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床暖房の電気代を節約する方法とは?電気料金を安く抑えるコツを解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年2月24日

家に床暖房があると冷えた足先がポカポカと温まり、部屋も暖かくなりやすいのがメリットだ。しかし「床暖房を使っていて電気代が高くなった」と感じている人もいるかもしれない。そこでこの記事では、床暖房の電気代の目安と、電気代節約のコツを解説する。エアコンと比べてどちらがお得かをチェックし、床暖房を賢く活用しよう。

  

1. 床暖房の電気代はどれくらい?

床暖房
床暖房は熱源の違いによって、主に「温水循環式床暖房」と「電気式床暖房」の2種類に分けられる。温水循環式のほうが、電気式よりも電気代節約に役立つ傾向にあるといわれている。ここではそれぞれの特徴と電気代を見ていこう。

床暖房の種類

【温水循環式床暖房】
温水循環式床暖房とは、お湯を床下のパイプに循環させるタイプを指す。お湯を沸かす方式は電気・ガス・石油などさまざまだ。とくにガス式や石油式は火力が強いため、広い部屋に向いている。

【電気式床暖房】
電気式床暖房は、電力で床を暖めるタイプを指す。蓄熱材で熱を蓄えて暖める方式や、床下のヒーターを使って暖める方式がある。導入コストが比較的安く、パネルが分かれていれば部分的に暖められるのがメリットだ。

床暖房の種類別の電気代

【温水循環式床暖房の電気代の目安】
温水循環式床暖房の電気代はタイプによっても異なるが、10畳の部屋で30℃設定にして1日8時間使った場合、1ヶ月で3,900円前後が目安となる。8畳なら約2,800円、12畳なら4,900円程度だと思っておこう。

【電気式床暖房の電気代の目安】
上と同様の条件で電気式床暖房を使用した場合、1ヶ月の電気代は3,300~7,300円程度が目安だ。8畳なら2,800~6,100円、12畳なら3,900~8,500円程度になる。ヒーター式のタイプは温度が一定でないため、電気代に幅が出やすい。

2. 床暖房はエアコンより電気代を節約できる?

エアコン
床暖房は床を暖めるだけだと思われがちだが、実は輻射熱によって部屋全体を暖められる。一方エアコンも、同じく部屋を暖めるのに役立つ暖房器具だ。電気代節約のためには、床暖房とエアコンのどちらをメインで使うべきだろうか。

床暖房とエアコンの電気代を比較

エアコンの消費電力によっても異なるが、10畳の部屋でエアコンを1日8時間使う場合、電気代は5,700円程度が目安となる。床暖房は温水循環式の場合3,900円程度、電気式の場合3,300~7,300円程度なので、エアコンの電気代は温水循環式床暖房と電気式床暖房の中間程度といえるだろう。

3. 床暖房のメリットやデメリット

床暖房
床暖房を賢く使うためには、メリットやデメリットを押さえておきたい。どのような家庭に向いているか、反対にどのようなシーンでは使わないほうが節約できるか考え、床暖房を効率よく使おう。

床暖房のメリット

床暖房は床から熱を放出する。この熱は壁や天井にも吸収されるため、床だけでなく部屋全体の温度を上げられる。またエアコンやファンヒーターのように温風を出さないので、部屋が乾燥せずに済む。ほかには設置場所や片付けるスペースを取らない点、火を使わないので火事やヤケドのおそれが少ない点もメリットだ。

床暖房のデメリット

床暖房は、すぐに部屋を暖かくしたいときには不向きだ。電源を入れると床自体はすぐに暖まりやすいが、床暖房で部屋全体を暖めるのには1時間ほどかかる。また、ほかの暖房器具に比べて設置費用が高いという難点もある。

4. 床暖房の電気代を節約する方法

電気代
ここからは、床暖房の電気代節約のコツを5つ紹介しよう。床暖房の電気代が高いと感じている人は、以下の方法で電気代節約につなげてほしい。

床暖房の電気代節約術

【短時間にオンとオフを繰り返さない】
床暖房をこまめにつけたり切ったりすると電気代が高くなりやすい。床暖房でもっとも電力を消費するのは、冷えた床が設定温度に達するまで暖める運転直後の時間だ。こまめに電源を切って節約しようとすると、かえって電力を消費しやすくなるので注意しよう。

【早めに電源を切る】
床暖房のスイッチを切っても、すぐに部屋が冷えるわけではない。切ってから20~30分は部屋が暖かいままなので、外出前などで電源を切るときは少し早めにスイッチをオフにするのがおすすめだ。

【カーペットやラグを敷かない】
床の上にカーペットやラグを敷くと、床からの熱が遮断されて部屋が暖まりにくくなる。ほかには大型のソファやベッドなどの家具も、熱を妨げてしまいやすい。熱が部屋全体にしっかり行き渡るよう、床暖房を効率よく使って電気代節約に役立てよう。

【省エネモードを活用する】
多くの床暖房には省エネモードが搭載されている。これは設定温度に達すると弱モードになるなどで、消費電力を抑えられる機能だ。とくに床暖房を長時間つけておきたいときは、省エネモードを活用すると電気代を節約しやすい。

【窓の断熱対策をする】
部屋がなかなか暖まらない場合、原因の1つに窓が挙げられる。窓はしっかり閉めていても隙間ができやすく、室内の暖まった空気が逃げたり外気が侵入したりして、室温を下げてしまう要因になる。電気代節約のためにも窓に隙間テープを貼る、断熱シートを使うなどの方法で対策しよう。

結論

床暖房は床から部屋全体を暖められて快適な暖房器具だが、エアコン並みの電気代がかかりやすい。床暖房の電気代節約には電源を切るタイミングに注意し、カーペット撤去や窓の断熱対策も行おう。床暖房を効果的に使い、寒い冬を暖かく乗り切ってほしい。
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  • 更新日:

    2023年2月24日

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