このサイトは、画面を 
縦にしてご覧ください。
油

オイルポットがいらない理由とは?酸化した油の正しい捨て方を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年3月15日

揚げ物に使った油を保存できるオイルポットだが、置き場所がない、お手入れが面倒、油の質が下がるなどの理由で使用したくない人もいるだろう。オイルポットは絶対に必要なものではないので、使わなくても問題ない。この記事では、人によってはオイルポットがいらない理由を解説する。あわせて酸化した油の正しい捨て方も説明するので参考にしてほしい。

  

1. オイルポットはいらない?

コロッケ
そもそもオイルポットとは、使用済みの油をろ過して保存するための容器を指す。揚げ物などに使った大量の油を保管でき、再利用可能なのがメリットだ。しかし油の品質や健康面を考えると、オイルポットはいらないと思う人もいるだろう。ここではオイルポットがいらない理由と、いらない人・いる人の特徴を紹介していく。

オイルポットがいらない理由

油は酸化すると味が落ちてしまう。そのうえ酸化して状態が悪くなった油を摂取すると、胸焼けや吐き気の原因になる場合もある。このことから健康面を重視している人や味にこだわりたい人は、使用済みの油を都度捨てるのがおすすめだ。また揚げ物をする頻度が少ない家庭でも、オイルポットはいらないだろう。一方、揚げ物をよく作るなどで、油がそれほど酸化しないうちに再利用するならオイルポットを活用するのもよい。

酸化した油の見分け方

酸化した油は、色や状態、ニオイなどで見分けられる。油は酸化すると色が濃くなり、冷めたときに粘りが出る。また生臭い嫌なニオイがした場合も、油が酸化している。
ほかには加熱したときの状態にも注目したい。油を加熱して食材を入れた際、中の食材が見えないほど泡が全面に広がると、油が劣化しているサインだ。180℃程度の温度で煙が出るのも、同様に酸化の合図といえる。

2. 使用済みの油の正しい捨て方

新聞
オイルポットを使わない場合、使用済みの油はどう捨てればよいのだろうか。使い終わった油の捨て方は、主に以下の4通りある。家にある道具を活用し、手頃な方法で油を捨てよう。

新聞紙を入れた牛乳パックを使う

新聞紙と牛乳パックがある場合は、牛乳パックの中に油と新聞紙を入れて捨てよう。まずは洗って乾かした牛乳パックに、油を吸わせるための新聞紙を入れる。あとは冷ました油を注いで、自然発火対策のため水も入れておきたい。最後に牛乳パックの口を丈夫なテープでしっかりとめる。新聞紙以外にはキッチンペーパー、トイレットペーパー、古いタオルなどでも代用可能だ。

新聞紙を入れたビニール袋を使う

ビニール袋を使う方法もある。まずはビニール袋に穴が開いていないかチェックし、中に新聞紙を敷きつめる。そこへ冷ました油を入れ、水も入れよう。あとは別のビニール袋で二重に包み、口をテープや輪ゴムで閉じておく。

凝固剤を使う

ホームセンターやドラッグストアに売っている、市販の凝固剤を使う方法も有効だ。使い方は商品によって異なるが、基本的には熱いままの油に凝固剤を入れ、溶かすだけでよい。しばらくすると油が固まるため、取り出して捨てよう。量が多くても固められるので、油をたくさん使った際にも適している。

片栗粉を使う

凝固剤の代用品としては片栗粉も使える。油が熱いうちに、片栗粉を混ぜて溶かしてみよう。凝固剤のように完全には固まらないものの、ドロッとした粘り気が出て扱いやすくなる。片栗粉の量は油と同量程度が目安だ。そのため油の量が多いときには大量の片栗粉が必要になるので、この方法は油が少ないときに向いている。

結論

油は時間がたつと酸化して味が落ちてしまううえ、劣化した油を使用すると吐き気や胸焼けが起きるおそれもある。そのため味や健康面にこだわるなら、オイルポットはいらないだろう。使った油はその都度正しい捨て方で処分し、毎回キレイな油を使おう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年3月15日

この記事をシェアする      
  • Facebook
  • Twitter
  • Hatebu
  • Facebook
  • Twitter
  • LINE
  • Hatebu

人気記事一覧

急上昇
週間

新着記事一覧新着記事一覧