初出勤の服装マナーとは？就業初日の身だしなみや過ごし方を解説

1. 初出勤の服装マナーとは？

初出勤の日、何を着ていくのがベストなのだろうか。制服がない職場だと、このような悩みに直面するだろう。ここでは、初出勤日の服装マナーについて解説する。初出勤日に慌てないよう、事前に確認しておこう。

指定がない場合はスーツを着用する

指定がないのであれば、初出勤日の服装としてはスーツが無難だ。アパレル関連は別として、オフィスへ出社する場合にはスーツで出社してマナー違反になることはまずない。仮に真面目な印象を与えたとしても、悪く思われることはないだろう。2日目以降は周りの様子を見たり、先輩に聞いたりなどして、服装を決めるといいだろう。初出勤日の服装マナーに迷った場合は、スーツでの出社をおすすめする。

事前に規則を確認しておく

会社によっては、初出勤の服装に関して就業規則を設けている場合がある。業界や職種によってマナーが異なるため、自己判断せずに規則を確認しておこう。心配な場合は初出勤する前に、採用担当者や人事担当者など、会社の規則に詳しい担当者に聞くといいだろう。守るべき服装マナーに関して、明確な答えが得られるはずだ。

清潔感を意識する

初出勤の服装は、清潔感が大事だ。相手に与える印象は、目から入る情報で決まることも多い。いくら人柄がよくてもシワシワのシャツを身に着けていたり、泥だらけの靴を履いていたりすれば、よい印象は与えられない。自分に合ったサイズ感や、清潔感を意識した服装を取り入れるのがマナーだ。

2. 初出勤での私服はマナー違反？

初出勤は自由な服装でよいといわれた場合、実際に私服で行くのは、マナー違反なのだろうか。ここでは、オフィスにおける私服の概念について説明しよう。

職場での私服とはオフィスカジュアルのこと

オフィスでの私服とは、一般的にオフィスカジュアルを指す。オフィスカジュアルはスーツほど堅くないが、オフィスで仕事をするのに適したコーディネートのこと。社会人としてのマナーを守りながらも、少し肩の力を抜いて着られるのがポイントだ。男性の場合はジャケットにシャツ、チノパン、革靴というような服装がオフィスカジュアルにあたるだろう。

オフィスカジュアルの選び方

オフィスカジュアルは自由度が高いからこそ、難しい。だがポイントさえ押さえておけば、初出勤でもおしゃれを楽しみながら服装マナーを守れる。ここでは服装を選ぶうえで知っておきたいことをお伝えしよう。

【ハイブランドは避ける】

ハイブランドで固めた服装は、相手に嫌な印象を与えてしまいかねない。とくにクライアントと接する仕事であれば、尚更だろう。オフィスカジュアルな服装であっても、避けた方がよい。名刺入れやバッグなどのアイテムも、ハイブランドは使わないのがマナーだ。

【落ち着いた色を選ぶ】

初出勤の服装で選ぶなら、ベージュ、ホワイト、グレー、ブラック、ネイビーといったベーシックカラーを選ぼう。落ち着いた印象を与えられるだろう。女性の場合は、ベーシックカラーの差し色として、パステルカラーを取り入れるのもよい。マナーを守りつつ、華やかさをプラスできるだろう。

3. 初出勤の服装以外のマナーとは？

初出勤の日は、服装以外にどのようなことに気を付けるとよいのだろうか。社会人として知っておきたいマナーを紹介しよう。

初出勤の際に知っておくべきマナー

初出勤で守りたいマナーは大きく3つだ。新しい職場でいいスタートを切るために、最低限知っておこう。

【菓子折りは必要ない】

入社日に、菓子折りを持っていく必要はない。オフィスにいる社員の人数もわからないので、足りなければそれこそ失礼にあたる。特に大人数が所属しているオフィスで勤務する場合は、やめておこう。少人数の会社で人数がわかっている場合は、菓子折りを持っていってもよい。ただし個包装で常温保存できるものが望ましいだろう。

【挨拶は笑顔でハキハキと話す】

初出勤でなくても、明るい笑顔とハキハキした話し方は、社会人としての基本的なマナーだ。後々の仕事のやりやすさにも影響してしまうので、緊張していてもこれだけは押さえておこう。初出勤では自己紹介を求められるかもしれない。趣味や特技などについて簡潔に話そう。

【最低限の持ち物は準備しておく】

初出勤では、最低限必要な持ち物がある。印鑑、筆記用具、A4サイズのクリアファイル、飲み物などだ。荷物が多くなりそうであれば、サブバッグもあると便利だろう。初出勤の前日までにはすべて揃えておくとよい。

結論

初出勤の服装マナーから、服装の選び方、服装以外に注意したいポイントについて解説した。これから一緒に働く仲間にうまく馴染むために、どれも守っておきたいマナーばかりだ。第一印象をよく見せるためにも、本記事を参考に初出勤に備えよう。スーツやオフィスカジュアルなど、会社の雰囲気に合わせた服装マナーを守りつつ、新しい職場での社会人生活を楽しんでほしい。