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静電気

簡単にできる静電気対策とは?発生の予防法や除去方法を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年4月 6日

静電気は日常の簡単な対策で予防できる。バチッとした痛みを避けるために、効果的な方法をチェックしておこう。この記事では、簡単にできる3つの静電気対策を紹介する。静電気が発生する原因や、帯電した静電気を逃がす方法とあわせてまとめた。

  

1. 静電気が発生する原因とは?

静電気
静電気とは物質にたまった電気のことだ。すべての物質はプラスとマイナスの電気を持っており、通常はバランスが釣り合った状態になっている。摩擦によってプラスとマイナスの電気のバランスが崩れることで、静電気が発生する仕組みだ。
電気は流れようとする性質がある。金属など電気を通しやすいものに触ると、たまった静電気が一気に流れてしまい、バチッとした痛みを感じるわけだ。
通常であれば体にたまった静電気は、空気中の水分を通して放電される。冬に静電気が発生しやすいのは、電気を通す空気中の水分が少ないからだ。湿度20%以下、気温20℃以下の環境ではとくに静電気が発生しやすい。

静電気が引き起こす危険性

静電気が一気に流れるとバチッとした痛みを感じる。部位や電圧の大きさによっては強い痛みになり、火傷のような跡ができることもあるだろう。さらにホコリや花粉が皮膚や衣服に吸い寄せられてしまうため、簡単な対策をしたほうがよい。
また、放電のときに発生する火花にも注意が必要だ。可燃性のガスを取り扱うガソリンスタンドや、細かな粉塵が発生する工場では、火災の原因になる恐れがある。機械の動作不全を引き起こすケースもあるので、十分に対策をしよう。

2. 簡単にできる静電気対策

加湿器
日頃から対策をすれば静電気は簡単に防げる。3つの簡単な対策を紹介するので、ぜひ実践してほしい。

部屋の湿度を上げる

空気中の水分が増えれば、体にたまった静電気は自然と放電される。加湿器で部屋の湿度をあげることで、静電気がたまりにくい環境を簡単に作ることが可能だ。
洗濯物を室内で干したり、コップに水を入れて置いたりといった方法でも湿度はあがる。一方で加湿をしすぎるとカビやダニが発生しやすくなるので、湿度は50~60%をキープしよう。

肌の乾燥を防ぐ

肌が乾燥して水分量が少なくなると、静電気が放電されにくい。不足した水分を補うことが、簡単にできる対策になる。保湿クリームや乳液などの保湿剤を使用して、しっかりとケアすることが重要だ。
手を洗ったあとは乾燥しやすいため、こまめにハンドクリームを塗る。首周りやお腹周り、腰なども乾燥しやすいパーツなので、ボディクリームでしっかりと保湿しよう。髪にはトリートメントやヘアオイルを使用するとよい。

静電気が起きにくい衣類を選ぶ

吸湿性が高い天然繊維は静電気が起きにくい傾向がある。毎日身につける下着に取り入れることで、簡単に静電気対策ができるだろう。天然繊維の木綿や絹、麻以外なら、レーヨンがおすすめだ。
ナイロンやウールなどプラスに帯電する素材と、ポリエステルやアクリルといったマイナスに帯電する素材の組み合わせは避ける。一緒に着用すると静電気が発生しやすくなるので、同じ性質の衣類で揃えよう。
また、衣服の静電気対策には柔軟剤を使用するとよい。表面が滑らかになることで摩擦が軽減できるので、静電気が起きにくくなる。静電気防止スプレーは吹きかけるだけでよいため、柔軟剤より対策が簡単だ。

3. 帯電した静電気を簡単に逃がす方法

手
バチッとした痛みの対策には、帯電した静電気を逃がす方法が効果的だ。2つの簡単な対策を紹介しよう。

静電気を除去するグッズを活用する

静電気除去グッズを使えば、簡単に静電気を除去できる。キーホルダーやブレスレットタイプは持ち運びに便利だ。外出先でも手軽に使用できるだろう。
ほかにもドアノブなどに貼るシートタイプなど、いろいろな種類がある。目的や場所にあったグッズを用意しよう。なお、静電気対策グッズがない場合は、革製の財布や綿の手袋、鍵の先端でドアノブなどに触れるだけでもOKだ。

グッズを使わないで静電気を逃がす方法

【壁や地面に触れる】
建物の壁やコンクリートの地面、ドアの面、木製の家具は電気を通しにくい。手のひら全体で触ることで、帯電した静電気を逃がすことができる。静電気が発生する時期は、こまめに壁や地面に触る習慣をつけるとよい。
【手全体で触れる】
静電気が指先などの一点に集中しないように、手全体で触れることが重要だ。接する面が広くなることで、痛みを軽減できる。ドアノブや車に「パー」もしくは「グー」の状態で触れるように意識することが、静電気の簡単な対策になるだろう。

結論

静電気は日頃からの簡単な習慣で防げる。バチッとした痛みはもちろん、事故のリスクもあるのでしっかりと対策をしてほしい。静電気対策には部屋の湿度をあげる、肌の乾燥を防ぐなどの方法が効果的だ。帯電した静電気を逃がすことで痛みを防げるので、除去方法をチェックしておこう。
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  • 更新日:

    2023年4月 6日

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