目次
1. コーヒーかすの便利な活用法とは?

抽出後にでるコーヒーかすの便利な活用法をまとめた。9つの方法を紹介するので、ぜひ試してみてほしい。
コーヒーかすの再利用方法
【消臭剤や脱臭剤として使う】
コーヒーかすはにおいを吸着する効果がある。十分に乾燥させたあと、はぎれやガーゼにつつめば消臭剤や脱臭剤として役立つ。トイレや下駄箱、ゴミ箱など、においが気になる場所に置くとよい。
冷蔵庫の消臭に使うなら、乾かさずにペーパーフィルターごと皿に入れればOKだ。冷蔵庫に入れて2~3日たったら処分する。鍋の消臭に使うときは、水と一緒に入れて沸騰させたあと冷やそう。
【肥料として使う】
コーヒーを発酵させて肥料にする活用法だ。ダンボールに新聞紙を敷き、落ち葉(もしくは腐葉土)とコーヒーかすを3対1の割合で混ぜる。コーヒーかすと同量の米ぬかを加えて混ぜればOKだ。
水を加えて湿らせたら、1日1回かき混ぜながら3週間ほど待とう。それから1ヶ月ほど熟成させれば、肥料の完成だ。発酵すると温かくなるので、落ち葉を加えて様子をみてほしい。
【除草剤として使う】
コーヒーかすには、植物の成長を阻害する成分が含まれている。雑草の繁殖を防ぐ除草剤として使うと便利だ。雑草の発生を抑えたい場所に、コーヒーかすを撒くとよいだろう。
【虫除けとして使う】
蚊やアリ、カタツムリ、ナメクジはコーヒーの香りを嫌う。家の周りや外壁の近く、生け垣にコーヒーかすを撒くと虫除けになる。なお、猫も同様にコーヒーの香りを嫌うため、野良猫対策にもおすすめだ。
【染料として使う】
コーヒーかすを染料として活用するアイデアだ。コーヒーの種類や焙煎の違いによって色の濃さが異なるので、仕上がりにも個性がでる。Tシャツやハンカチ、靴下、和紙をコーヒー染めにしてみよう。
布にタンパク質(牛乳と水を1対1で混ぜたもの)をつけて乾かし、それから煮出したコーヒー液で染める。1分ほど浸したあと塩もしくはミョウバンで色止めをしたら、すすいで乾かそう。
【靴や金属のツヤ出しに使う】
コーヒーかすには油分が含まれる。塗布するとツヤがでるので靴磨きや金属磨きに便利だ。乾燥させたコーヒーかすを布でつつんで、優しく磨くだけでよい。
【洗剤代わりに使う】
コーヒーかすは、ガラス製の食器を洗うときに便利だ。グラスや瓶に少量を入れて振り洗いすれば、汚れが落ちやすくなる。油汚れが付着した食器を洗うときにもおすすめだ。
【針山の中身として使う】
乾燥したコーヒーかすを剣山の中身として使用する。コーヒーに含まれる油分が針を保護するため、針の滑りがよくなるだろう。コーヒーの香りを楽しむことができ、さらにサビ防止の効果もある。コーヒーかすが出ないように、なるべく目が細かい布を使って作ろう。
【入浴剤として使う】
コーヒーかすを入浴剤にする活用法だ。お湯に浸すことで、コーヒーの香りがただようバスタイムになる。さらし布に入れて浴槽に入れるだけでOKだ。ストッキングネットや不要なタイツに、ペーパーフィルターごと入れてもよい。
2. 活用前のコーヒーかすの乾燥方法

コーヒーかすを再利用する場合、乾燥が必要なケースは多い。完全に乾燥させてストックしておくと便利なので、正しい方法をチェックしておこう。
天日干しする
新聞紙や皿にコーヒーかすを広げて、天日干しにする。干しながら2~3回ほど混ぜ、完全に乾燥させれば完成だ。屋外で天日干しにするときは、風で飛ばないように注意しよう。日の当たる窓辺など、室内で乾燥させてもよい。
フライパンで炒る
コーヒーかすをフライパンで水分がなくなるまで炒って、乾燥させる方法だ。少量のコーヒーかすなら、短時間で乾燥させられる。焦げないように弱火で加熱するのがポイントだ。
電子レンジでチンする
コーヒーかすを少し深めの皿に入れて、電子レンジで加熱しよう。コーヒー20g(2杯分)なら600wで3~4分が目安だ。途中で取り出してスプーンなどで軽くかき混ぜると、まんべんなく乾かせるだろう。コーヒーかすには消臭効果があるため、電子レンジのにおいとりにもなる。
結論
抽出したあとのコーヒーかすは、さまざまな用途で活用できる。消臭剤や除草剤、染料、洗剤など、便利な再利用方法をチェックしておこう。また、コーヒーかすは湿ったままだとカビが生えやすいので、しっかりと乾燥させたい。便利な活用方法とあわせて、3つの乾燥方法をチェックしておくと安心だ。