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車のへこみ

車のへこみは熱湯で直る?自分で修理する危険性や費用相場を解説

投稿者:ライター 森本泰斗 (もりもとたいと)

鉛筆アイコン 2023年2月 2日

気になる車のへこみ、早く修理に出したいが、なるべく費用を抑えたいという方は多いだろう。車のへこみ修理で検索するとよく見られるのが、熱湯を使った修理である。でははたして、本当に車のへこみは熱湯で直るのか、自分で修理する危険性や費用相場も含め、詳しく解説していこう。

  

1. 車のへこみは熱湯で直る?

熱湯
車のへこみは熱湯で直るといわれることには、理由がある。例を挙げると、台所のシンクに熱湯を流したときを想像してみてほしい。金属がポンという音とともに飛び出たりへこんだりしたところを見たことがある方は多いだろう。このシンプルな現象こそが、車のへこみにも有効とされる原理だ。熱によって物質が一時的に膨張したり柔らかくなったりすることを利用して、車のへこみも元に戻せるケースがあるのだ。

金属部分を直すのは難しい

ただし、ドアやボンネットなど、車の金属の部分は熱による温度変化が起こりにくく、熱湯程度の温度ではへこみを直すほど変形させるのは難しい。車のへこみでも、バンパーやフェンダーのように樹脂の部分であれば、熱湯をかけて内側から叩き、急速に冷やすという方法を繰り返すことで、元に戻る可能性は十分にある。とはいえ、自己判断だけで熱湯をかけるようなことがないよう、十分注意しておきたい。

2. 車のへこみを熱湯で直すデメリット

NG
車のへこみを熱湯で直す場合、ある程度の車の知識が必要であることはもちろん、きれいに直すためには、板金用ハンマーや冷却スプレーなどの道具を揃える必要がある。知識のないまま車のへこみを熱湯で直そうとすると、多くのデメリットが生じる可能性があることは留意しておきたい。

余計にひどくなる可能性がある

仕上がりに納得がいかず、何度も熱湯での修理を試みた結果、余計に状態がひどくなってしまい、結局修理費用が高くついてしまうケースは珍しくない。車のへこみを熱湯で直す場合はあくまでも応急処置ととらえ、完璧を求めすぎないようにしたい。

塗装が剥がれやすい

熱湯をボディ以外の場所に誤ってかけると、塗装が剥がれる可能性がある。車のへこみ修理のはずが、塗装まで損なうと作業が大がかりになってしまうため、熱湯を使う際は余計な部分にまでかけてしまわないよう、十分注意しよう。

損傷箇所を正確に把握できない

車のへこみがある場合、目視できる箇所以外にも、ダメージを受けているケースがある。車のへこみだけをヒントに、すべての損傷個所を正確に把握するのは難しいので、ひどいへこみがあるならプロに修理を依頼したほうがよいだろう。

車の価値が下がる

車の買い替えまで、なるべく価値を下げずに乗りたいと考えるなら、車のへこみを熱湯で直す方法はおすすめできない。仕上がりにもよるが、基本的にDIYでの車のへこみ修理は修理跡が残りやすく、マイナス査定の原因になりやすいのだ。

3. 車のへこみはプロに頼むのがおすすめ

車のへこみ修理
車のへこみを熱湯で直すデメリットについて解説したが、やはり結論として、車のへこみはプロに依頼するのがおすすめだ。プロに依頼すると、確かに時間とコストはかかってしまうが、仕上がりの美しさや安全面のチェックなどを考えると、メリットのほうが大きいといえるだろう。

業者に依頼した場合の修理費用

では、車のへこみを業者に依頼した場合の修理費用はどれくらいなのか、確認しておこう。まず小さいへこみの場合は、板金や塗装を合わせても、数万円程度が相場となる。修理範囲10cmほどで費用は2~3万円、30cmほどで3~6万円あたりが相場だ。次に大きいへこみの場合、パーツによって費用が大きく変わる。バンパーは修理費用が安く、3~5万円程度で修理できるが、ボンネットやルーフ、トランクになると、5~30万円程度と、車の種類によって費用が大きく変動するのが特徴だ。

結論

車のへこみは、熱湯で直るケースもあるものの、よほどの知識や技術を備えていないと、きれいに直すのは難しい。DIYによる修理でコストダウンを狙ったつもりが、結果的に余分な修理費用を払うようなことがないように、本記事の内容をよく理解しておいてもらいたい。
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  • 更新日:

    2023年2月 2日

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