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メラミンスポンジ

メラミンスポンジを絶対使ってはいけない場所は?正しい使い方を解説

投稿者:ライター 吉田梨紗 (よしだりさ)

鉛筆アイコン 2023年4月23日

メラミンスポンジは掃除に便利だが、絶対使ってはいけない場所がある。素材を傷つけないためにも、正しい使い方をチェックしておこう。この記事では、メラミンスポンジを絶対使ってはいけない場所を5つ紹介する。メラミンスポンジで落とせる汚れの種類や、正しい使い方とあわせて解説しよう。

  

1. メラミンスポンジとは?

メラミンスポンジ
メラミンスポンジは、「メラミンフォーム」という材質でできたスポンジだ。原料となる「メラミン樹脂」を、ミクロン単位で発泡させて作られている。水だけで頑固な汚れをスッキリと落とせるのが魅力だ。

メラミンスポンジで汚れが落ちる仕組み

メラミンスポンジは硬度が高く、きめ細かい網目状になっている。こすることで汚れを削って落とす仕組みだ。使用するたびに削れていくため、消しゴムのようにカスが出る。
洗剤不要で頑固な汚れをキレイに落とせるのが特徴だ。一方で研磨作用が強いため、ものや場所を傷つける恐れがある。使用する前に絶対使ってはいけない場所をチェックしておこう。

2. メラミンスポンジを絶対使ってはいけない場所とは?

木材
メラミンスポンジを絶対に使っては行けない場所を紹介する。素材を傷めないために、あらかじめチェックしておくと安心だ。

メラミンスポンジが使えない場所

【塗装やコーティングされている場所】
メラミンスポンジでこすると、塗装やコーティングが剥がれてしまう。素材が傷つく恐れもあるので、車のボディやベランダの床、フローリングへの使用はNGだ。水垢防止や曇り止め、防汚など加工が施された鏡やガラス、洗面ボウル、便器、浴槽にも同様のことがいえる。

【ステンレス製で光沢がある場所】
ステンレスはメラミンスポンジを絶対使ってはいけない場所だ。削ることで表面に傷がつき、光沢が失われる。キッチンのステンレスシンクの掃除には、メラミンスポンジを使用しないようにしよう。

【木材や樹脂素材でできている場所】
木材は吸水性があるため、メラミンスポンジを使用するとシミになる可能性がある。樹脂素材は柔らかく、傷がつきやすいのでNGだ。木製の家具や樹脂素材の食器、収納ケース、アクリル板への使用は避けてほしい。

【漆器や陶器】
漆器にメラミンスポンジを使用すると、光沢やツヤが失われてしまう。見栄えが悪くなってしまうのでNGだ。また、陶器の軽度な汚れなら落とせるが、強くこすりすぎると傷がつくので避けたほうがよいだろう。

【人の歯や肌】
人体はメラミンスポンジを絶対使ってはいけない場所だ。ステインを落とすために歯をこすると、エナメル質まで削ってしまう。肌の汚れを除去するためにこすれば、皮膚が傷ついて炎症を起こす恐れがある。危険なので人体への使用は絶対にやめてほしい。

3. メラミンスポンジで落とせる汚れの種類

ガスコンロ
メラミンスポンジは頑固な汚れの掃除におすすめだ。絶対使ってはいけない場所とあわせて、落とせる汚れの種類をチェックしておこう。

メラミンスポンジで落としやすい汚れ

【水垢】
洗剤では落とせない水垢でも、メラミンスポンジならスッキリと除去できる。鏡や蛇口、窓ガラスの掃除におすすめだ。ただし、コーティングが剥がれてしまうので、加工が施された場所に使用するのは避けてほしい。

【油汚れ】
ベタベタとした油汚れの掃除には、メラミンスポンジがおすすめだ。コンロの油汚れや焦げ落としにぜひ活用してほしい。一方でワックスが剥がれるので、フローリングに飛び散った油や皮脂汚れの掃除に使用するのはNGだ。

【便器の黒ずみ】
便器の黒ずみの掃除にメラミンスポンジを活用しよう。ブラシやスポンジで除去できない頑固な黒ずみを、キレイに落とせる。ただし、防臭・抗菌加工が施された便器には使えない。

【網戸の汚れ】
メラミンスポンジでこすれば、網戸に付着した土埃や排気ガスをスッキリと落とせる。大きめのメラミンスポンジを2つ用意して、屋外側と室内側とで挟んで動かすだけなので簡単だ。

【茶渋】
食器についた頑固な茶渋は、メラミンスポンジで除去してほしい。漂白剤を使わなくても、湯のみや急須をこするだけでスッキリと落とせる。ただし、漆器や樹脂製の食器には使えないので、事前に材質を確認しておこう。

4. メラミンスポンジの正しい使い方

メラミンスポンジ
絶対使ってはいけない場所とあわせて確認しておきたい、メラミンスポンジの使い方を紹介する。基本的な3つのポイントをまとめた。

手袋をはめて使う

メラミンスポンジには研磨作用があるため、ゴム手袋をしてから使用したい。肌の弱い方だと、痛めてしまう可能性がある。短時間ならあまり問題ないが、長時間使用する際はゴム手袋で手を保護しよう。

水でぬらしてから使う

メラミンスポンジにはたっぷりと水を含ませる。少し水滴がしたたるくらいを目安にして、垂れないくらいに軽く絞ってから使うのがポイントだ。
水分が不足するとキシキシとした音がするので、乾燥してきたらそのたびにぬらす。掃除後はカスを拭き取り、残ったメラニンスポンジは絞って乾燥させてから保存してほしい。

洗剤を組み合わせる

頑固な汚れは、メラミンスポンジと洗剤を組み合わせて落とそう。ベタベタとした酸性の油汚れには重曹やセスキ炭酸ソーダが、水垢や尿石などアルカリ性の汚れにはクエン酸が効果的だ。
水で溶かしてからメラミンスポンジに含ませて掃除しよう。ただし、メラミンスポンジが溶けてしまうので、次亜塩素酸ナトリウムが配合された塩素系の洗剤とは一緒に使えない。

結論

メラミンスポンジには、絶対使ってはいけない場所がある。素材を痛めたりコーティングを剥がしたりする可能性があるので、注意が必要だ。光沢があるステンレスや木材、樹脂な素材など、絶対使ってはいけない場所を確認しておこう。メラミンスポンジで落とせる汚れや正しい使い方も紹介したので、あわせてチェックしてほしい。
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  • 公開日:

    2023年4月22日

  • 更新日:

    2023年4月23日

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