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カメラ

カメラの寿命は平均何年?種類別の耐用年数や長持ちさせるコツを解説

投稿者:ライター 廣澤京子 (ひろざわきょうこ)

鉛筆アイコン 2023年3月13日

カメラはどのくらい使うと寿命が訪れるのだろうか。この記事では、カメラの寿命を決める要因について、レンズやバッテリーの劣化、シャッター回数といった部品別に解説する。後半では、寿命を延ばすコツについても触れる。カメラを長く楽しむための参考にしてほしい。

  

1. カメラの寿命は何で決まる?

カメラ
カメラの寿命は何で決まるのだろうか。ここでは、大きく3つに分けて解説しよう。

レンズの劣化

レンズは使用しているうちに、少しずつだがホコリが侵入してくる。微細なホコリであれば問題ないが、大きなものだと画像に影響を与える原因にもなる。また、ホコリはカビの原因になることがあり、画像に影響が出る。

シャッター回数

カメラにはシャッター耐久回数がある。シャッターが切れる耐久性とは、回数にするとどれぐらいあるか、ということだ。公式に発表されているものもあれば、ない場合もある。あくまでも目安ではあるが、入門者モデルのカメラは5~10万回、中級者モデルは10~20万回、上級者モデルは40~50万回だ。シャッターを押した回数や、撮影枚数などが耐久回数の目安になる。
シャッター耐久回数に到達しても、全てのカメラが寿命を迎える訳ではない。耐久回数を超えても撮れるものもあれば、達していないのに壊れる場合もあるだろう。

【シャッター回数の調べ方】
デジタルカメラのシャッター回数は本体に記録されているため、専用のアプリやサイトで確認できる。しかし、不具合でカウントされていなかった、もしくはカメラの機種によってはサポート対象外である場合も。その場合は、使用状況からおおよそのシャッター回数を計算してみよう。
まずは、使用頻度と1回の撮影枚数を確認しよう。毎月300枚ほど撮影する場合の概算は、300枚/(1回)×12カ月=3600枚だ。1年で3600回押していることになるため、3年使って1万回に到達する。10万回のシャッター耐久回数があるカメラでも、10年ほどは使える目安になる。使っているカメラのシャッター負荷がどのくらいかは、おおよそでカウントができるのだ。

バッテリーの劣化

バッテリーの劣化もカメラの寿命を縮める原因だ。バッテリーが劣化する原因として、保管の仕方が挙げられる。バッテリーが高温になる場所や充電が満タンの状態、充電がカラなどの状態での保管は劣化する恐れがある。ある程度充電が残った状態で保管するといい。カメラのバッテリーを保管する環境は、劣化を防ぐために重要なポイントである。温度が低すぎても高すぎてもバッテリーの劣化は早まるため、0~35℃の一定の気温の場所で保管しよう。

【バッテリーの劣化の調べ方】
カメラの機種によっては、バッテリーの劣化をカメラ本体で調べられる。カメラ本体で確認ができない場合は、テスターで電圧を測定するといい。新品のときと比べて、電圧が上がらなくなったら劣化が進んでいるだろう。ほかにも、充電しても新品のときのような使用感がなくなった場合は、劣化が進んでいると考えられる。

2. カメラの平均寿命は何年?

カメラ
カメラを使っている際に、画質が落ちたなどの不具合を経験したことはないだろうか。もしかするとカメラの寿命が近いかもしれない。ここでは、カメラの平均寿命を種類別に紹介しよう。

カメラの種類別の平均寿命

カメラには、ミラーレスやデジカメ、フィルムカメラなどさまざまな種類がある。種類別にカメラの平均寿命について紹介する。

【ミラーレスの平均寿命】
ミラーレスカメラの平均寿命は5~6年だ。ミラーレスの寿命というより、カメラを製造しているメーカーが大体5~10年で部品を製造しなくなるためだ。そのため、故障しても修理ができない。

【デジカメの平均寿命】
デジカメの修理対応期間は、5年のメーカーが多い。一眼レフやミラーレスに比べると、寿命が短いのが特徴だ。一眼レフなどのように、プロが使うことを想定していないためである。

【フィルムカメラの平均寿命】
修理対応期間の終了後に故障したときがフィルムカメラの寿命といえる。補修部品の在庫がある場合は、修理に対応してくれるのもフィルムカメラの特徴だ。フィルムカメラは電子部品を使っていないため、数十年使えることもある。

【一眼レフの平均寿命】
一眼レフは、修理対応期間が5~8年なので、その期間を過ぎると故障しても部品が交換できなくなる。修理に対応してくれる期間が寿命の目安である。

【スマホカメラの平均寿命】
スマホカメラの中には、半年ほどでぼやけることもあるなど、機種によって異なる。心拍数を測るアプリなどが入っていた場合、レンズに手を当てて使うものもある。レンズに手を当てて指紋をつける頻度が多いと寿命は短くなる。ほかにも、スマホを落とすなどして傷がつくと平均寿命はグッと縮まる。

【防犯カメラの平均寿命】
防犯カメラの中でも監視システムとしているものは、「事務機器及び通信機器」になるため、耐用年数は6年だ。一方、監視システムではない防犯カメラは耐用年数5年、災害などを報知するための防犯カメラは「災害報知設備」となり、耐用年数が8年だ。
一般的な防犯カメラは5~6年の寿命といわれている。

3. カメラの寿命を延ばすコツ

カメラ
カメラの寿命を延ばす際に気をつけたほうがいいことや、コツについてみていこう。

湿気やホコリを避けて保管する

カメラは精密機器なので、0~35℃くらいの一定の温度に保たれた環境に置くのが最適だ。日本においては、室内で保管していれば重大な故障を引き起こすことは少ないが、場所によっては気をつける必要がある。また、レンズなどにホコリが入ってしまわないように保管するのがおすすめだ。

バッテリーを正しく充電する

バッテリーを良好な状態を保つために、気をつけるポイントがある。バッテリーをカラの状態もしくは満タンで保管すると劣化が早まるため、使用する当日か前日に充電しよう。

結論

カメラの寿命はレンズやシャッター回数、バッテリーの劣化などによって決まる。さまざま種類のあるカメラだが、大体5~10年ほどの間に部品の製造をしなくなるため、修理に対応できなくなり寿命を迎える。少しでもカメラの寿命が延びるように、カメラの保管方法に気をつけて長く愛用してほしい。
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  • 更新日:

    2023年3月13日

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