴の臭いを消す方法を一挙紹介していこう。どれも簡単に実践できるため、自分に合った方法を選んで試してみてほしい。
アルコールで除菌する
長靴の臭いを消すには、まず臭いの原因を取り除き、雑菌の繁殖を抑制することが重要だ。長靴を履き終わったら、アルコールスプレーやシートなどを使い、長靴の中を除菌しておこう。ただし長靴が湿ったまま履くと逆効果になるので、除菌後は必ず干して乾燥させることを忘れないでほしい。
消臭スプレーをする
靴用の消臭スプレーは、手軽で即効性が高いのが特徴だ。ただし、応急処置としては優れた効果を持つものの、消臭効果は短時間であることは留意しておきたい。
重曹を使う
家中の掃除アイテムとしても役立つ重曹は、長靴の消臭にも効果が期待できる。重曹を不織布パックに包み、長靴に入れておくだけでも効果的だ。重曹の持つ消臭作用と吸湿作用により、臭いを軽減させながら雑菌の繁殖を抑制できる。また、重曹水を直接スプレーする方法もおすすめだ。
10円玉を入れておく
10円玉から発生する銅イオンには殺菌効果があるため、長靴に2枚程度入れておくだけでも、雑菌が繁殖するのを抑制する効果が期待できる。銅イオンは永続的に発生するので、長く使えるのもポイントだ。ただし、10円玉への臭い移りが起こる可能性もあるため、定期的に取り替えるようにしたい。
除湿剤を入れておく
長靴を履き終わった後に、靴用の除湿剤を入れておく方法もおすすめだ。雑菌が好む湿気を吸い取ってくれるので、結果的に臭いも抑えられるだろう。
足をキレイに洗う
長靴の臭いは、日頃の足の臭いケア不足の可能性もある。足は毎日キレイに洗い、常に清潔な状態で長靴を履くようにしたい。足を洗う際は、きちんと指の間まで洗う習慣を付けよう。
3. 長靴の臭いを取る洗い方

洗えるタイプの長靴であれば、洗剤や酸素系漂白剤を使って洗うのがおすすめだ。気になる臭いの除去にとくに効果的なので、洗い方を押さえておこう。
洗剤とスポンジで洗う
洗剤とスポンジを使った、長靴の洗い方の手順は以下の通りだ。
手が届きにくい奥まで手を入れて洗うのが、臭いを取るためのポイントとなる。
酸素系漂白剤に浸け置きする
酸素系漂白剤を使った、長靴の洗い方の手順は以下の通り。
酸素系漂白剤で浸け置きすることで、雑菌の繁殖やカビを防ぐ効果が期待できる。
4. 洗った長靴の乾かし方と保管方法

長靴を洗った後は、しっかり乾燥させてから正しく保管する必要がある。最後に本項では、洗った長靴の乾かし方と保管方法について解説する。
長靴の乾かし方は、風通しがよく、直射日光のあたらない場所で陰干しするのがポイントだ。早く乾かすために直射日光にあててしまうと、長靴の素材によっては劣化の原因になってしまうので注意してほしい。保管する際は、新聞紙やブーツキーパーを入れて保管すれば、臭いや湿気対策になる。次に履くときまで快適な状態を維持するために、正しい保管方法も覚えておこう。
結論
長靴は一般的なスニーカーなどに比べると構造上湿気がたまりやすいので、雑菌が繁殖しやすく臭いが発生しやすい。しかし日頃から意識して対策しておけば、常に衛生的に長く履けることも事実だ。日頃から長靴を好んで履く方は、本記事を機に正しく長靴のケアを行っていこう。