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保冷剤

保冷剤の便利な活用法とは?捨てずに再利用する方法や注意点を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年2月11日

不要になった保冷剤でも、保存しておけば便利に活用できる。いろいろな用途で再利用できるので、ぜひ試してみてほしい。この記事では、保冷剤の便利な活用方法をまとめた。保冷剤の中身の活用方法や、再利用する際の注意点とあわせて解説しよう。

  

1. 保冷剤の便利な活用法とは?

保冷剤
食材などを冷やす以外にも、保冷剤には便利な活用方法がある。簡単に試せる、3つの便利な再利用方法を紹介しよう。

保冷剤の再利用方法

【扇風機に取り付ける】
保冷剤を扇風機に取り付けて風を冷やすアイデアだ。簡易的なクーラーとして使用でき、より涼しく感じられる。ただし、保冷剤から水滴が落ちると、扇風機の故障や床にカビが発生する原因になるので注意しよう。
水滴が落ちないように、布につつんでから扇風機に取り付けるといった対策が必要だ。なお、ダイソーの「保冷剤ポケット付ミニ扇風機USB式」など、保冷剤をセットして使用する扇風機もあるので、ぜひ活用してほしい。

【毛穴を引き締める】
保冷剤は毛穴を引き締めたいときに活躍する。化粧水などでしっかりと保湿したあと、タオルやガーゼでつつんで肌に当てよう。冷やしすぎは逆効果なので長時間当てるのはNGだ。同じ部分には20秒以上使わないようにしよう。

【温めて眼精疲労を取る】
保冷剤を温めると眼精疲労のケアに便利だ。40度くらいのお湯に3分ほどひたしたら、タオルにつつんで目の上に乗せよう。血行がよくなることで、目の疲れの軽減が期待できる。なお、爆発の恐れがあるため、電子レンジでの加熱は避けてほしい。

2. 保冷剤の中身の便利な活用法とは?

ペパーミント
保冷剤の中身を取り出して活用するアイデアをまとめた。6つの便利な再利用方法を解説する。

保冷剤の中身の再利用方法

【芳香剤として使う】
常温に戻した保冷剤の中身を口の広いガラス瓶に移したら、好きな香りのエッセンシャルオイル(香水でもOK)を数滴たらそう。保冷剤は2つを目安にする。あとはよく混ぜれば芳香剤の完成だ。
保冷剤の中身にビーズを入れたり絵の具で色をつけたりすれば、オシャレな香るインテリアになる。全体の量が減ってきたら交換してほしい。だいたい7~10日を交換の目安にしよう。

【消臭剤として使う】
保冷剤の主な成分である高吸水性ポリマーは、においの成分を吸着する効果がある。ガラス瓶に入れて、ゴミ箱やトイレ、靴箱などにおいが気になる場所に置くと便利だ。7~10日ほどで交換してほしい。なお、エッセンシャルオイルを入れて芳香剤にしても、消臭効果は実感できる。

【虫よけとして使う】
虫が嫌う香りのエッセンシャルオイルを保冷剤の中身に入れれば、虫よけ効果のある芳香剤の完成だ。たとえばゼラニウムやシトロネラ、レモングラス、レモンユーカリなどがあげられる。玄関や窓辺、キッチンなど、虫の侵入経路や発生しやすい場所に置くとよい。

【洗剤として使う】
常温に戻した保冷剤の中身は、掃除用の洗剤として活用できる。ジェル状でデコボコとしてるため、キッチンのシンクや蛇口、お風呂などの汚れを取り込むことが可能だ。スポンジやクロス、キッチンペーパーに塗ってこすろう。
あとは保冷剤を丁寧に拭き取ってから、水拭きで仕上げればOKだ。保冷剤の中身は掃除に便利だが、排水口に流すと詰まる恐れがある。キレイに拭き取ってゴミとして処分することが重要だ。

【水やりに使う】
保水性が高い保冷剤の中身は、家をあける際の水やりに便利だ。鉢植えの土の上に常温に戻した保冷剤をまいておけば、少しずつ水を放出してくれる。花瓶や空き瓶に入れて、切り花を活けてもよい。

【非常用トイレにする】
保冷剤の中身は非常用のトイレとして活用できる。3~4個の保冷剤で1回分が目安だ。まずは常温に戻した保冷剤の中身を取り出して、全体に塩をふりかける。5分ほどで液体状になるので、キッチンペーパーを使ってろ過しよう。
それからろ過した凝固剤を、少し柔らかさが残るくらいまで1日ほど乾燥させる。保存瓶や保存袋に入れて冷蔵庫で保管すれば、半年ほどは使用が可能だ。ゴミ袋に入れてから簡易トイレとして使おう。便座にかぶせて用を足し、使用後は口を閉じて処分してほしい。

3. 保冷剤を活用する際の注意点

保冷剤
保冷剤を再利用するときの注意点を解説する。便利な活用方法とあわせてチェックしておこう。

中身の成分に注意する

古い保冷剤の場合、有害物質の「エチレングリコール」を含むものがある。誤飲すると、嘔吐や腎不全、意識障害などの中毒症状を起こす恐れがあるので注意が必要だ。日本製の新しい保冷剤なら問題ないが、古いものは再利用を避けてほしい。

誤飲しないようにする

保冷剤に含まれる高吸収性ポリマーは触っても害はないが、誤飲には注意が必要だ。少量なら問題ないケースも多い一方で、多量に誤飲すると体に悪影響を及ぼす恐れがある。ペットや小さなお子さんが届かない場所で使用するなど、安全面を考慮して活用しよう。

何度も使い続けない

保冷剤の中身を繰り返し使用すると、カビが発生する可能性がある。衛生面でも問題があるので、1~2週間したら処分しよう。袋に入ったままの保冷剤でも、劣化したり汚れたりしたら捨てることが大事だ。分別や捨て方は自治体のルールに従ってほしい。

結論

保冷剤にはさまざまな活用方法がある。扇風機に取り付けたり、毛穴を引き締めたりするのに便利だ。常温に戻した保冷剤の中身を取り出して、再利用してもよいだろう。芳香剤や消臭剤、植物への水やりなど、ぜひ活用してほしい。誤飲に気をつける、繰り返し使わないといった、注意点もあわせてチェックしておくと安心だ。
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  • 更新日:

    2023年2月11日

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