目次
- マスクをつける前に手を洗う
- マスクを鼻の形に合わせて、隙間を作らないようにして耳にかける
- 最後に顔にフィットさせる
- 洗面器
- 中性洗剤
- ゴム手袋
- スポンジ
- 乾いたタオル
- 洗面器に水と中性洗剤を適量入れる
- マスクを洗剤液に10分程度浸す
- やさしく押し洗いをする
- すすぐ際、布マスクはしぼらず、両手で押さえて水を切る
- 脱水するときにもしぼらず、両手で押さえながら水を切る
- 乾いたタオルに挟んで、上からそっとたたいて水分を取る
- 形を整えたら、陰干しや室内干しする
1. 布マスクと不織布マスクの違いとは?

マスクには、大きく分けて布マスクと不織布マスクがある。素材の違いによって、どのような効果の違いがあるのだろう。
布マスクは、ガーゼなどの布素材でできたマスクだ。一方、不織布マスクは繊維を加工してシート状にした素材だ。現在流通しているマスクの中で、最も多い素材といっていいだろう。
布マスクと不織布マスクの効果の違い
布マスクと不織布マスクの効果に違いがあるのだろうか。スーパーコンピュータ「富岳」での解析によれば、不織布マスクが約8割、布マスクが約7割の飛沫をおさえていることがわかった。とくに不織布マスクは高度なフィルター性能があり、50ミクロン以上の飛沫はほとんどなかった。
一方で、フィルター性能が高い不織布マスクは、スキマからもれる飛沫量が多い。逆に布マスクはマスクを通過する飛沫の量は多いが、スキマからもれる量は少ない。
布マスクも不織布マスクも、素材の種類に関係なく感染予防に一定の効果があるといえる。布マスクは、不織布マスクよりも若干効果は劣るものの、呼吸がしやすいといったメリットがある。夏場など息苦しさを感じるシーンでは布マスクにするなど、使い分けをするといいだろう。
2. 布マスクの正しい使い方 | 着脱方法

マスク全般にいえることだが、布マスクも正しい使い方をしないと効果が期待できない。
布マスクの正しいつけ方
【裏表や上下の見分け方】
布マスクでは、裏表や上下の見分け方がよくわからないという方も多いだろう。
正しいつけ方をしないと、マスクの効果がなくなってしまうので注意したい。
まず注目したいのがゴムひもの接続部分を表にすることだ。布マスクの裏表は、接合部分を外側にするのが正解だ。接合部分を外側にすると、顔と布マスクの隙間が埋まるため、細菌やウイルス、花粉の侵入を防ぐことができる。
また、布マスクの上下に関しては、ヒダがある場合、ヒダの部分が下を向くように装着するのが正しい使い方だ。間違えてヒダを上にして装着してしまうと、ウイルスや花粉などがヒダにたまってしまう可能性がある。
【布マスクのつけ方】
布マスクをつけるときのポイントは
布マスクの正しい外し方
布マスクの正しい外し方も知っておこう。ポイントは、マスクの本体に触らないこと。外出中には、さまざまな雑菌やウイルスが付着している可能性が高い。布マスクの本体を触って外すと手に付着し、さらにその手で顔を触ると体内にウイルスが侵入するかもしれない。
必ず手を洗ってから、布マスクのひもの部分をつまんで外すようにしよう。
外したあとも、もう一度手を洗うと安心だ。
3. 布マスクの正しい使い方 | 洗濯方法

布マスクのメリットは、何度も洗えて使えるのでコスパがいいことだ。雑菌やウイルスの繁殖を防ぐためにも、使ったその日のうちに洗濯すると安心だ。布マスクの正しい洗濯方法を紹介しよう。
人ごとに分けて洗濯する
布マスクを洗濯するときには、感染予防のためにも「人ごとに分けて洗う」ことが重要だ。
家族が多いと少々面倒だが、感染の可能性は最小限に抑えておきたい。
正しい洗濯の手順
【用意するもの】
<手順>
※汚れが目立つときには、スポンジでこすり洗いする
【においや汚れがひどい場合】
布マスクのにおいや汚れがひどい場合には、塩素系漂白剤を使って洗う。色柄の布マスクは、酸素系漂白剤を使う。すすぎは通常の洗剤よりも念入りに行おう。
塩素漂白剤を使いたくない場合には、80℃以上のお湯でつけ置き洗いすると汚れが落ちやすい。
洗濯後の保管方法
洗濯が終わったあとのマスクは、次に使うまでに正しく保管しよう。清潔に保管するためには、ケースやジッパー付きの保存袋に入れるといい。保存袋も個人で分けるようにしよう。
結論
布マスクの正しい使い方は、裏表と上下をしっかりと確認することだ。着脱するときには、布マスクのひもを指でつまむようにしよう。とくに外すときには、できるだけマスク本体との接触は避けたい。洗濯するときも、感染を防ぐため個別に洗濯するようにする。洗濯後は、清潔を保つためジッパー付きの保存袋に個別に保管しよう。