目次
- 洗濯機のコンセントを抜いて止水栓をしめる
- 排水口周りのパーツを取り外す
- 排水口にパイプクリーナーを入れて一定時間放置する
- 取り外したパーツを掃除する
- バケツや洗面器に水をくんで排水口を洗い流す
- 取り外したパーツを元に戻す
- 洗濯機のコンセントを抜いて止水栓をしめる
- 排水ホースを取り外す
- 排水ホースの穴の片方をラップと輪ゴムでとじる
- 排水ホースに水を注ぎ込んだら左右にゆらす
- バケツに汚れた水を出す
- 汚れが落ちていない場合は同じ手順を繰り返す
1. 洗濯機が下水臭い原因とは?

洗濯機が下水臭い場合、排水口が原因である可能性が高い。洗濯機が下水臭い原因を3つ紹介しよう。
主な原因は排水トラップ
【排水トラップ内に水がない】
排水口には排水トラップという部品があり、水をためて臭いを防ぐ仕組みになっている。洗濯機を長く使用しないとこの水が蒸発して、臭いが逆流するわけだ。臭うのが長期間の旅行で家をあけていたり、引越し後だったりした場合、トラップ内の水がなくなったと考えられるだろう。
【排水トラップが破損している】
排水トラップが破損していると、臭いを防ぐための水がたまらない。洗濯機を使用しているのに排水トラップに水がたまらない場合は、確認が必要だ。なお、古い一戸建てなど一部では、排水トラップを設置していないケースもある。下水臭い原因になるので設置を検討してほしい。
【排水口が汚れている】
洗濯機の排水口に蓄積した汚れが、下水臭い原因になっているケースだ。洗濯機から流れたホコリや糸クズ、垢、泥、石鹸カスがこびりついていると、臭いの元になる雑菌やカビが繁殖する。また、排水ホースに汚れが付着して、下水臭い原因になっている可能性もある。
2. 洗濯機が下水臭いときの対処法

洗濯機が下水臭い原因を特定したあとは、対処法を試してみよう。3つの効果的な対処法をまとめた。
排水口や排水トラップを掃除する
排水ホースやエルボ、排水トラップ、目皿の取り外し方は、洗濯機の説明書で確認してほしい。パイプクリーナーは使い方や注意点を確認したうえで使用しよう。
排水ホースを掃除する
排水ホースの汚れが酷い場合は、薄めた漂白剤をそそぎこむとよい。30分ほど放置したあと汚水を出し、キレイにすすげばOKだ。
トラップ内の蒸発対策をする
排水トラップ内の水の蒸発が下水臭い原因の場合は、水を入れれば解決する。洗濯機を長期間使用しないときなどに、コップ1~2杯くらいの水を注げばOKだ。
排水口周りのパーツを取り外すのが面倒な場合は、洗濯機にコップ1~2杯の水を入れて脱水すればよい。それでもトラップ内に水がたまらないなら排水トラップが壊れている可能性が高いので、交換が必要だろう。
3. 洗濯機の排水口の臭いを防ぐコツ

洗濯機の排水口の臭いを防ぐ対策をまとめた。下水臭い原因やその対策と、あわせてチェックしてほしい。
洗濯槽をキレイにしておく
洗濯槽をキレイに保つことで、排水口が汚れにくくなる。とくに糸クズフィルターは、こまめに掃除をしよう。また、1~2ヶ月に1回の頻度で、洗濯槽クリーナーを使用するのがおすすめだ。排水口や排水トラップも定期的に掃除すると、臭いを防げる。
お風呂の残り湯で洗濯しない
排水口の臭いを防ぎたい場合は、お風呂の残り湯を使用するのは控えよう。お湯には垢や皮脂、髪の毛が浮いているため、排水口に流れ込むと汚れの原因になる。清潔な水で洗濯することが、洗濯機の臭いを予防することにつながるだろう。
結論
洗濯機が下水臭い原因は排水トラップや排水口だ。トラップ内に水がない、排水口が汚れているといった原因が考えられる。下水臭い原因を解消したいなら、排水口や排水トラップ、排水ホースを掃除しよう。トラップ内が蒸発している場合は水を注ぐだけでOKだ。臭いを防ぐために、洗濯槽をキレイに保つ、残り湯を使わないなどの対策も実践しよう。