古くて使わなくなった毛布の再利用アイデア5選と処分方法を紹介！

毛布には毛足が長い、フカフカで柔らかい、保温性が高いといった特徴がある。これらの特徴を活かし、毛布はさまざまな場面で役に立つ。まずは古い毛布の再利用アイデアを4つ紹介しよう。

毛布は掃除に再利用できる。毛布には細かい繊維が密集しているので、汚れや髪の毛を絡め取りやすいのがメリットだ。また素材が柔らかいため、フローリングの拭き掃除に使っても床を傷つけにくい。小さくカットしてクロスやハタキ代わりにしてみよう。

毛布は家電や家具を運ぶ際の保護にも使える。たとえば引っ越し業者が家電・家具を運ぶ際に、傷つけないよう大きな布でくるんでいるのを見たことがないだろうか。引っ越しを予定している人や頻繁に模様替えをする人は、家に古い毛布を1枚置いておくとよい。

フカフカの毛布はクッションの中身として再利用できる。毛布をたたんでクッションカバーの中に詰めれば、オリジナルのクッションにたちまちリメイク可能だ。市販のクッションカバーに詰めるか、好きな生地で自作したカバーに入れるのもよいだろう。

たった1分で毛布が時短調理グッズに変身するというアイデアだ。沸騰させてから鍋ごと毛布でくるむことで、長時間加熱しなくても煮込み料理が作れる。1時間ほど置くと、しっかり煮込んだように火が通りやすいので試してみよう。

ただし、鍋の中が40℃前後の状態が長く続くと、食中毒を引き起こす細菌が繁殖しやすくなる。そのため毛布で長時間保温するのは避け、火が通ったら冷ましてから冷蔵庫で保存しよう。

上で紹介した再利用アイデアのほかに、古い毛布を寄付する方法もある。毛布が必要な人に届けることで、もう使わなくなった毛布も無駄なく再利用してもらえるのがうれしい。

たとえば発展途上国の支援団体では、毛布を必要としているところもある。途上国では毛布を寝具として使うほか、日よけや敷き物としてなど、幅広い用途で再利用を行う。また動物愛護団体でも、保護した動物を包んで落ち着かせたり、防寒のために使ったりする。住んでいる地域の団体や、インターネットで不要な毛布を募っている団体を探して問い合わせてみよう。

毛布がボロボロでどうしても再利用できないとお悩みの人は、古い毛布の処分方法を押さえておきたい。あわせて毛布を処分する際の注意点についても解説する。

もっとも手っ取り早いのが、毛布をゴミに出す処分方法だ。毛布は大きいため、粗大ゴミとして扱う自治体が多い。また資源ゴミとする場合や、既定のサイズ以下の毛布なら可燃ゴミに出せる場合もある。ゴミ出しのルールは自治体によって異なるため、住んでいる地域の決まりを確認しよう。

毛布がキレイでまだ使える場合は売却する方法もある。リサイクルショップやフリマアプリで売れるとお金になるうえ、誰かに再利用してもらえるのがメリットだ。

【無許可の回収業者に依頼しないこと】

毛布を捨てるなら回収業者に依頼する方法もあるが、無許可の回収業者に依頼しないよう注意したい。一般家庭から出る廃棄物はすべて「一般廃棄物」と見なされる。一般廃棄物を回収できるのは自治体の委託を受けた業者や、自治体から「一般廃棄物処理業許可」を得ている業者のみだ。「産業廃棄物収集運搬業許可」「産業廃棄物処理業許可」「古物商」などの許可しか受けていない業者では回収できない。不法投棄のおそれもあるため、絶対に依頼しないでおこう。

使わなくなった毛布は、掃除や保温調理に再利用できる。ほかにも家電や家具の保護に使ったり、クッションの中身にしたりすることも可能だ。置き場がないなどで毛布をすぐに手放したい場合は、寄付も検討しよう。自分が使わなくても、発展途上国や保護動物などが毛布を有効に再利用してくれるかもしれない。