1. クローバーの花言葉や由来とは?
クローバーはマメ科のシャジクソウ属である、シロツメクサのことをいうのが一般的だ。いたる所に自生しているクローバーは、匍匐性(ほふくせい)の植物で、茎が地をはって広がっていく。ここでは、クローバーの花言葉の由来を紹介しよう。
クローバーの花言葉
クローバー自体には「幸運」「約束」「私を思って」、そして「復讐」などの花言葉がある。これらの花言葉の由来は、三つ葉のクローバーが愛や希望の象徴であることや、四つ葉のクローバーが幸運の象徴であることからきている。
「復讐」という怖い意味もある
幸運なイメージのあるクローバーだが、復讐という怖い意味の花言葉も持っているとされている。これには諸説あるが、クローバーの花言葉「私を思って」「約束」が裏切られたとき、愛が憎しみに変化し復讐となるとされている。人の気持ちとは移ろいやすいものであると、花言葉も教えてくれた。
2. クローバーの葉の枚数別の花言葉
主に見かけるクローバーは三つ葉がほとんどだが、実は一つ葉から十葉まであるといわれている。ここでは、一つ葉から五つ葉のクローバーの花言葉を紹介しよう。クローバーの花言葉を知っていれば、実際に見つけたときに気分があがるかもしれない。
一つ葉・二つ葉・三つ葉の花言葉
一つ葉の花言葉には「初恋」や「開拓」など、これから始まること、新しいことへの挑戦などの意味合いがある。次に「すてきな出会い」という花言葉を持つ二つ葉。これは一つ葉同士が出会って二つ葉になった、という考え方からきており、縁結びにもよいといわれている。最後に、よく目にする三つ葉の花言葉は「愛」「希望」「信頼」だ。四つ葉でなくとも、十分幸せになれそうな花言葉である。
四つ葉の花言葉
見つけたら幸運が訪れると知られている四つ葉のクローバー。その花言葉は「幸運」「私のものになって」である。4つの葉ひとつひとつにも意味があり、富、名声、健康、愛情の4つが合わさって「幸運」に結びつくとされている。
五つ葉の花言葉
四つ葉よりもさらに見つけるのが難しいとされている、五つ葉のクローバーの花言葉は「財運」。ぜひとも見てみたいが、五つ葉の発生率は100万分の1といわれている。五つ葉のクローバーを見つけたら、お金にまつわるうれしいことがあるかもしれない。
3. クローバーの花言葉の英語表現
かつてオランダとの貿易が盛んだった頃、日本へ運ばれてくる物品が壊れないよう、クッション材として草が荷物に詰められていた。その草の種をまいたら白い花が咲いたため「シロツメクサ」と名付けられたといわれている。シロツメクサの原産は、ヨーロッパだったのだ。ここでは、クローバーの英語での花言葉を紹介しよう。
葉の数や色別の花言葉
クローバー全般の花言葉は「think of me(私を思って)」だが、四つ葉のクローバーは「be mine(私のものになって)」や「good luck(幸運)」と、なじみあるワードである。シロツメクサは「promise(約束)」、ムラサキツメクサは「industry(勤勉)」と色によって花言葉が異なる。
五つ葉のクローバーは財運という花言葉を持っていると前述で紹介したが、ヨーロッパの地方によって五つ葉はあまり縁起がよくないとされているケースもあるようだ。
結論
日本人に広く知られているクローバーだが、その知られざる花言葉を紹介した。葉の枚数や、色によって花言葉が異なり、それぞれにきちんと意味があるのは興味深いと思った人も多いだろう。子どもたちと公園に行く機会があれば、ぜひここで得た豆知識を披露して、一緒に「幸運」を探してみてはいかがだろうか。