目次
1. 賞味期限が切れたビールは飲める?

ビールの賞味期限は「半年から9ヶ月」が目安だ。缶や瓶のラベルに記載されているので、購入後にチェックしておこう。未開封のまま暗く涼しい場所に保存すれば、賞味期限が切れるまで美味しく飲める。
賞味期限切れでも衛生的には問題ない
未開封のままであれば、賞味期限が切れたビールでも衛生的には問題ない。賞味期限とは美味しくいただける期間のことだ。少しの間なら賞味期限が切れたビールでも飲むことはできる。
ただし、ビールは時間の経過によって味や香りが落ちるため、早めに飲むことが重要だ。賞味期限が切れたビールは風味が悪くなるので、飲まずに他の活用法を試したほうがよいだろう。なお、開栓後は味が落ちるのが早い。賞味期限以内であっても3日以内に飲みきることが大事だ。
2. 賞味期限が切れたビールの活用法

賞味期限の切れたビールの活用法を紹介しよう。4つの活用法を実践すれば、無駄にすることなく使い切れる。
掃除に活用する
ビールに含まれている「アルコール」や「ビタミンE」は、油汚れに効果的だ。炭酸には汚れを落とす効果があるので、まだ抜けてないビールを使用するとよい。賞味期限が切れたビールを染み込ませたティッシュやキッチンペーパーで拭き取れば、コンロ周りの油汚れがスッキリ落とせる。
頑固な油汚れは、ビールを染み込ませたキッチンペーパーでパックをしよう。ラップで覆って10分ほど放置すると簡単に除去できる。そのほか、賞味期限が切れたビールはトイレの水垢掃除にも効果的だ。便器の内側にビールをかけたら、トイレブラシで擦って落とそう。
植物の肥料として活用する
良質なタンパク質が含まれているビールを、植物の肥料に使う活用法だ。賞味期限が切れたビールを水で薄めたら、観葉植物や家庭菜園の土に少し含ませよう。
料理に活用する
賞味期限の切れたビールに肉を漬け込むと柔らかくなる。水3とビール1の割合で混ぜて小麦粉をとき、揚げ物の衣にしてもよいだろう。ビーフシチューやすき焼き、鳥の煮込みに加えると風味やコクが増す。
きゅうりや大根などの野菜で漬物を作るのもおすすめだ。塩と砂糖、かぶるくらいのビールと一緒にポリ袋に入れてもみ込み、1時間ほど冷蔵庫で馴染ませるとよい。なお、口に入れるものなので、賞味期限が切れてから時間がたっていないビールを使用すると安心だ。
ヘアケアに活用する
ビールには髪を健康に保ち、ツヤを与える成分が含まれているようだ。ビールシャンプーを手作りして、ヘアケアに活用しよう。まずはフライパンにビールを入れて、1/3くらいになるまで煮詰める。ビールを十分に冷ましたら、いつも使用しているシャンプーと混ぜよう。
あとはビールシャンプーを使って、いつも通りに洗髪すればOKだ。もしも髪や肌にあわないときは使用をやめよう。保存料が入ってないため、その都度使う分だけ手作りしてほしい。発泡酒や第三のビールではなく、ホップが豊富なビールを使うのがポイントだ。
3. 賞味期限が切れたビールを活用する際の注意点

賞味期限が切れたビールを活用するなら、注意点を確認しておきたい。トラブルを避けるために、活用法とあわせてチェックしておこう。
賞味期限切れビールで掃除する際の注意点
賞味期限が切れたビールはにおいが強いので、掃除するときはしっかりと換気をしよう。窓を開けるか、換気扇をまわしてから掃除をするのがポイントだ。材質によってはビールで傷む可能性があるので、目立たない場所で試しておくとよい。
掃除が終わったあとは、ビールが残らないようにキレイに拭き取ってほしい。ビールは栄養が豊富なので、残るとカビの原因になりやすいためだ。アルコールは引火性があるため、油周りの掃除に使用したあとはとくに念入りに水拭きしよう。
結論
賞味期限が切れたビールを処分するのはもったいない。賞味期限切れでも衛生的には問題がなく、さまざまな活用法がある。掃除や肥料、料理、ヘアケアに有効活用しよう。賞味期限が切れたビールを再利用する際の注意点も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。