目次
1. 古いワイシャツの再利用アイデア

まずは、古くなったワイシャツの再利用アイデアや活用法だ。
適当なサイズにカットして靴磨きや拭き掃除に使う
古くなったワイシャツを再利用する際は四角く切ってまとめ、掃除用具と一緒に入れておくと、思いついたときに使えて便利だ。ワイシャツのコットン生地は油や水をよく吸うため、使い捨ての雑巾は再利用先としてうってつけだ。
例えば、靴磨きに必要不可欠な布として、ワイシャツのハリのある生地は磨きやすい。汚れがひどかったとしてもためらうことなく拭けるだろう。指に巻き付けながら磨けば、使いやすさもアップする。
そのほかにテーブルの台拭きはもちろん、ガスレンジなどの拭き掃除、水あか掃除、割り箸に輪ゴムでとめてお掃除棒にしてちょっとしたほこりや家具の隙間、窓のサッシ掃除に使える。使い捨てなので、洗う必要のない手間いらずのアイテムに大変身だ。古くなったワイシャツは売る選択肢もあるが、掃除用具などを買い足すよりも素材の特徴を生かして再利用したほうが安上がりだろう。
そのままスーツなどの衣類カバーとして使う
ハンガーにかけている洋服をほこりや汚れから守る衣類カバーとして、古くなったワイシャツを再利用できる。オフシーズンのジャケットやフォーマルな衣類など、意外と枚数が必要なことも多い衣類カバーだが、古いワイシャツを上からそのままかけるだけで衣類カバーとして役立ってくれる。気軽に洗濯できるため、長く衛生的に使えるのはうれしいポイントだろう。
2. 古いワイシャツのリメイクアイデア

次に、古いワイシャツをリメイクするアイデアや活用法を紹介しよう。
赤ちゃんのよだれかけにリメイク
古くなったワイシャツを、赤ちゃんのよだれかけにリメイクするのはいかがだろうか。男性用のワイシャツであれば身ごろも大きいため、工夫すれば何着か作れるだろう。赤ちゃんの肌にあたるよだれかけだが、ワイシャツの素材は吸収性のよいコットンのため、赤ちゃんの肌にも優しいのだ。汚してしまっても洗いやすいため、衛生的である。
エプロンにリメイク
服を汚したくないときのエプロンにリメイクするのもおすすめだ。身ごろの部分を胸の位置で切り、袖部分は肩ひもに使う。前ボタンがあるため、着脱しやすく使い勝手のよいエプロンになるだろう。
掃除はもちろん、ガーデニングやDIYをするとき用のエプロンにもリメイク可能だ。ほかにも、毛染めで使うケープにしたり、子どもが絵の具で遊んだりするとき用のスモックにもなる。
ノースリーブシャツとアームカバーにリメイク
【色柄シャツは枕カバーやエコバッグにもリメイク可能】
普段着の色柄ものの古くなったワイシャツがあれば、枕カバーにリメイクしてみてはいかがだろうか。袖と襟の部分を切り外してから枕に合わせ、輪の部分を閉じるだけで、簡単にオシャレな枕カバーができあがる。前ボタンもあるため、面倒なファスナー付けをしなくてもよい。ワイシャツリメイクの初心者でも、比較的挑戦しやすいアイデアだ。
ほかにも、身ごろから袖を切ってキレイに縫えば、ノースリーブシャツができあがる。しっかりした綿素材のワイシャツであれば、泥付きの野菜やにおいが付きやすい魚用のエコバッグにしてもよいだろう。
3. 古くなったワイシャツをリサイクルやリユースに出す方法も

古くなったワイシャツを再利用したりリメイクしたりするのもよいが、リサイクルや回収サービスを利用するほか、リユースする方法もある。
紳士服店の下取りサービスや自治体の古着回収を利用しよう
実は、下取りサービスや古着の回収を行っている紳士服店もある。福岡市ではごみの削減や資源の有効活用のために古着や古布を回収しており、回収後はリサイクル工場で反毛綿にして車の内装材にリサイクルしているようだ。このほかにも、市内2カ所に3Rステーションを設置し、まだ使える衣類のリユースを行っている。
全国展開している紳士服店「洋服の青山」では、ワイシャツやスーツ、小物まで幅広く下取りし、お店で使えるお得なクーポン券と交換できるサービスを展開している。学生服や他社製品でも問題ないようだ。下取りした衣料は、産業用の資材や災害時に使われる備蓄毛布の原料としてリサイクルされる。住んでいる地域の自治体や近くの紳士服店を検索して、古着の取り扱いを調べてみるのも面白いだろう。
結論
古くなったワイシャツの再利用やリメイクアイデア、自治体などのリユースや下取りについて紹介した。ワイシャツの素材は時代とともに進化しているため、収縮性や吸水性、速乾性に優れているものもある。意外にも枕カバーやエプロンにも生まれ変わるワイシャツ。捨てようかなと思う前に、古くなったワイシャツの素材の特徴やサイズから、どうしたらうまく再利用できるか一度考えてみてはいかがだろうか。