このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
印鑑

印鑑の正しい捨て方|必要な手続きや悪用を防ぐための注意点も解説!

投稿者:ライター 廣澤京子 (ひろざわきょうこ)

鉛筆アイコン 2023年2月28日

不要になった印鑑を処分する際に、そのまま捨ててはいないだろうか。ここでは、印鑑の正しい捨て方について紹介する。亡くなった人の印鑑の捨て方や、捨てられないときの保管方法についても見ていこう。印鑑を処分する際は、本記事を参考にしてほしい。

  

1. 印鑑を捨てるときの注意点

ゴミ箱
実印や銀行印を捨てる際は、先に役所などで手続きをする必要がある。ここでは、実印と銀行印、それぞれの処分方法について紹介する。そのまま処分すると悪用される恐れがあるため、以下の正しい方法で印鑑を処分してほしい。

実印|印鑑登録の廃止手続きをする

印鑑登録をしている実印を捨てるときは、印鑑登録の廃止申請が必要だ。印鑑登録した市区町村の役所に行き、下記の資料を提示する。
  • 印鑑登録廃止申請書(市区町村の窓口やウェブサイトで入手可能)
  • 印鑑登録をした印鑑
  • 印鑑登録証
  • 身分証明書類
万が一、廃止手続きを忘れて印鑑を捨ててしまうと、悪用されるリスクが高くなる。必ず、廃止手続きを済ませてから印鑑を破棄しよう。また、仕事が忙しいなどの理由で役所に行けない場合は、代理人に頼むこともできる。上記の書類に加えて代理人の認印・代理人選任届を準備して役所に行くとよい。
また、書類に関しては、市区町村の窓口・ウェブサイトに用意されているので確認しておこう。

銀行の届出印|窓口で新しい印鑑に変更する

銀行の届出印を捨てるときは、順序を誤るとお金のやり取りに影響がある。そのため、処分する前に新しい印鑑への変更手続きをしよう。処分する予定の印鑑と新しく登録する印鑑、変更したい銀行の通帳を持って、銀行で手続きを行う。
銀行印も実印と同じように、廃止手続きを忘れて印鑑を捨ててしまうと、悪用されるリスクが高くなる。必ず、処分する手続きを行ってから破棄してほしい。

2. 印鑑の正しい捨て方

印鑑
シャチハタや三文判のような手軽に手に入る印鑑は、そのまま可燃ごみとして出すことができる。しかし、実印や銀行印などの効力のある印鑑を捨てる場合には、悪用されるリスクが高いため注意する必要がある。ここでは、実印などの印鑑の正しい処分方法について紹介する。

古い印鑑の処分方法

【印面を削り自治体のルールに沿って処分する】
まずは、印面をカッターなどで数カ所削る方法だ。印面が残っている状態だと悪用されることもあるため、しっかりと削ることをおすすめする。その後、自治体のルールに従って処分しよう。

【接着剤でふさぎ自治体のルールに沿って処分する】
次は、印面を接着剤でふさぐ方法だ。印面に強力な接着剤を付け、乾かしてから自治体のルールに沿って処分するといい。悪用されないか心配な場合は、さらに袋に入れるなど見えないようにして捨てよう。

【神社などの印鑑供養に出す】
大切にしていた印鑑を捨てるのに抵抗がある場合は、神社で供養してもらうことも可能だ。無料でしてくれるところも多いため、供養が可能かどうか、神社に問い合わせてみてほしい。

【印鑑屋・はんこ屋に回収してもらう】
印鑑を捨てるのに抵抗があり、神社に足を運ぶのもなかなか難しい場合は、印鑑屋に回収してもらうのもおすすめだ。無料で引き取ってくれるところが多いため、不安であれば事前に確認しよう。印鑑を郵送する場合は、送料がかかるので注意しよう。

3. 亡くなった人の印鑑の正しい捨て方は?

死亡届
亡くなった人の印鑑を処分する方法について紹介する。捨てるときの注意点についても見ていこう。

印鑑登録は抹消されているため普通に処分してよい

実印とは、住民票の登録がある市区町村に届け出をし、印鑑登録を行った印鑑のことだ。そのため、持ち主が亡くなり役所に死亡届を提出すると、その時点で印鑑登録が抹消される。実印としての法的効力も消滅するので、そのまま自治体のルールに従って処分しよう。念のため、印鑑登録証は断裁してから破棄するといいだろう。処分方法は前項で述べたとおりだ。

形見であれば彫り直して再利用する方法も

故人の形見のため、印鑑を捨てられないケースもあるだろう。その際は、自分の印鑑として掘り直して再利用もできる。印鑑の素材やサイズにもよるが、掘り直しが可能かどうか印鑑屋に確認してみよう。

4. 印鑑が捨てられないときの保管方法

印鑑
印鑑を捨てられない場合は手元に置いて保管することになるが、その際の保管方法で注意すべき点はあるのだろうか。

保管する際も印鑑登録の廃止といった手続きを済ませる

印鑑を処分せずに保管しておく場合も、印鑑登録の廃止手続きを行おう。印鑑登録の廃止手続きは前項で述べたとおりだ。
印鑑登録の廃止手続きが済んだものは、印鑑ケースに入れて保管することをおすすめする。印鑑をそのままの状態で保管すると、湿度や温度によってひび割れすることがある。印鑑ケースに入れて大切に保管しよう。
保管の際も、印鑑の盗難や悪用されるリスクがある。そのため、印面を削るなどして対策しておこう。

結論

不要になった印鑑は、印鑑登録の廃止手続きを行ってから処分するのが正しい捨て方だ。悪用される恐れがあるため、印面が分からないように捨てることが大切である。印鑑を手元に残しておきたい場合は、同じく印鑑登録を廃止してから、印鑑ケースに入れてしまっておこう。また、神社で供養したり印鑑屋で引き取ってもらったりもできるため、捨てるのに抵抗がある人は参考にしてほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年2月28日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧