目次
1. 迷惑電話がかかってくる原因とは?

架電する側の目的によって、迷惑電話がかかってくる原因はさまざまだ。電話番号が売買されて、しつこい営業や詐欺といった迷惑電話がかかってくることもある。果たして原因はそれだけなのだろうか。
営業目的や詐欺
電話番号が流出してしまうと、営業や詐欺を目的とした電話が次々とかかってくることがある。営業や勧誘を目的とした電話では、日常会話を通して心の距離を縮めてくるケースもある。気を許した段階で勧誘して商品を購入させたり、詐欺でお金を振り込ませたりするので気を付けよう。
嫌がらせやストーカー目的
迷惑電話がかかってくる原因のひとつに嫌がらせがある。人間関係がよくない相手のほか、全く知らない相手という場合もあるのだ。人間関係がよくない場合は性質上、深夜や早朝など相手が不快に感じる時間に電話をかけてくることがある。その場合、生活に支障をきたすため非常に悪質だ。
また、迷惑電話の相手が全く見知らぬ人の場合は、鬱憤を晴らすために無言電話などをかけてくることもある。そして、より悪質なのがストーカーだ。相手の気を引きたいがために電話をかけてくる。こういった目的も、迷惑電話がかかってくる原因となる。
ワン切りで通話料を節約
電話に出ることができなかったとき、折り返しかけ直すことがあるだろう。その習慣を利用して、ワン切りで通話料を節約しようとしているケースも考えられる。節約した通話料で、より多く営業や詐欺をしようとしているのだ。また、手に入れた電話番号は本当に利用されているのかを確認するためのワン切りも、迷惑電話がかかってくる原因として考えられる。
2. 何回もかかってくる迷惑電話に出たほうがいい?

何度も同じ番号から電話がかかってくると、出たほうがいいのではないかと考えてしまうだろう。仮に迷惑電話に出ると、どうなるのだろうか。
詐欺電話の可能性が高い
何度もかかってくる迷惑電話に応答してみると、間違い電話だったというケースがあるだろう。しかし、間違い電話ではなく、詐欺電話である可能性はおおいにあるのでくれぐれも注意しよう。
1回出ると何回もかかってくるようになる
詐欺電話に一度でも応答してしまうと、電話番号が使われている事実が知られてしまい、迷惑電話がエスカレートする原因になる。迷惑電話だった場合、応答すると相手の思うつぼなのだ。迷惑電話が何度もかかってくる場合でも、電話に出なければ相手も諦めてかけてこなくなるだろう。
3. 何回もかかってくる迷惑電話への対処法

何度もかかってきてしつこい迷惑電話にはどのように対応すればよいのだろうか。
【迷惑電話への正しい対処法】
迷惑電話がかかってくる原因のひとつは、電話番号が使われているかを確認して、営業や詐欺に繋げるためだ。知らない番号からの電話には出ないようにするのが一番だが、自分に関係のある相手の可能性もある。迷惑電話への適切な対処法を見てみよう。
【かかってきた電話番号を調べてみる】
かかってきた電話番号をインターネットで調べてみよう。大手企業や店舗であれば、電話番号を検索するとヒットする。また、電話番号を怪しんだ人が検索したり口コミを掲載したりするため、悪質な業者の番号である場合にもヒットしやすい。
【迷惑電話をリスト化しているサイトを利用する】
迷惑電話をリスト化して公開しているサイトや、電話番号を提供しているサービスがある。そういったサイトやサービスで、かかってきた電話番号をチェックすると、迷惑電話に出てしまうという事態を防げるのだ。
また、過去にかかってきた迷惑電話の番号を登録しておけば、またかかってきた際にうっかり応答してしまうことも防止できる。
【非通知を拒否する】
迷惑電話は、非通知でかかってくる場合もある。非通知の場合でも、電話に出ると電話番号が使われていることが相手に知れてしまう。電話機やサービスによっては非通知からの着信を拒否する機能があるため、事前に非通知の電話がかかってこないように設定しておけば安心できるだろう。
【警察に相談する】
迷惑電話や非通知からの電話に出てしまい、事件性が感じられた場合は、尻込みせず警察に相談しよう。近年、特殊詐欺の手口は巧妙になっているので、違和感があるようなら早めに相談したほうがよい。
また、ストーカー行為だと思った場合にも早めに対応してもらおう。警察以外にも公的な相談窓口はあるため、大げさにしたくないと思うのならば、そういった機関への相談も検討しよう。
結論
迷惑電話がかかってくる原因には、営業や詐欺、嫌がらせ行為などがある。知らない番号の電話には応答せず、まずは検索して悪質業者でないかを調べてみるとよいだろう。自衛するには限界があるが、迷惑電話に応答しないように、今回紹介した方法を試してみてはいかがだろうか。