目次
- 洗濯機に30℃程度の水を張る
- ダウンを折りたたみ、洗濯ネットに入れる
- 手順1で作った洗濯液の中に、洗濯ネットごとダウンを沈めて数回押す
- 洗濯機をドライモードやおしゃれ着モードに設定し、スタートする
- ダウンが入る大きさの桶を用意し、30℃程度の水とおしゃれ着用洗剤を入れる
- たたんだダウンを洗濯液の中に入れ、2~3回やさしく押し洗いする
- 桶にキレイな水を入れ直し、泡が立たなくなるまでダウンを押し洗いして、洗剤を洗い流す
- ダウンを大きいバスタオルに挟み、水分を吸わせて脱水する
1. ダウンジャケットは自宅で洗える?

ダウンジャケットは、ものによっては自宅で洗える。まずは、洗えるものと洗えないものの見極め方から押さえておこう。
洗濯表示を確認する
お持ちのダウンジャケットが洗えるか調べるには、洗濯表示を確認しよう。洗濯桶のマークがついていれば自宅でも洗濯できる。
洗濯機が使えるのは、洗濯桶の中に数字が書かれている場合だ。この数字は液温の上限を指すので、50なら50℃まで、30なら30℃までの温度で洗おう。また洗濯桶の下部に横線が引かれたマークは、弱水流で洗うという意味だ。線の本数が多いほど水流を弱くする必要がある。
一方、洗濯桶の中に手が描かれたマークがある場合、洗濯機で洗えないが手洗いはできる。洗濯桶にバツがついたマークは水洗い不可を意味するので、クリーニングに出そう。
2. ダウンジャケットの正しい洗い方
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ここからはいよいよ、ダウンジャケットの正しい洗い方を見ていきたい。洗濯機・手洗いでの洗い方と、正しい乾かし方を解説する。
洗濯機での洗い方
※ダウンを入れる前におしゃれ着用の洗剤を投入し、先に洗濯液を作っておこう
手洗いでの洗い方
※桶がない場合は、洗面台に水をためるとよい
※しぼると型崩れの原因となるので注意
洗濯後の乾かし方
洗濯機や手洗いでダウンを洗ったら、まずはダウンの形を手で整えていく。中の羽が偏っていたら、ほぐして均一にしよう。最初に干す際はハンガーを使わないほうがよい。ハンガーに吊るすと、重みでダウンの中身が下部に偏ってしまい型崩れしやすくなってしまう。広げたバスタオルにのせ、タオルで包むようにして水気を取ろう。
ある程度水分が抜けたら、ハンガーにかけて風通しがよい場所で陰干しする。7割ほど乾いたら、偏りがないか再び確認するのがおすすめだ。手でほぐしたり軽くたたいたりすると、完全に乾いた際の偏りやボリュームダウンを防げる。
【乾燥機を使う場合の注意点】
ダウンジャケットは乾燥機で乾かしても問題ないが、素材によっては乾燥機NGのものもある。また、長時間乾燥させるとダウンが傷んでしまうので、乾燥機にかけるときは10分ほどを3~5回程度繰り返すのが望ましい。
3. ダウンジャケットの汚れ別の洗い方

洗濯中に汚れが浮き出てくると、洗い終わったダウンに謎のシミがついてしまう場合もある。ダウンジャケットにシミなどの汚れがついたら、次の洗い方で洗濯しよう。
シミになった場合
洗ったあとにシミができてしまった場合、ダウンを40℃程度のお湯で全体的にぬらし、シミになった部分をよく洗おう。ただし、縫い目のシミは自力では落としにくい。無理をせずクリーニングに出すのがおすすめだ。
カビが生えた場合
ダウンの表面に白いカビが生えただけなら、上で紹介した洗濯機・手洗いでの洗い方で対処できる。カビの主な原因は湿気なので、洗濯後にしっかり乾かすことが重要だ。またカビを落としたあとには、アルコールでダウンを拭いておきたい。なお黒カビの場合は落とすのが難しいため、クリーニング店に除去を依頼しよう。
結論
ダウンジャケットをクリーニングに出すとコストがかかるうえ、家族全員のダウンとなると大きな出費になりやすい。水洗いOKのダウンは、紹介した洗い方で自分で洗濯するのがおすすめだ。型崩れを防ぐため、正しい乾かし方もしっかり守ろう。