目次
1. リモコンの故障を確認する方法

リモコンが動かないときは、本当に故障しているか確認しよう。電池やスマホカメラを使った、簡単な確認方法を紹介するので試してみてほしい。
電池が切れていないか確認する
まずはリモコンの電池を交換して、リモコンが作動するかチェックしよう。電池から液体が漏れている場合は液漏れが発生しているので、手につかないように注意してほしい。
新しい電池に入れ替えるときは、-極と+極を間違えないように注意しよう。使用期限が切れていない電池を使うのがポイントだ。入れ替えても作動しないなら故障していると考えられる。
スマホカメラで撮影して確認する
リモコンの送信部をスマホカメラで映す確認方法だ。スマホカメラやデジタルカメラには、人の目に見えない赤外線が映る。リモコンのボタンを押したとき、カメラの画面で光って見えれば正常だ。
一部のボタンだけが故障しているケースもあるので、いろいろなボタンを押してチェックしてほしい。ただし、一部のスマホカメラは赤外線が映らず、無線通信接続など光をださないリモコンもある。
2. 故障したリモコンを復活させる方法

故障したリモコンは、適切に対処することで復活する可能性がある。分解して修理する方法を4つ紹介しよう。
自分で修理する場合は要注意
リモコンが故障したら、メーカーに修理を依頼したり交換したりするのが一般的だ。一方で費用を抑えたい場合は自分で修理する選択肢もある。
ただし、自分でリモコンを修理すると、メーカーの保証対象外になってしまう。直らない可能性や、逆に故障が悪化するケースもあるので、修理はあくまで自己責任だ。
故障したリモコンの修理方法
【洗える部分を水洗いする】
ホコリや汚れが原因で反応しにくいリモコンは、水洗いで復活する可能性がある。ドライバーで分解したら、プラスチックの部品と電子基板部分に分けよう。
プラスチックのパーツを水洗いして、ボタンの隙間に入り込んだ汚れは歯ブラシでかき出すとよい。なお、ゴムシート裏の伝導面はこすらないようにしてほしい。あとは乾燥させて組み立てればOKだ。
水洗いができないリモコンの場合は、消毒用アルコールを活用しよう。ガーゼに少しだけ含ませて汚れを拭き取ってほしい。ボタンの隙間など細かい部分には、綿棒を使用するとよい。
【接触不良を解消する】
接触不良が原因で故障したリモコンには、鉛筆を活用しよう。鉛筆の芯には電気を通しやすい炭素が含まれているため、接点部分に塗ると通電機能が回復するとされている。
一方で接触不良の改善に使用するのは本来の使い方ではない。鉛筆の粉がなくなると効果が薄くなり、そのうえ故障の原因になる恐れがある。接触不良で故障したリモコンを修理したいなら、専用の接点復活剤を使うのがおすすめだ。
【基盤を掃除する】
基盤が汚れているとリモコンが反応しにくくなる。基盤は水洗いができないので、消毒用アルコールとガーゼで拭き取ろう。力を入れすぎると壊れる恐れがあるため、滑らせるように優しく拭き取ってほしい。細かい部分の掃除には綿棒を使用するとよいだろう。
【導電体をアルミホイルで補修する】
リモコンの導電体がすり減ると接触不良になり、リモコンが反応しにくくなる。とくによく使用するボタンの導電体はすり減りやすいので修理が必要だ。
ゴムシート裏にある小さな金属の部分をチェックしてすり減りを確認してほしい。すり減った部分のボタンのサイズにあわせて、アルミホイルをカットしよう。あとはすり減った部分に接着剤で貼りければOKだ。
3. 故障したリモコンが復活しない場合の対処法

自分で修理しても、故障したリモコンが復活しないケースは多い。復活しない場合の対処法を紹介する。
新しいリモコンを購入する
寿命を迎えたリモコンは修理しても直らない可能性がある。分離ができないリモコンの場合は、自分で修理するのは難しいだろう。電池が液漏れした場合、ティッシュや綿棒で拭き取れば復活するケースもあるが、目や皮膚につかないように正しく対処しなければ危険なうえ内部に流れ込むと直せなくなる。
壊れたリモコンを修理しても直らないときは、新しいリモコンに買い替えよう。汎用リモコンなら、ほとんどのメーカーや機種で使用が可能だ。安価で購入できるので、修理を依頼するより安くすむケースも多い。
結論
故障したリモコンは、分解して修理すれば復活する可能性がある。電池切れなどのケースもあるので、まずは故障しているか確認しよう。電池を入れ替えたり、スマホカメラで撮影したりしてチェックしてほしい。故障したリモコンの修理方法を試しても復活しないなら、新しく購入するのがおすすめだ。