このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
きゃべつ

アオムシの駆除方法とは?アオムシの効果的な撃退法や防除のコツを解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年3月31日

ブロッコリーやキャベツの葉を好むアオムシは、家庭菜園で育てた葉物野菜を食い荒らすことがある。そこでこの記事では、やっかいなアオムシの駆除方法を紹介しよう。アオムシを効果的に防除するコツも解説するので、食害を防ぐための参考にしてほしい。

  

1. アオムシとは?

ブロッコリー
アオムシをうまく駆除するためには、まずは種類や生態から押さえておきたい。そもそもアオムシとは蝶や蛾の幼虫で、毛のない緑色の体をしたものを指す。主に春に活発になり、夏場は落ち着くが、秋になると再び活動し始めることが多い。

アオムシの種類

アオムシにはモンシロチョウの幼虫やヨトウムシなどの種類がある。モンシロチョウの幼虫はアオムシの代表格で、4週間ほどで成虫になる。キャベツ・白菜・小松菜などアブラナ科の野菜を好み、1枚の葉にひとつずつ卵を産むのが特徴だ。
一方、ヨトウムシは蛾の一種であるハスモンヨトウやシロイチモジヨトウの幼虫を指す。ブロッコリー・白菜・イチゴなどのほか、バラなどの花も好む。葉に数百個もの卵を産みつけるので大量に繁殖しやすい。

アオムシによる主な被害

アオムシは主に葉物野菜や花などを食べる。葉に穴をあけるだけでなく、葉脈以外をまるごと食べ尽くしてしまうこともあるのがやっかいだ。そのうえ葉に卵を産みつけ、どんどん繁殖するので注意しよう。また花以外につぼみや新芽も食べ、花が育たなくなる場合も。これらの被害を防ぐには、アオムシを見つけたらすぐに駆除する必要がある。

2. アオムシの効果的な駆除方法

殺虫剤
アオムシの駆除方法は主に3種類ある。これらの駆除方法はそれぞれ適したシーンが異なるので、お悩みの状況に合わせてどの方法を選ぶか検討してほしい。

殺虫剤を使う

効率的にアオムシを駆除したいなら、殺虫剤を使うのがおすすめだ。育てている作物が多い、畑が広いといった場合に向いている。家庭菜園に使う場合は、ホームセンターなどで家庭用の殺虫剤が販売されているのでチェックしよう。農業で使うなら、アオムシがつきやすい葉の裏まで効果的に散布できる「オルトラン」や、即効性の高い「マラソン乳剤」などに注目したい。

手で取り除く

アオムシの量がそれほど多くない、殺虫剤の散布を避けたいといった場合には、手で取り除くのが確実だろう。水やりや雑草取りなどの際に、葉の裏をチェックしてアオムシを駆除しよう。アオムシだけでなく、卵やさなぎの有無も確認するとよい。

天敵の昆虫を放す

ほかにはアオムシの天敵である昆虫を放すという駆除方法もある。たとえばハチの一種であるアシナガバチは、アオムシを巣に持ち帰ってかみ砕き幼虫に与える。またアオムシコマユバチはアオムシの体内に卵を産みつけ、ふ化した幼虫がアオムシを食い破る。アオムシの食害が心配な場合は、ハチの巣を見つけても駆除せず放置するのがよいかもしれない。ただしアシナガバチは人を刺すこともあるので要注意だ。

3. アオムシの発生を防ぐ防除方法

にんじん
アオムシを駆除したら、再び発生しないように防除するのがおすすめだ。ここでは効果的な防除方法を2つ紹介するので、アオムシ予防に役立ててほしい。

寒冷紗やコンパニオンプランツを活用する

アオムシの発生原因のひとつに、モンシロチョウが葉に卵を産むことが挙げられる。そこでモンシロチョウを葉に寄せ付けないよう、寒冷紗(かんれいしゃ)を活用しよう。寒冷紗とは、害虫・強風・寒さなどから植物を守るネットのことだ。モンシロチョウがつかないよう、野菜や花を寒冷紗で覆ってみよう。
ほかにはコンパニオンプランツを活用するのもよい。コンパニオンプランツとは虫が嫌う植物を一緒に育てることだ。野菜のまわりに、アオムシが嫌うレタスやニンジンを植えてはいかがだろうか。

結論

アオムシにはかわいい昆虫というイメージがあるかもしれないが、野菜の葉を食べ尽くすため家庭菜園や農業にとっては有害だ。アオムシの駆除には殺虫剤を使うか、手で捕殺する方法が適している。寒冷紗やコンパニオンプランツを活用して、アオムシの被害を未然に防ぐことも意識してほしい。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年3月31日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧