目次
- 結婚したとき
- 厄年を迎えたあと
- 成人したあと
- 飾るスペースがないため、あまり飾らなくなったとき
- 引っ越しのタイミングで
1. 雛人形は処分しても大丈夫?

雛人形は、家族の思いが多く詰まっている人形だ。安易に処分してしまって、なにかよくないことでも起こるのではないかと考える人もいる。
雛人形に負の効果はない
雛人形に負の効果は全くないので安心しよう。雛人形の風習は、女の子の厄災を身代わりに受けてくれるものとして信仰されてきたものだ。処分したから、不幸が訪れるようなことはない。
雛人形を捨てるタイミング
雛人形を処分するタイミングはいつがいいのだろう。多くの場合、以下のようなタイミングで処分しているようだ。
2. 自治体のルールに沿った雛人形の捨て方

雛人形の捨て方は、住んでいる自治体のルールに沿って処分する。
粗大ごみに出す
雛人形は、一般ごみ、あるいは粗大ごみとして捨てられる。一般ごみとして出す場合は、一辺の長さが30cm以下であることを条件としている自治体が多い。解体できずに30cm以上になるようであれば、粗大ごみとして扱われる。
粗大ごみを出すときの料金は、各自治体によって異なるので、公式サイトなどで確認しよう。
燃えるごみに出す
一辺が30cm以下であれば、一般ごみとして捨てられる。びょうぶなどの大きな付属品などは解体して、燃えるごみと不燃ごみを分別して出すことを忘れてはいけない。雛人形をごみとして処分してしまうことに抵抗を感じる人もいるだろう。その場合は、人形を一体ずつ新聞紙やタオルに包む捨て方もある。
3. 雛人形のそのほかの捨て方

雛人形の捨て方は、自治体のごみとして捨てる方法だけではない。そのほかの捨て方をいくつか紹介しよう。
供養を依頼する
雛人形には負の効果はないとはいえ、長年娘を見守ってくれた感謝の気持ちもある。ごみとして処分するのが忍びない人は、人形供養を行ってくれる神社やお寺に処分をお願いする捨て方もある。郵送でも受け付けてくれるところもあるので探してみよう。
寄付する
地元の幼稚園や福祉施設などに寄付する方法もある。この場合、どの施設が欲しがっているかなどの情報は自治体に相談するといいだろう。
4. 雛人形が入っているガラスケースの捨て方

雛人形がガラスケースに入っていた場合、ガラスケースの捨て方に悩むだろう。雛人形は一般ごみに出せても、ガラスケースは出せない。ガラスケースの捨て方は、粗大ごみ扱いとなる。各自治体で指定されている粗大ごみ処理券を購入し、指定日に指定されば場所に出すことになっている。ガラスなので、割れないように段ボールで保護するなどしたほうがいいだろう。
結論
雛人形は負の効果がないので、安心して処分できる。とはいえ、そのままごみと捨てるには抵抗がある場合は「供養をする」「寄付する」などの方法で手放すのがよいだろう。子どもを守ってくれる大切な雛人形。最後まで丁寧に扱うようにしよう。