目次
- 割れ物
- 刃物
- 4・6・9の数字や偶数は避ける
- 入学式の直前に贈らない
- お祝いを重ねて贈ることはしない
- 現金ではなく品物を贈るときに熨斗を付けないのはNG
- ハンカチ
- くしやクシラメン
- お茶
- 入学式後1カ月以降に贈る
- いただいた入学祝いよりも高額な物
- メッセージカードや手紙に忌み言葉を使用する
- のしや包装に包まれていない物
- 学習机
- ランドセル
- 文房具
- 電子辞書
- タオル
- カタログギフト
- タオルセット
- スイーツ詰め合わせ
1. 入学祝いにふさわしくないNGな贈り物とは?

入学祝いとは、入学式の1週間前までに贈る物だ。贈る時期が決まっているように、贈り物自体にもさまざまなマナーがある。入学祝いにNGとされている贈り物や、タブーとされていることを解説しよう。
入学祝いにNGとされている贈り物の例
グラスやお皿などの食器や鏡のように割れやすい物や壊れやすい物は、一般的には入学祝いにはNGとされる贈り物だ。しかし、最近では食器を贈られることも多くなっている。実用性とマナー、どちらを重視するかでも変わってくる。
刃物は「縁が切れる」というイメージを与えてしまうため、入学祝いにはNGな贈り物だ。また、縁起の悪い数字とされている「4・6・9」や割り切れる偶数は、贈り物の個数としてNGだ。
入学祝いを贈るにあたってのタブー
入学式前後は新年度を迎える準備でバタバタしている。入学祝いを贈るときは、入学式の2~3週間前には渡すようにしよう。遅くても1週間前には贈るとよいだろう。
また、卒業祝いと重なる時期だが、重ねてお祝いを贈ることのないように、入学祝いとして贈る。現金ではなく、品物を贈るときは失礼のないように熨斗を付けるようにしよう。
2. 入学内祝いにふさわしくないNGな贈り物とは?

入学祝いをもらったら、内祝いに悩む方も多いのではないだろうか。ここでは入学内祝いにNGとされている贈り物や、タブーとされていることを紹介しよう。
入学内祝いにNGとされている贈り物の例
ハンカチは漢字でかくと「手巾」で手切れを連想させ、縁切りの意味あいになるので、内祝いにはNGとされている。また「涙を拭うもの」というイメージもあり、別れや悲しみを連想させるようだ。白いハンカチも亡くなった人の顔にかける、白布を連想させるので避けたほうがよいだろう。くしやクシラメンは語呂合わせにも注意が必要で死や苦を連想させることからNGとされている。お茶も香典返しなどで使われることが多いためお祝いごとにNGな贈り物とされているようだ。
入学内祝いを贈るにあたってのタブー
内祝いを贈るタイミングは無事に入学式が終わった数カ月を目安に贈るとよいだろう。内祝いを選ぶときは、先述したように縁起の悪いものは避ける。
直接お礼を言えずメッセージカードや手紙を添えて贈るときは、「終わる」「負ける」「消える」などの不幸を連続させるような忌み言葉は避けるようにしよう。また、のしがない物もNGな贈り物とされている。
3. 入学祝いや入学内祝いに喜ばれる贈り物とは

入学祝いや入学内祝いは、相手に失礼にならないよう選ぶことが大事だ。ここでは喜ばれる贈り物を紹介しよう。
入学祝いにおすすめの贈り物
入学祝いにおすすめの贈り物は、「新しい生活に役立つ物」だ。進学先によっても異なるが、勉強が楽しくなるような贈り物が喜ばれる。
小学生への入学祝いとして、祖父母から学習机、ランドセルを贈られることが多いだろう。叔父、叔母として姪っ子や甥っ子に贈る場合は、かぶらないように大きい物以外を選んだほうがよさそうだ。キャラクター入りの文房具のような、勉強が楽しくなる贈り物がよい。
また、中学生以上の子には、勉強に役立つ電子辞書などがおすすめだ。部活動を頑張る子には、少しおしゃれなタオルを贈るのもよいだろう。
入学内祝いにおすすめの贈り物
入学内祝いに人気のアイテムは、上記のような物もある。少し高級なタオルのセットは、どの年代の方にも贈れるのでおすすめだ。また、子どものいる家庭にはお菓子のセットも喜ばれるだろう。お菓子以外にもスープや佃煮といったセットもぴったりだ。贈り物に悩んだ場合は、相手の好きな物を選んでもらえるカタログギフトにしてもよいかもしれない。
結論
日本には昔から、ゲンを担ぐという言葉がある。贈り物を贈るときも縁起のよい品物を選んだり、縁起のよい日を選んだりして、気持ちよく受け取ってもらいたいものだ。そのためにも、入学祝いや内祝いはNGな贈り物は避け、マナーを守って選ぼう。