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枕の汗シミの落とし方とは?黄ばみや汚れの洗濯方法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年4月 3日

枕の汗シミをキレイに除去するためには、落とし方が重要だ。清潔な枕で寝るためにも、キレイに落とすコツをチェックしておきたい。この記事では枕の汗シミの落とし方を、洗濯できるものとできないものに分けて紹介する。汗シミを放置するリスクや予防する方法とあわせて解説しよう。

  

1. 枕の汗シミを放置するとどうなる?

枕
人間は寝ているときにコップ1杯の汗をかくとされている。そのままだと枕に染み込んで汗シミや黄ばみになるので、落とし方の前に放置するリスクを確認しておこう。

睡眠の妨げや体調不良の原因になる

枕の汗シミを放置すると、頑固で落ちにくい黄ばみになる。さらに汗を吸い込んだ枕は不衛生だ。見た目が悪いのはもちろん、嫌なにおいの発生源になる。就寝時に頭を乗せるときに不快なにおいを感じると、睡眠の妨げになることも考えられるだろう。
また、枕に汗や皮脂が付着すると、カビやダニが発生しやすい。エサと湿度が揃うことで、適した環境になるのだ。そのまま使用するとダニの死骸やフン、カビを就寝中に吸い込むことになる。アレルギーの原因になるので注意が必要だ。清潔な枕を使用するためにも、汗シミの落とし方を確認しておきたい。

2. 枕の汗シミの落とし方

洗濯機
枕の汗シミの落とし方を、洗濯できる枕とできない枕にわけて解説しよう。それぞれの詳しい落とし方とあわせて枕カバーの洗濯方法を紹介するので、ぜひチェックしてほしい。

洗濯できる枕の場合

落とし方の基本として洗濯表示(※1)を確認しよう。洗濯処理記号(桶のマーク)に、バツ印がついていなければ水洗いができる。干し方や水の温度、漂白剤や乾燥機が使用できるかなども、チェックしておくと安心だ。
洗濯できる素材はパイプやミニボール、コルマ、洗えるビーズ、洗えるポリエステル綿などだ。洗濯表示が読めなかったり、素材がわからなかったりする際には、公式サイトを調べるか問い合わせで相談しよう。

必要なものや手順

洗濯できる枕は衣類用の酸素系漂白剤でつけ置きをする。バケツや枕が入る桶(バケツ)、マスク、ゴム手袋を用意しよう。入るサイズの桶やバケツがないなら、浴槽を使ってつけ置きするとよい。
ビニール手袋をしたあと、バケツや桶にぬるま湯をいれる。それから酸素系漂白剤を混ぜて、枕を1~2時間つけ置きすればOKだ。酸素系漂白剤の分量はパッケージで確認しよう。
つけ置きが終わったら洗濯表示に従って、洗濯機もしくは手洗いで洗濯してほしい。優しく洗える中性洗剤を使用する。最後は洗濯後に枕を干してしっかりと乾燥させるのが、基本的な汗シミの落とし方だ。材質によっては陰干しが必要なので、干し方を洗濯表示でチェックしておこう。

洗濯できない枕の場合

洗濯表示の洗濯処理記号にバツ印がついた枕は洗濯ができない。水洗い以外の落とし方で汗シミをキレイにする必要がある。洗えない材質は、羽根や羽毛、低反発ウレタン、洗えないビーズ、洗えないポリエステルだ。

必要なものや手順

洗えない枕の汗シミには、酸素系漂白剤と中性洗剤、重曹、マスク、ゴム手袋を使用する。酸素系漂白剤(3滴)と中性洗剤(小さじ3杯)、重曹(小さじ1)を混ぜて濡れタオルにつけよう。
濡れタオルで枕の汗シミを叩くのが基本の落とし方だ。それから叩くように水拭きをして洗剤を拭き取る。乾いたタオルを押し当てて水分を吸い取ろう。あとは洗濯表示の干し方に従って乾かせばOKだ。
ただし、酸素系漂白剤を使えない枕もあり、素材によっては枕を傷める可能性がある。大事な枕なら、クリーニングに出したほうがよいだろう。上記の落とし方で効果がない場合も、クリーニングに出すことを検討してほしい。

枕カバーの洗濯方法

枕カバーの汗じみは、酸素系漂白剤と50度くらいのぬるま湯でつけ置きする。パッケージで分量を確認して入れたら、30分~2時間ほど放置しよう。あとは洗濯洗剤を入れて洗濯機で洗えばOKだ。

3. 枕の汗シミを予防するコツ

枕
枕の汗シミは日頃からの対策で防げる。2つの予防方法を紹介するので、汗シミの落とし方とあわせて実践してほしい。

厚手の枕カバーをかける

厚手の枕カバーをかければ汗が枕に染み込みにくい。枕に直接汚れが付着するのを防ぐことで、清潔に保てる。枕カバーの洗い替えを用意しておき、こまめに洗濯するのがポイントだ。夏なら3日に1回、冬は1週間に1回を目安に洗濯しよう。

こまめに洗濯する

洗える枕なら定期的に洗濯することで、汗染みを防げる。においや汚れが気になったときはキレイに洗うとよい。ただし、繰り返し洗いすぎると傷むので、半年に1回を目安にするのがおすすめだ。

結論

落とし方を知っていれば、枕の汗シミはキレイに落とせる。洗濯できる枕とできない枕に分けて汗シミの落とし方を紹介したので、ぜひ実践してほしい。汚れが落ちなかったり傷みやすい素材だったりする場合は、クリーニングの利用も検討しよう。厚手の枕カバーをつける、こまめに洗濯するなど、汗シミを予防する方法もあわせて実践してほしい。
(参考文献)
※1:消費者庁「洗濯表示(平成 28年12月1日以降)」
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  • 更新日:

    2023年4月 3日

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