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切り花

切り花を長持ちさせる裏技は?正しい管理方法や延命剤の代用品を解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年3月14日

花のある暮らしを楽しむために、知っておくと便利な切り花を長持ちさせる裏技を紹介しよう。正しい管理の方法から、延命剤の代用品となる裏技アイテムを使う簡単な方法まで詳しく解説する。ぜひ参考にして、生き生きとした花を少しでも長く楽しんでほしい。

  

1. 切り花を長持ちさせる裏技術

切り花
切り花を長持ちさせる裏技術を、準備編と管理編に分けて紹介しよう。このひと手間をかけるだけで、違いがでるだろう。

切り花を長持ちさせる方法 | 準備編

【花瓶をキレイにしておく】
前提として花瓶が汚れていたら、水替えをいくらしてもバクテリアなど細菌が繁殖してしまう。まず花瓶の中を、中性洗剤やスポンジなどを使用して洗い、汚れやヌメリをしっかりと取り除いておこう。

【余計な葉を取っておく】
水に浸かる部分の葉は、取り除いておこう。切り花の葉は水に浸けっぱなしだと腐食が進み、水が汚れる原因になる。さらに、多すぎる葉やしおれかけている蕾なども、あらかじめカットしておこう。切り花は根がないので水分を吸収する力が弱く、一方で葉から水分が蒸発する。そのため葉がたっぷり付いていると、余計に水分が蒸発しやすくなり、花にまで水分が行き届かない可能性がある。

【水揚げする】
なるべく行ってほしいのが、水の通り道を復活させる「水揚げ」という方法。バケツやボールに水を張って、茎を切りたい長さまで水中に入れる。そのまま水の中で茎を切る。その時、茎を斜めにスパッと切ると断面が潰れず、さらに切り口が広くなるので水をより多く吸い上げることが可能だ。

切り花を長持ちさせる方法 | 管理編

【毎日水を替える】
切り花を長持ちさせるために最も大切なのは、水を替えることだ。毎日水を替え、そのタイミングで茎の先1~2cmを切っておくと、花の持ちがぐんとよくなる。花瓶の水は時間がたつと、どうしても雑菌が繁殖してしまう。そのため、毎日キレイな水に入れ替え、雑菌が付いてしまった茎の先を切って清潔にすることが重要だ。

【定期的に花瓶を洗う】
花瓶の中は、汚れが溜まりがち。水を毎日入れ替えていても、ヌメリが付いてしまうこともある。2~3日に1回くらいは、食器用洗剤や台所用漂白剤を使ってしっかり花瓶を洗っておこう。ボトル洗い用など柄付きのスポンジがあると洗いやすくおすすめだ。

【風通しの良い日陰に飾る】
切り花は植物だからと、直射日光に当てるのはNG。明るい日陰に置くのがベストだ。葉や花から水分を蒸発するので、気温が高い場合、蒸発量が多くなりダメージを受けやすくなるからだ。さらに、急激な温度変化や強風も苦手。エアコンの風が直接当たる場所も避けよう。

2. 切り花を長持ちさせる裏技アイテム

切り花
切り花を長持ちさせるアイテムとして、延命剤が一般的だ。しかし、延命剤がなくとも代用品となる裏技アイテムがあるので、紹介しよう。きっと、ご家庭にあるはずだ。

延命剤の代用品

【炭酸飲料】
植物が成長のために必要な成分の1つに、糖がある。炭酸飲料には果糖ブドウ糖液糖が多く含まれており植物が吸収しやすく、おすすめだ。炭酸ガスが含まれることで、菌の繁殖を抑える作用にも期待できる。

【漂白剤】
漂白剤は、花瓶の水を腐らせる原因となる細菌の繁殖を抑えられる。ただし入れすぎると花が枯れる原因になるため、水300mlに対しほんの1滴入れるのを目安にしよう。

【中性洗剤】
中性洗剤にも、漂白剤と同様の効果が期待できる。食器用洗剤などの中性洗剤に含まれる殺菌成分は水を腐りにくくする。また、界面活性剤は花の水揚げをよくしてくれる効果もある。そのため中性洗剤を使う際、成分が両方入っているか確かめておこう。水200mlに対して2~3滴の中性洗剤を使うとよい。

【10円玉】
10円玉の材料となる銅は、抗菌効果が期待できる。花瓶の水に、数枚の10円玉を入れるだけなので、簡単かつ手軽だ。水替えの際は、花瓶とあわせて10円玉も洗うようにしよう。

【砂糖】
砂糖も、切り花の栄養になり長持ち効果がある。しかし、砂糖だけでは細菌の繁殖を抑えられないので、前述した漂白剤と併用するのがポイント。水1Lに、漂白剤5~6滴を入れたものに、5~10g程度の砂糖を入れる。

【お酢】
漂白剤と同様、殺菌作用のあるお酢も切り花を長持ちさせてくれる。お酢を数滴1Lの水にたらすか、あるいは茎の切り口を直接お酢に30秒~1分程度浸けた後、すぐ花瓶に生ける方法も効果的だ。

3. 切り花の蕾や茎を長持ちさせる裏技

切り花
切り花の蕾や茎を長持ちさせる裏技を紹介しよう。

深水法

花の頭がしおれてしまったときにおすすめなのが「深水法」。深く水を張り、水圧を高めて水を吸収させる方法だ。新聞紙を花に巻き、水を半分以上入れたバケツに入れて半日~1日放置し、新聞紙を外せば元通りになるだろう。

燃焼法

太い茎には吸水性が高まる「燃焼法」がおすすめ。とくに茎の表面が硬くあまり水気を含まないアジサイやシャクヤクやバラなどに最適だ。濡らした新聞紙で根本以外を包み、切り口から2~5cmの部分を焼こう。炭化したら、新聞紙に包んだ状態ですぐ水を張ったバケツに入れ、花が元の元気な状態になるまで浸ける。

間引き

切り花の蕾が開かないときは「間引き」しよう。ある程度残して、ほかの蕾や葉は取り除くようにすれば、キレイな花を咲かせるだろう。蕾が咲くには、茎や葉にある栄養が蕾に行き渡る必要があるのだ。

結論

切り花を長持ちさせるために重要なポイントは、茎の切り口や水の清潔な状態を保つことだ。そのためには、水切りなどの準備や水替えを欠かさないことが大切。そして、延命剤の代用品となる裏技アイテムをたすことで、さらに効果が期待できるだろう。水が汚れるのを遅らせたり、切り花に栄養を与えたりできるからだ。いままで切り花を長持ちさせることができなかったという方は、試してみてはいかがだろう。
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  • 更新日:

    2023年3月14日

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