目次
- カビに重曹水をスプレーし、歯ブラシでこすり落とす
- カビと水分をクロスで拭き取る※ゴシゴシと広げるように拭くのではなく、つまむように拭き取ろう
- カビが取れたら、エタノールを吹きかけて数分置く
- 水分を拭き取り、天日干しをしたり布団乾燥機を使ったりして、しっかり乾燥させる※2~3日ほど乾かし、完全に水分がなくなったら完了
- カビの上に住宅用中性洗剤を吹きかけ、しばらく置いてからクロスで拭き取る
- カビが取れたら、エタノールを吹きかけて数分置く
- 乾いたクロスで拭き取り、乾かしたら掃除完了
1. 布団にカビが生える原因とは?

人は寝ている間に大量の汗をかく。汗が布団カバーに染み込むと、湿度の高い空気がこもりやすくなる。カビは高温多湿で栄養分が豊富な環境を好むので、寝汗でジメジメしているうえフケや垢が多い布団は、格好の繁殖場所だ。定期的にカビ対策を行わないと、布団が不衛生になりやすいので気をつけよう。
布団のカビを放置する危険性
布団にカビが生えると見栄えが悪いだけでなく、健康へのリスクもある。カビの生えた布団で寝続けると、カビの胞子がアレルゲンとなり咳・くしゃみ・鼻水などを招く場合がある。とくに免疫力の低い赤ちゃんや高齢者がいる場合は、より一層の注意が必要だ。
2. 布団のカビ対策 | 予防編

ここからは、布団のカビ対策方法を具体的に見ていこう。まずは布団のカビを防ぐ方法から紹介する。できる対策をこまめにしよう。
天日干しする
カビは湿度が低い環境では活動できない。そのため、布団の湿気を逃がすことが大切だ。晴れた日は布団を外に干し、太陽の光を当ててしっかり乾燥させることも有効なカビ対策となる。
カビの生えにくい布団にする
カビが生えにくい仕様の布団に買い替えるという手もある。カビが生えにくい布団には、ウールのように吸湿性・放湿性の高い素材が使われていることが多い。なかには内部に除湿シートが入った布団や、ポケットコイル入りで通気性のよい敷布団などもある。
カビ対策グッズを使う
【すのこ】
フローリングや畳の上に布団を直接敷くと、湿気がこもって床にカビが発生する場合がある。そこで、布団の下にはすのこを敷くのがおすすめだ。すのこを敷くことで通気性がよくなり、布団と床の間にたまった湿気が逃げやすくなる。
【除湿シート】
すのこは重くて出し入れが面倒、収納場所がないという人には除湿シートが向いている。布団と床の間に除湿シートを敷き、湿気を吸収させよう。サッと片付けやすく、省スペースでしまえるのがメリットだ。
【布団乾燥機】
天気が悪い日や梅雨の季節は、布団をなかなか天日干しできないだろう。そこで使いたいのが布団乾燥機だ。布団乾燥機なら室内でも布団をパワフルに乾燥させられる。カビ対策だけでなくダニ対策にも役立つ。
3. 布団のカビ対策 | 掃除編

もし布団や床にカビが生えてしまったら、洗剤でカビを落としてからエタノールで除菌するのが望ましい。以下ではそれぞれの方法と必要な道具を解説する。
布団のカビの落とし方
布団にできたカビを落とすには、エタノールと重曹水を使う。重曹水は100mlの水に重曹を小さじ1杯混ぜて作ろう。あとは歯ブラシやぞうきんなどのクロスを用意したい。
フローリングや畳のカビの落とし方
フローリングや畳にカビが生えた場合は、エタノールと住宅用の中性洗剤を使って落とせる。あわせて、ぞうきんなどのクロスも用意しよう。
ただしフローリングの場合は塗装が剥がれる恐れがあるので、目立たない端などで試してから行いたい。また畳の場合も、材質によっては変色する場合がある。心配ならカビ対策ができるクリーニング業者に頼むと安心だ。
結論
布団には寝汗が染み込んで湿気がこもりやすいので、布団のカビ対策はこまめに行いたい。天日干しする、すのこや除湿シートを敷く、布団乾燥機を使うなどの方法がおすすめだ。万が一布団や床にカビが生えてしまったら、洗剤で落としてエタノールで除菌しよう。