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旅館

旅館に宿泊するときのマナー集!NG行為やホテルとの違いも解説!

投稿者:ライター 廣澤京子 (ひろざわきょうこ)

鉛筆アイコン 2023年5月13日

旅館には、さまざまな宿泊マナーが存在する。初めて旅館に泊まったり久しぶりに泊まったりすると、マナー違反の行動を取っていないか心配になることもあるだろう。今回は、旅館の予約や部屋での過ごし方、温泉の使い方などの紹介をする。宿泊マナーを覚えてスマートに旅館に泊まろう。

  

1. 旅館とホテルの違い

旅館
旅館とホテルの異なる点はどのようなものがあるのだろうか。旅館とホテルの違いを詳しく紹介する。

同じ宿泊施設だが異なる点が多い

旅館とホテルは同じ宿泊施設だが、異なる点が多い。ホテルでは、客室の中はプライベート空間だが、それ以外の場所はパブリックな空間となる。宿泊客以外がショッピングやレストランに訪れることもあるためだ。しかし、旅館は宿泊客以外の人は訪れないため、玄関に入ればプライベート空間が広がり非日常空間を過ごせる。
また、ホテルでは部屋の中を靴で過ごすこともあるが、旅館は玄関で靴を脱ぐことが多い。脱いだ靴は仲居さんがげた箱にしまってくれるため、そのまま前向きに靴を脱いで上がる。
旅館とホテルの違いは、スタッフとの距離感も挙げられる。旅館は、日本が誇る「おもてなし」を中心としたサービスが提供されている。部屋まで荷物や料理を運んでくれたり、宴会などの各種手配をしてくれたりと、客に寄り添ったお世話をしてくれるのだ。
逆にホテルはセキュリティが高く、プライバシーを守ることが大前提とされている。適度な距離感が保たれているので安心して過ごせるのだ。

2. 旅館の宿泊マナー1|予約からチェックインまで

旅館
旅館を予約する際のマナーを紹介する。希望の部屋やプランなどがある場合の注意点も見ていこう。無事に予約できて、旅館へチェックインする際のマナーも触れていくので、旅館を予約して訪れる際の参考にしてほしい。

予約時

  • 電話予約する際は、「人数」「客室プラン」「チェックイン時刻」などの項目を伝えられるように、あらかじめメモに記載しておく。
  • ネット予約のページにはプランや料金などがしっかりと記載されているので、確認してから予約する
  • 誕生日などのプランに合った客室をリクエストする際は、メールや電話で細かく伝える
  • 車で向かう際は事前に宿に伝えておく
部屋のランクによって料金が設定されているため、「この料金で、この眺望がいい」と指定するのはマナー違反だ。プランや料金設定をしっかり確認して申し込もう。駐車場が満車であったり駐車料金がかかったりする場合もあるので、車で行く際は予約時に伝えておくことがおすすめだ。

チェックイン時

  • 到着予定時刻に遅れる際は、宿に一報を入れる
  • チェックイン時のドレスコードには気をつける
チェックイン時刻よりも到着が遅れる場合は、旅館に一本連絡を入れて遅れる旨を伝えよう。旅館は夜間に施錠するところもあるため、チェックインができなくなる可能性もある。料理の準備や布団を敷く時間なども遅れてしまうので、遅れるのが分かった時点で早めに伝えるといい。
ビーチが近いなどの理由で、ビーチサンダルや水着などでチェックインするのもマナー違反だ。ほかの客に不快な思いをさせたり、旅館の雰囲気を阻害したりすることもあるため注意しよう。

3. 旅館の宿泊マナー2|部屋と温泉・浴場での作法

旅館
次は、部屋や温泉・浴場でのマナーについてだ。旅館には畳の部屋が多いため、日本人なら和室の正しい使い方を知っておいて損はないだろう。温泉や浴場も、周囲の人に不快な思いをさせない使い方を心がけよう。気になる心付けも解説する。

部屋

  • 畳が傷まないように、キャリーケースは引きずらない
  • 襖は座って開閉する
  • 畳の縁や敷居、座布団は踏まないようにする
  • 自分より目上の人には床の間のある上座へ座ってもらう
  • 部屋に飲食物は持ち込み禁止。持ち込む際は、予約時に旅館側に確認する
  • アメニティやスリッパなどの消耗品は持ち帰ってもよいが、備品類の持ち帰りはNG
  • 使ったものは清掃係の人が片付けやすいようにひとまとめにしておく
  • 心付けは一律1,000~3,000円が一般的
畳の縁や敷居を踏むのは失礼な行為にあたるため、マナー違反だ。座布団を裏返したり踏んだりもしてはいけない。プライベートの旅行であっても、ものを大切にする基本的なのマナーは心がけよう。
旅館では飲食物の持ち込みは不可の場合がある。食中毒などのリスクがあるためだ。どうしても持ち込みたい場合は、旅館に確認しよう。ちなみに、日本のホテルや旅館はサービス料を取っているため、心付けは必要ない。しかし、手間をかけてしまった場合などに、心付けをポチ袋などに入れて渡すといいだろう。

温泉・浴場

  • 大浴場は多くの人が利用するため、かけ湯やシャワーでサッと汗や汚れを流してから入浴する
  • 脱衣所へ行く前にきつく絞ったタオルで身体をしっかり拭く
  • 洗い場は共有スペースなので、シャンプーや洗顔などを置いて占領しないようにする
  • 歯を磨きながら湯船に浸からない
脱衣所のマットがぬれていると、後で使う人が不快な思いをする。きつく絞ったタオルで身体を拭くなどして、後から使う人が気持ちよく使えるように心がけよう。湯船で歯磨きをするなど、ほかの人が不衛生だと感じる行為はマナー違反になるので気をつけよう。

4. 旅館の宿泊マナー3|そのほかのNG行為など

旅館
ここでは、チェックアウトや食事の際のマナーを見ていく。支払い方法など、ホテルとは違う点も確認しておこう。

知っておきたいそのほかのマナーとNG行為

  • チェックアウトする際、鍵は直接スタッフに渡して帰る
  • 部屋着などで食事処に行かない
  • 食べ物アレルギーなどがある場合は事前に伝える
  • お風呂からの景色を写真に収めない
  • クレジットカード支払いが可能かどうか事前に確認
ホテルの場合は、カードキーを返却ボックスに入れてそのまま帰れるところもある。しかし、旅館では前払いをしていても、チェックアウト時は鍵をスタッフに渡してから帰ろう。
お食事処など、ほかの人もいる空間で食事をする際は、部屋着などのラフな格好は避ける。浴衣はOKとされているケースもあるため、事前にスタッフに確認しよう。
また、お風呂へのカメラの持ち込みは基本的には禁止されている。お風呂からの景色がすてきでも、周囲の人や施設への配慮を忘れないようにしよう。
支払い方法が現金のみのところもあるので、事前に確認しておくとスムーズに会計ができる。

5. 旅館の宿泊マナーを覚えてスマートに泊まろう

旅館
旅館はスタッフとの距離が近く、手厚いサービスを受けられる。心付けなどを渡すのも一つの手だが、基本的なマナーを通してスタッフや仲居さんに感謝の気持ちを表せるとよい。予約時やチェックイン、部屋での過ごし方など、旅館でのマナーを心得ておこう。

結論

旅館の宿泊マナーは、予約からチェックアウトまでさまざまだ。旅館での宿泊マナーを知らないことで、マナー違反をしているケースもある。本記事を読んで、最低限のマナーを押さえておいてほしい。旅館に宿泊する場合は、ほかの宿泊客やスタッフが気持ちよく過ごせるように、マナーを意識して心地よい旅行を楽しもう。
インフォメーションマークアイコンオリひとを楽しむための注意事項はこちら
  • 更新日:

    2023年5月13日

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