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服

フリーサイズとは?メンズ・レディース別の基準や正しい意味を解説

投稿者:ライター 山田左知子 (やまださちこ)

鉛筆アイコン 2023年3月19日

服を買う際に目にする「F」とは、フリーサイズを意味する。フリーサイズだから誰でも合うように作られているだろう、と思ってはいないだろうか。実はフリーサイズの服は誰でも着られるサイズ、という意味ではない。今回はフリーサイズについて解説するとともに、メンズ、レディース別のフリーサイズの基準や、服を選ぶ際のポイントも紹介する。フリーサイズの服を買って失敗したことのある人は、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. フリーサイズとは?

サイズ
フリーサイズとは、洋服のサイズ表記のひとつ。レディースの服や小物アイテムなど、個人の体形や身長によって左右されにくい商品に使われることが多い表記だ。たとえば、靴下や帽子、マフラーなどがフリーサイズと表記されることが多い。そのため、「どんな人にでも合うサイズで作られている」と思っている方も多いかもしれない。ここではフリーサイズの本来の意味を解説する。

サイズが一種類しかないという意味

実はフリーサイズとは「サイズが一種類しかない」「ワンサイズだけしか作られていない」というのが本来の意味だ。フリーサイズを「ワンサイズしかない」といった言い方で販売すると、買う人にとってサイズが限定されたような抵抗感が生まれることがあるため、「フリーサイズはだいたいの体形の人に合うサイズ」として販売している店も多い。
これには店側のコスト面の理由がある。S・M・Lといったサイズ展開が豊富な洋服と比べてフリーサイズは一種類。サイズによって売れ残ることがないため、在庫ロスを減らせるのだ。

誰でも着られるわけではない

服を選ぶ際にはS・M・Lなどのサイズを確認して買うだろう。自分の体形を知っていれば、だいたいMサイズが合うかな、といった感覚で選ぶ人もいるかもしれない。そもそもS・M・Lといった服のサイズは、JIS規格でサイズの範囲が数値としてはっきり決まっている。したがって、どのお店で買っても同じサイズであれば大きさの差異は少ない。
しかし、フリーサイズには公式の規格がない。ブランドやメーカーごとに数値が定めているため、A店でフリーサイズのTシャツを買うとちょうどいいのに、B店で買ったフリーサイズのTシャツは小さくてぴったり、といった現象が起こりやすい。
身長や体形は個人によってかなりの差があるもの。フリーサイズは誰でも着られるわけではないことを覚えておこう。

2. メンズ・レディース別のフリーサイズの基準

サイズ
ブランドやメーカーによってサイズ感が異なるフリーサイズだが、だいたいの基準はある。以下ではフリーサイズの基準について、メンズとレディースに分けて紹介する。買い物に行った際に、気に入った服がフリーサイズだった場合の目安にしてほしい。

メンズのフリーサイズ

メンズのフリーサイズの服は、身長165cm~180cmほどの人が着用可能だ。参考までに、日本人男性の平均身長は約171cm。(※1)その前後のサイズとして設定されているので、多くの男性が着られることになる。

レディースのフリーサイズ

一方、レディースのフリーサイズでは身長150cm~165cmほどの人が対象となる。日本人女性の平均身長は約158cmなので、標準身長の範囲の女性が着られる服というわけだ。(※2)よって、平均身長より低い人にとっては少しゆったりめに着られるサイズ感で、逆に平均身長より高い人にとっては、身体にフィットするサイズ感ということになる。

3. フリーサイズの服選びのポイント

サイズ確認
気に入った服がフリーサイズしかない場合、どのような点に気を付けて選ぶといいだろうか。実店舗で服を選ぶ場合と、インターネット通販で服を選ぶ場合と2パターン紹介しよう。

試着してサイズ感を確かめる

実際に商品を手に取って選べるのが、実店舗で買い物をするメリットだ。自分が標準的な体形だからといって、フリーサイズが合うかはわからない。そのため、店で服を選ぶ場合は、必ず試着をしよう。試着をする際は、試着室の鏡の前で正面、横、後ろとすべての角度からの見え方をチェックすることも必要だ。服を購入後、家に帰ってから試着したときと違う、といった失敗が少なくなるのでおすすめである。

通販の場合は実寸を確認する

インターネットの通販で服を買う場合は、試着ができない。同じメーカーの服でも、デザインによってフリーサイズの規格が異なるので注意が必要だ。そんなときは、サイトに載っている服の実寸を確認しよう。トップスを選ぶときは、肩幅や着丈にポイントを絞って、パンツはウエストと股下をしっかり確認することが自分に合う服選びのコツだ。

結論

フリーサイズの服は、メンズもレディースも日本人の標準体形を基準に作られていることがわかった。しかし、メーカーやデザインによってサイズはさまざま。必ず試着して着用感を確かめよう。通販で買う場合は、いま自分が持っている服のサイズ表と照らし合わせるのもおすすめだ。フリーサイズの基準を知って、今後の買い物に役立ててほしい。
(参考文献)
※1※2出典:独立行政法人 統計センター「国民健康・栄養調査14 身長・体重の平均値及び標準偏差 - 年齢階級,身長・体重別,人数,平均値,標準偏差 - 男性・女性,1歳以上〔体重は妊婦除外〕 | 統計表・グラフ表示 | 政府統計の総合窓口」
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  • 更新日:

    2023年3月19日

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