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「なるほど」の連呼もNG!嫌われやすい相づちと言い換え言葉を解説

投稿者:ライター 若藤雅奈 (わかふじかな)

鉛筆アイコン 2023年5月14日

「はい」や「なるほど」といった相づちを連呼し、指摘された経験はないだろうか。周囲にこのような相づちを連発する人がいる場合、失礼だと感じたことがある人も少なからずいるだろう。そこで今回は、「なるほど」の連呼がNGとされる理由を詳しく解説。嫌われやすい相づちや、言い換えるべき言葉も併せて紹介した。失礼にならない相づちを目指す方法を知りたい人は、ぜひ参考にしてほしい。

  

1. 「なるほど」の連呼がNGとされる理由

NG
「なるほど」という言葉は「すでに自分は知っていた」という上からの目線のニュアンスも含まれるため、頻繁に使用するのは望ましくない。では、「なるほど」の連呼がNGな理由についてさらに詳しく解説しよう。

どこか上の空といった印象を与えるおそれがある

相手の話に対し、どのようなことにも「なるほど」と連呼していると「とりあえず返事をしているだけ」「きちんと内容を理解して聞いていない」というイメージを与えがちだ。話を真剣に聞いていない、うわの空の印象を与えやすいNGワードだという認識を持っておこう。

「なるほですね」もNG

「なるほど」に感情を込めたつもりや、丁寧な言葉として「なるほどですね」を口にする人も多いが、使い方も実は間違っている。「なるほどですね」という言葉は「なるほど」という副詞の言葉を「おお!」といった感動詞として用いるようになったことから、使用シーンが増えたと考えられている。
いまやビジネスの場でもよく耳にする「なるほどですね」だが、敬語にも丁寧語にも当てはまらない。上司や取引先の人と話す際は、失礼な言葉遣いになることを念頭に置いて、使わないように意識するのがよいだろう。

「なるほど」を言い換えるとしたら?

「なるほど」という言葉は、相手の話を評価したうえで同意する印象を与えるため、へりくだっているつもりでも上から目線の印象を与えやすい。「なるほど」を適切な言葉に言い換えるなら、「おっしゃるとおりですね」「勉強になります」という返答が好ましいだろう。これらの言葉に言い換えるだけで、納得して聞いてくれているイメージを持たれやすい。
「なるほど」を連呼しすぎて、うざい、ムカつく最悪な印象を与えてしまわないように注意しよう。

2. 相手をイラッとさせやすい相づち

イラッとする
ここからは「なるほど」を連呼するときのように、無意識に口に出しやすいNGな相づちを紹介していこう。

注意!無意識に使っているかもしれないNGな相づち5選

【はいはい、と「はい」を連呼する】
「はい」という返事は1回だけ使用するなら失礼にはならないが、「はいはい」と連呼することで耳障りな相づちへと変化する。真剣に話を聞いていない、いい加減に返答している印象を持たれやすいので「はい」の連呼は避けておこう。

【確かに確かに、と「確かに」を連呼する】
「はい」と同様に、連発しやすい言葉として注意すべきなのが「確かに」である。「確かに」は「なるほど」と同じ同意を示す言葉だが、上から目線の印象が拭えない。たまに使うなら問題はないかもしれないが、連呼すると失礼な印象を与えかねないのでNGワードと認識しておこう。
「確かに」を使うときは「確かにそうですね」など、ほかの言葉と組み合わせて言い換えるのがおすすめだ。

【相づちが毎回大げさすぎる】
「本当ですか?!」「えーっ!」といった大げさな返事も、相手に不快な思いをさせる可能性があるので避けておこう。話を盛り上げようと、大げさに返したい気持ちも分かるが、このような反応が多いと相手は疲れてしまう。最悪の場合、ばかにしている印象を持たれることもあるので、大げさな反応は最低限にとどめておくのが無難だ。

【相手の会話に相づちをかぶせる】
話し終えていないのに「なるほど~」などを連呼し、相手の会話を最後まで聞かないのもNGである。この場合、相手は最後まで話を聞いてもらえなかった不満が残りやすい。話の途中で相づちを打ちすぎると、うざい印象も与えかねないだろう。話はもう終わりだと予測がついたとしても、相手が最後の一文字までしゃべりきるのを待つことを意識して、聞く力を養うことが大切だ。

【相づちの中に不要な笑いを入れる】
相づちのタイミングに不要な笑いを入れるのも、相手を不快にさせやすいため注意しよう。笑いが起こるタイミングなら問題はないが、不要な笑いは相手をばかにしているイメージを持たれやすい。ムカつく印象を与えないためにも、笑いでの相づちは避けるようにしよう。

3. 上手な相づちとは?

面談
上手に相づちを打つためにはどうすればいいのか、押さえておくべきポイントを解説する。

相づち上手になるためのポイント

相づち上手になるためには、まず聞く姿勢に注意しよう。相づちを打つときは、目を合わせる、うなずく動作を加えることがポイントになる。聴覚と視覚の両方からアプローチできるため、相手に聞いている印象を与えやすい。
驚くとき、悲しいときなどの伝えたい気持ちを強めるためには、声の大きさやトーンの使い分けも重要だ。抑揚のある相づちができれば、関心を持って聞いているイメージにつながりやすい。会話の中で重要だと思われることは、繰り替えし言葉にする、要約して相手に確認することもおすすめなので、ぜひ実践してみてほしい。

4. 相づちで印象を悪くするのはもったいない

ビジネスマン
真剣に話を聞いているつもりでも、返事ひとつで悪い印象を与えてしまう可能性があることがお分かりいただけただろうか。とくにビジネスシーンでは、このようなもったいない事態は避けていきたい。相づちを打つときは、心理学でも立証されている「さしすせそ」を意識し、相づち上手を目指していこう。

さ:さすがですね
し:知りませんでした、実力ですね
す:すごいですね、すてきですね
せ:センスがいいですね
そ:そうですね、それはすごいですね

結論

「なるほど」の連呼が嫌われやすい理由、不快感を与えやすい相づちや、言い換えに適した言葉を解説した。正しいと思い使っていた言葉が、NGとして挙がっていると気付いた人も多いのではないだろうか。知らず知らずのうちに嫌われてしまう事態を避けるためにも、この記事を参考に相づちの仕方を意識してみてはいかがだろうか。
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  • 更新日:

    2023年5月14日

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