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アルコール消毒

アルコール消毒の正しいやり方!効果的な濃度や使用量などの使い方

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年5月 8日

感染症の予防として、手指をアルコール消毒することが増えてきている。しかし、正しい知識を持ってアルコール消毒液を使用している方は少ないのではないだろうか。本記事では、アルコール消毒の正しいやり方や効果的な濃度・使用量などを紹介しよう。

  

1. アルコール消毒の効果とメリット

アルコール消毒
そもそもアルコール消毒することによって、どのような効果やメリットがあるのだろうか。

場所を選ばずにできる

アルコールを使用するメリットは、場所を選ばず消毒できる点だ。外出先でモノを触ったときや手指が汚れた場合、水道がなくても携帯用アルコールスプレーさえあればその場で消毒できる。持ち歩いていない場合も、昨今は感染症対策のためいたるところにアルコール消毒液が置いてあり安心だ。

優れた除菌効果がある

アルコール消毒は、新型コロナウイルスやヒト免疫不全ウイルス、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌などのウイルス・細菌に効果が高く、短時間で除菌できる。 
ただし、一部のウイルスや細菌には効果のないケースもある。例えばエンベロープという脂質性の膜を持たないウイルスには、アルコールは効きにくい。一方、エンベロープを持つウイルスの場合には、アルコールによって膜を破壊することで感染力を失わせることが可能だ。
エンベローブのある新型コロナウイルスを含め、多くの細菌・ウイルスにアルコールは効果的だ。
アルコールには優れた除菌効果や殺菌効果があるため、石鹸で手を洗うよりも5~50倍ほど高い効果が期待できる。手指はもちろんだが、モノに対しても効果を発揮するだろう。

2. アルコール消毒液の正しい使い方

アルコール消毒
普段使っているアルコール消毒液だが、意外と正しいやり方を知っている人は少ないのではないだろうか。ただ付けるだけではちゃんと殺菌・除菌できていないこともある。アルコール消毒に適した濃度・使用量・正しいやり方をご紹介しよう。

消毒に適した濃度

アルコール(エタノール)消毒は、60%~80%ほどの濃度があれば殺菌効果が期待できる。しかし、濃度が高すぎると手荒れしたり手指の常在細菌類まで殺菌したりしてしまうので注意が必要だ。
アルコール濃度が高いものを選んでも、消毒液のふたをあければ揮発してしまい、使用し続けると濃度が下がってしまうこともある。適正濃度の消毒液の購入がおすすめだ。

1回当たりの使用量

アルコール消毒1回の使用量の目安は、スプレータイプなら1プッシュだ。スプレータイプは乾きやすいため、15秒間すりこめない場合は消毒液を追加しよう。ボトルのタイプにもよるが、ジェルタイプなら2プッシュを目安に使用すると効果的だ。

3. アルコール消毒の正しいやり方

アルコール消毒
手洗いでウイルスを洗い流すことも重要だが、追加でアルコール消毒をすることでウイルスへのさらなる殺菌効果が期待できる。ここではアルコール消毒の正しいやり方を紹介しよう。

アルコール消毒の手順

  • 500円玉程度のアルコールを手のひらにとる。
  • 爪の先も意識しながら、指先によくすりこむ。
  • 手のひら全体によくすりこむ。
  • 指やシワの間、親指、手首、手の甲にもすりこむ。
  • 必要に応じて腕や肘まで伸ばす。
アルコール液が乾燥するまですりこもう。足りない場合は追加して行うといいだろう。15秒~30秒くらいが目安だ。

【汚れがあるときは手洗いを】
アルコール消毒には殺菌効果はあるが、洗浄能力はない。目立つ汚れがあるようなら、まずは手洗いをしてから消毒をしよう。

【肌荒れや乾燥が気になるときは保湿を】
アルコール消毒は濃度も高く、手荒れをする方も多いのではないだろうか。刺激が強いので、肌荒れが気になる方はハンドクリームなどで保湿するとよいだろう。手荒れが進むと菌が滞在しやすくなるので注意が必要だ。

4. 外出には携帯できるアルコール消毒液が便利

アルコール消毒
不特定多数の人が触れるモノ、場所がある外出先では、すぐに手を洗えないこともあるだろう。そんなときのために、すぐに殺菌・除菌ができる携帯用のアルコールを持っておくと、とても安心だ。手指も消毒できるが身の回りのモノなどの消毒もできるので、手や指に付くウイルスを減らすことも期待できる。

「洗って・拭いて・消毒」の衛生的手洗いを心がけよう

衛生的手洗いとは、医師や看護師、介護士などが医療行為や介護などの前後に行う手洗いのことだ。泡立てた石鹸で15秒以上しっかりと手をこすり流水で洗うという方法で、汚れを落とす以外にも、通過菌の除去・殺菌を目的としている。「洗って・拭いて・消毒」ができれば一番いいが、外出先など石鹸で手を洗うのが難しい場合はアルコール消毒をしよう。正しいやり方で消毒することで効果が期待できるだろう。

結論

最近では、感染症対策の一環としてアルコール消毒は欠かせないものである。手洗いで落としきれなかった菌やウイルスも、アルコール消毒によって殺菌・除菌ができる。アルコール消毒の効果が不十分にならないように正しいやり方をきちんと覚えて、徹底的に消毒することをおすすめする。
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  • 更新日:

    2023年5月 8日

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