目次
1. スマホの充電の減りを早める3つの原因

スマホの充電の減りが早い原因には、バッテリーの劣化だけでなくスマホの使用状態も関係している。
バッテリーの減りが早い原因
スマホの充電の減りが早い原因は、大きく分けてバッテリー、アプリ、ディスプレイの3つだ。
【電池が劣化している】
スマホの充電の減りが慢性的に早いときは、バッテリーが劣化している可能性が考えられる。デバイス自体が高温になることでバッテリーに負荷がかかり、劣化が早くなるので使い方には気をつけたい。暑いところでの使用や、負荷のかかるアプリには注意が必要だ。また、ほとんどのスマホに使用されているバッテリーはリチウムイオン電池で、一般的に2年経過すると寿命を迎えるといわれている。経年劣化の可能性も視野に入れよう。
【アプリで大量に消費している】
スマホの充電の減りが早い原因として、アプリが大量に動いていることも考えられる。スマホを使っていないときもバックグラウンドで常にアプリが起動していたり、高い処理性能が必要なアプリを使っていたりすると、電池の消費が激しくなるのだ。
【スマホの設定が影響している】
ディスプレイの設定も、スマホの充電の減りが早い原因に関わっている。画面が明るければ消費電力が高くなる。ディスプレイを常に明るくしていると、電池の消費量が多くなるのに加え、スマホ自体も発熱しやすくなる。BluetoothやWi-Fiを常時使用に設定していることでも、電池の消費が多くなるので気をつけよう。
2. スマホの充電の減りが早いときに試したい対処法

スマホの充電の減りが早い原因をふまえて、試してみたい対処方法を解説する。
スマホの設定を見直す
まずはスマホの設定を見直してみよう。確認したいのは以下の5つの設定だ。
【画面の設定】
ディスプレイの明るさの設定が明るくなりすぎていないだろうか。ライトの点灯時間や音量、画面が自動回転するなど、設定によっては消費電力が高いものがある。消費電力が高いと、それだけバッテリーにもダメージがかかりやすくなるので、設定の見直しは急務だ。
【Wi-Fiの設定】
Wi-Fiが未接続のまま設定をオンにしていないだろうか。未接続のままだと常に電波を探し続けるため、電池を消耗してしまう。設定を確認してみよう。
【Bluetoothの設定】
Bluetoothの設定が常時オンになっているのも電池を消耗してしまう原因だ。使用するときだけオンにするように設定しておくとよい。
【GPSの設定】
GPSは常に位置情報を取得しようとしている。バックグラウンドで動き続けるため、ずっと電力を消費してしまう。省電力モードを利用したり、使い終わったアプリの位置情報取得はオフにしたりと、GPSの設定を見直そう。
【アプリの設定】
バックグラウンドで起動し続ける、利用しないが残しているといったアプリが多数あると、それだけスマホの電池の消費量が増える。アプリのプッシュ通知もバックグラウンド処理なので、アプリ自体の設定を見直してみるとよい。
充電方法を見直す
スマホの充電には付属の電源アダプターを使用しているだろうか。付属の電源アダプター以外を使うと、電圧の調整でスマホが発熱してバッテリーを劣化させることがあるので、電源アダプターの見直しも考えよう。
また、頻繁な充電や過充電もバッテリーの劣化につながる。スマホの充電方法を見直すことも、すぐできる対処方法として覚えておこう。
3. それでもスマホの充電の減りが早いときは電池を交換

スマホの設定や充電方法を見直してもスマホの充電の減りが早いときは、バッテリーの劣化が原因と考えられる。電池交換についても確認しておこう。
電池の劣化を確認する方法
iPhoneとAndroidではバッテリーの劣化を確認する方法が変わってくる。それぞれ微妙に違うが、入り口は「設定」からだ。
【iPhoneの場合】
iPhoneの場合は、「設定」から「バッテリー」を選択、「バッテリーの状態」を押すと確認できる。最大容量と書いてある項目を確認することで電池の劣化がわかる。
【Androidの場合】
Androidの場合は、「設定」から「端末情報」を選択、「バッテリー情報」を押すと確認できる。機種によっては微妙に項目名が違っていたり、バッテリーの情報が確認できなかったりという場合もあるので注意してほしい。
電池の交換方法
バッテリーが劣化している場合は、交換するとスマホの充電の減りを改善できる。電池パックを自分で購入し、説明書を見ながらバッテリーを交換しよう。
自分でバッテリーを交換できないようなら、修理に出してみるのもひとつの手段だ。Appleでは保証対象のiPhoneなら費用は0円で交換可能、Androidの場合は購入したキャリアに依頼することで交換できる。
結論
スマホの充電の減りが早い原因について、対処方法とともに解説した。近年では大容量バッテリーを搭載したスマホや、電池長持ち充電などの機能を搭載したスマホも発売されている。スマホの充電の減りが早い原因を考えなくてもよいように、スマホ自体を変えてみるのもよいだろう。しかし、スマホやバッテリーはすぐ買い換えられるほど安くはないので、設定の見直しや使うアプリを見直して、バッテリーの劣化を抑えながら使用しよう。