目次
1. ペットボトルのフタの再利用法

ペットボトルのフタを再利用する方法をまとめた。どれも簡単に試せるので、ぜひチェックしてほしい。
計量スプーンの代わりに使う
ペットボトルのフタは、大さじ1/2の計量スプーンになる。大さじ1が15mlなのに対して、ペットボトルのフタは7.5mlだ。計量スプーンでは測りにくい、大さじ1/2を簡単に計量できる。
さらにフタにある一番上のスクリュー線まで注ぐと、小さじ1と同じ5mlになる。小さじ1を3倍にすれば大さじ1の計量も可能だ。計量スプーンがないときの代用品として活躍するだろう。
野菜の皮むきやヘタ取りに使う
にんじんや新じゃがいも、ごぼうの皮むきにペットボトルのフタを再利用するアイデアだ。フタのフチでこすることで、簡単に皮がむける。薄く皮がむけて実を多く残せるのがメリットだ。刃物が不要な方法なので、お子さんでも安心して使用できる。
また、ペットボトルのキャップは、ピーマンやパプリカのヘタ取りにも役立つ。フチを下にしてヘタの部分に押し込み、くるりと裏返す。ヘタと一緒に種やワタも取れるので、下ごしらえが簡単にできる。
魚のウロコ取りに使う
ペットボトルのフタのフチを魚にあてたら、尾から頭に向かって滑らせよう。フチにウロコが引っかかってキレイに取れる。包丁を使うより安全で、使用後はそのまま処分できるのが魅力だ。
袋菓子の保存キャップにする
ペットボトルとフタは、袋菓子用の保存キャップとして再利用できる。500mlのペットボトルを、フタから4~5cmのところでカットしよう。それから開けた袋菓子の口部分を、カットしたペットボトルの上部に詰め込む。
ペットボトルの口に袋の口部分を通して少し出し、下に折り曲げたあとフタをしめるだけでOKだ。しっかりと密封できるので、中身が湿気にくい。
2. ペットボトルのフタを再利用したDIYアイデア

ペットボトルのフタは、DIYの材料として再利用できる。簡単に実践できるDIYアイデアを紹介しよう。
ペットボトルのフタで雑貨をDIY
【小さなピンクッションをDIY】
好きな柄の布と組み合わせて、小さなピンクッション(針刺し)を手作りしてみよう。布を丸くカットしたら、周りをぐるりと並縫いする。中にワタをつめて糸を引き絞り、絞り口を縫いとじよう。ワタと一緒に削ったろうそくや石鹸を入れると、針がさびにくくなる。
あとはキャップの内側の底に接着剤を塗って、絞り口が下になるように押し込めば完成だ。側面にテープや布を貼り付けるとオシャレに仕上がる。底にゴムひもの輪をつけて、指にはめられるようにしてもよい。
【ミニ植木鉢を手作りする】
ペットボトルのフタに土を入れ、小さな多肉植物を植えるアイデアだ。ワックスペーパーやひもを巻いたりテープを貼り付けたりすれば、よりオシャレな仕上がりになるだろう。複数の植木鉢を作って並べるのもおすすめだ。
3. ペットボトルのフタは資源として再利用可能

ペットボトルのフタを処分する際は、正しく分別してほしい。資源としてのペットボトルのフタについて解説する。
分別することで資源として活用できる
ペットボトルとフタ、ラベルは分別して処分する必要がある。自治体によって異なるが、プラスチックのフタは、「プラスチック製容器包装」として分別するケースが多い。
「資源有効利用促進法(※1)」により、プラスチック製品は資源としてリサイクルされる。ラベルの「プラマーク(※2)」や自治体のルールに従って分別することで、資源として再利用されるわけだ。
結論
ペットボトルのフタは捨てずにストックしておくと便利だ。計量スプーンの代わりに使ったり、お菓子の保存キャップにしたりと、さまざまな再利用法がある。ペットボトルのフタを材料にして、ピンクッションやミニ植木鉢をDIYするのもおすすめだ。正しく分別すれば資源として再利用されるので、処分する際は自治体のルールを確認しておこう。
(参考文献)
※1:経済産業省「資源有効利用促進法」
※2:経済産業省「紙・プラの識別表示とは何ですか?」