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メラミンスポンジで歯の黄ばみが落とせる?着色汚れの落とし方を解説

投稿者:ライター 松岡由佳里 (まつおかゆかり)

鉛筆アイコン 2023年3月 8日

掃除のときに、水垢や茶渋といったガンコな汚れ取りに便利なメラミンスポンジ。ならば、歯の黄ばみを取るのにも使えるのではないかと考える方も多いだろう。果たして、メラミンスポンジで歯の黄ばみを落とせるのか、そもそも落としていいのかが疑問だ。ここでは、歯の黄ばみとメラミンスポンジについて紹介しよう。

  

1. メラミンスポンジとは?

メラミンスポンジ
そもそも、メラミンスポンジとはどのような素材でできていて、どのような性質があるスポンジなのだろう。

メラミン樹脂製の硬いスポンジ

メラミンスポンジの材料は、メラミン樹脂だ。このメラミン樹脂をミクロン単位で発砲させたもので、細かい網目構造になっている。メラミンスポンジの特徴は、樹脂が硬いということだ。硬度レベルは「4」で、これは真鍮や大理石に匹敵する。メラミンスポンジは、この硬さを利用して汚れを削り落としているのだ。

2. メラミンスポンジで歯の黄ばみが落とせる?

歯医者
歯の黄ばみは、歯ブラシではなかなかキレイにできない。メラミンスポンジを使って歯の表面の黄ばみを擦り落とすことは可能なのだろうか。

掃除用メラミンスポンジは使ってはいけない

結論から言うと、掃除用のメラミンスポンジで歯の黄ばみを落とすのはNG行為だ。硬いメラミンスポンジを使うと、歯の黄ばみは落とせても、一緒に歯のエナメル質まで削り落としてしまいかねない。エナメル質は、歯の健康を維持するために必要なものだ。エナメル質がなくなってしまうと、虫歯や知覚過敏になる危険性がある。
また、メラミンスポンジで歯を擦ると、擦ったあとがザラザラになる。ザラザラになった部分は色素が沈着しやすいので、前よりも黄ばみやすくなってしまうのだ。

歯専用メラミンスポンジなら使用可能

掃除用のメラミンスポンジで歯の黄ばみを落とすのは危険だ。しかし、歯専用のメラミンスポンジを使えば、ホワイトニングは可能である。歯専用のメラミンスポンジは「医療用」あるいは「ホワイトニング用」と記載があるものを選ぼう。

3. 歯専用メラミンスポンジの正しい使い方

歯
歯の黄ばみを落とすためには、専用のメラミンスポンジを使うことが大切だ。使い方にもポイントがあるので紹介しよう。

水で湿らせて歯をやさしく擦る

歯専用のメラミンスポンジを使うときには、必ずメラミンスポンジを水で濡らしてから使ってほしい。水分が多くてあまり擦れた感じがないというときには、少し絞って水分量を減らそう。

使用上の注意点

【強い力で擦らない】
歯専用のメラミンスポンジで歯の黄ばみを落とすときには、強くゴシゴシと擦らないことだ。もっと白くしたいと強く擦ったり、何度も擦ったりするとエナメル質に悪影響が出る。歯専用のメラミンスポンジは、歯の表面の汚れは落とせるが、エナメル質の内部に浸透してしまった色素には効果はない。

【差し歯や人工歯には使わない】
歯専用のメラミンスポンジを差し歯や人工歯に使うことはNG行為だ。表面のコーティングまで落としてしまう。コーティングが落ちると、歯のツヤもなくなってしまうので注意してほしい。

結論

歯の黄ばみを落とすために、掃除用のメラミンスポンジを使用するのはやめよう。歯のエナメル質まで擦り取ってしまうため虫歯や知覚過敏になりやすく、かえって色素沈着するので危険だ。歯の黄ばみを落とすためには、ホワイトニング専用のメラミンスポンジを使おう。やさしく、擦り過ぎないことがポイントだ。
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  • 更新日:

    2023年3月 8日

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