目次
1. テレビの置き場所はWi-Fiルーターの機能に影響を与える

快適な環境でWi-Fiを使うには、テレビの置き場所を考える必要がある。NGの場所にテレビを置いている場合、Wi-Fiルーターの機能にどのような影響を与えるのか、ポイント別に解説する。
テレビの後ろをWi-Fiルーターの置き場所にするのはおすすめしない
テレビの後ろのスペースにWi-Fiルーターを置いている方は、置き場所を見直したほうがよい。Wi-Fiの電波はルーターを中心に放射状に広がるため、テレビと壁で前後がさえぎられてしまうと、電波状況が悪くなる原因になりやすいのだ。
テレビの後ろ以外にWi-Fiルーターを置かないほうがよい場所
テレビの後ろ以外にWi-Fiルーターを置かないほうがよい場所として、水回りや床の上、電子レンジ、電話機の近くや道路側の壁際などが挙げられる。これらの場所にWi-Fiルーターを置くと、干渉による電波の減衰、もしくは遮断される可能性があるので注意しよう。
結局Wi-Fiルーターの適切な置き場所はどこなのか?
Wi-Fiルーターの適切な置き場所は、障害物が少なく、なるべく高い所だ。また、可能であれば部屋の中心あたりに置くのが望ましい。たとえばデスクやラックの上などがおすすめの置き場所だ。電波の干渉などの影響を避けられ、快適な環境でWi-Fiを使えるだろう。
2. テレビの置き場所は部屋のレイアウトにも影響を与える

テレビの置き場所はWi-Fiルーターの機能だけでなく、部屋のレイアウトにも影響を与える。テレビとソファの距離、テレビの高さ、窓との位置関係の3つのポイントをもとに、テレビの置き場所を考えてみよう。
リビングにテレビの置き場所を作るときのポイント
【テレビとソファの距離】
テレビとソファの適切な視聴距離は、テレビの解像度によって異なる。たとえば4Kテレビの場合は「画面の高さ×1.5」、フルHDの場合は「画面の高さ×3」の式で算出できる。テレビの買い替えを考えているなら、テレビの置き場所のスペースがどのくらいかよく確認し、適切な視聴距離を確保できるタイプやサイズのテレビを選ぶようにしたい。
【テレビの高さ】
テレビの高さは、テレビの見やすさに影響するポイントである。楽な姿勢で画面を見るには、テレビの中心が目線の下あたりにくるように置くのがおすすめ。目線を上げる姿勢を続けていると首や背筋にも負担がかかり、肩こりなどの症状を引き起こす可能性もあるので注意しよう。
【窓との位置関係】
快適にテレビを見るためには、窓との位置関係も大切なポイントだ。窓に対してテレビが直角になるような置き場所が理想的である。逆光になりにくく、時間帯を問わず画面が見やすいのが特徴だ。窓と平行にテレビを置いた場合、テレビの正面に光が映り込みやすく、カーテンやブラインドで光の入り方を調節する必要がある。また、窓の前にテレビを置いた場合も、逆光になりやすいのでブラインドは必須となるだろう。
3. テレビやWi-Fiルーターの置き場所や位置関係による影響を覚えておこう

テレビやWi-Fiルーターの置き場所や位置関係による影響を覚えておけば、スムーズなWi-Fi環境を維持できるほか、快適なテレビの視聴環境を得ることにもつながる。Wi-Fiルーターはテレビの後ろなど、デッドスペースになりやすい場所に置きがちだが、実は置き場所としてはNG。Wi-Fiルーターは正常に作動しているのに、なぜか電波が弱く感じるときは、置き場所が影響していることを疑ってみよう。
テレビの買い替えの際、せっかくなら大画面のモデルを選ぼうと思っても、部屋に十分なスペースがないと適切な視聴距離がとれず、反対に画面が見にくくなってしまうこともある。テレビを快適に楽しむには、部屋のスペースや家具との位置関係も意識しておきたい。
結論
Wi-Fiルーターとの関係性を含め、テレビの置き場所が与える影響について解説した。Wi-Fiルーターには適切な置き場所があり、快適なテレビの視聴環境を得るためには、レイアウトも重要なのだ。テレビの置き場所を少し変えるだけでも効果的なので、ぜひ参考にしてもらいたい。