目次
1. バナナの皮の再利用方法 | 掃除編

バナナの皮を掃除に再利用するアイデアだ。革製品とアクセサリーを磨く方法をそれぞれ紹介する。
革製品を磨く
バナナの皮の内側(白い部分)で革製品を磨いてみよう。バナナにはポリフェノールの一種である「タンニン」が含まれている。革を加工(なめし)する際にも使用されており、ツヤ出しに効果的だ。
バナナの皮で磨いたあとは、乾いた柔らかい布で優しく拭き取れば革製品がピカピカになるだろう。靴やバッグ、財布、ソファーなど、革製品のお手入れにぜひ活用してほしい。
アクセサリーを磨く
シルバーアクセサリーの掃除に、バナナの皮を再利用する方法だ。内側の白い部分で擦るだけで、くすみや黒ずみがキレイに落ちやすくなる。同じく銀製品である銀食器のお手入れにもおすすめだ。
少量の水と皮をミキサーに入れてペースト状にすると、細かい部分も磨きやすい。柔らかい布に塗布して擦ればOKだ。くすみや黒ずみが落ちたらバナナの皮を洗い流して、水気をしっかりと拭き取ろう。
2. バナナの皮の再利用方法 | 料理編

バナナの皮は料理にも再利用できる。2つの簡単なアイデアを解説するので、ぜひ試してみてほしい。
スムージーにする
栄養が豊富なバナナの皮を使って、スムージーを作ってみよう。洗ったあとヘタと下の部分をカットして、実ごとミキサーにかければOKだ。
バナナの皮の栄養を手軽にとれるうえ、生ゴミもほとんどでない。一方でミキサーのパワーが不足すると皮が残る可能性があるので、事前にミキサーが対応できるかチェックしておこう。
肉を柔らかくする
バナナの皮には、タンパク質を分解するとされる「フィシン」が含まれている。料理で再利用することで、肉を柔らかくすることが可能だ。とくにパサつきやすい鶏肉の調理に高い効果を発揮する。
まずはバナナの皮の外側をよく洗おう。内側(白い部分)を下にして肉の横に並べたら、フライパンで一緒に焼くだけでOKだ。生のお肉の上にバナナの内側をつけておき、それから焼くだけでもよい。
3. バナナの皮の再利用方法 | 家庭菜園編

バナナの皮を家庭菜園に再利用するアイデアだ。肥料として使う方法を詳しく解説しよう。
肥料にする
バナナの皮には「リン」や「カリウム」が含まれているため、土壌の改良に適している。生のまま土の上に置くと、悪臭の原因になるので注意が必要だ。しっかりと乾燥させたあと、ミキサーで細かくしてから土に混ぜてほしい。
バナナの皮を発酵させて液体肥料を作るのもおすすめだ。1cmくらいにカットした皮と浸るくらいの水を瓶に入れておくと、3日~2週間で黒くにごる。漏斗(じょうご)で液体を取り出し、5~10倍に希釈してから家庭菜園にまけばOKだ。
4. バナナの皮を再利用する際の注意点

バナナの皮を再利用するなら、注意点を確認しておきたい。安全に再利用するための知識を紹介する。
劣化や農薬に注意する
バナナの皮は時間の経過で劣化するので、早めに再利用することが大事だ。むいたあとすぐ再利用できるように、準備をしておきたい。カビなど異常があれば再利用はNGだ。
また、農薬を使用しているバナナの皮の料理への使用は避けてほしい。無農薬のバナナを選ぶと安心だ。農薬の有無はバナナに貼ってあるシールの数字で見分けられる。9から始まる5桁の番号なら無農薬だ。
結論
バナナの皮はさまざまな用途で再利用できる。革製品やアクセサリーを磨いたり、料理に活用したりといった方法をぜひ試してみてほしい。バナナの皮で家庭菜園の肥料を手作りするのもよいだろう。劣化や農薬などの注意点も紹介したので、再利用する前にチェックしてほしい。