目次
- 重ね重ね
- ますます
- たびたび
- くれぐれも
- またまた など
- 終わる
- 消える
- 別れる
- 大変なことになる
- 落ちる
- 数字の四(死)、九(苦) など
- 死去
- 死亡
- 亡くなる
- 急死
- 生きる
- 生きていた など
- くれぐれもご自愛ください→十分にご自愛ください
- いろいろな思い出をありがとう→多くの思い出をありがとう
- 繰り返しとなりますが→先ほど申し上げましたが
- 終わる→ゴールを迎える
- 別れる→独立する
- 死ぬ→逝去
- 生きていた→お元気な頃
- 早く元気を出して
- あなたが頑張らないと
- あのときこうしていれば...
- いつまでも泣いていたら故人が悲しむ
- お力落としのことと存じますが、どうかお子さまのためにもお気をしっかりお持ちください。
- 長年付き添われた奥様を思うとお慰みの言葉もございません。どうか気持ちを強く持ち、ご自身のお身体も大事にしてください。
- 素晴らしいご家庭を築かれた◯◯様(名前またはご主人様など)とのお別れは、本当にお辛いことと思います。
- あまりにも突然のご不幸、悲しみと驚きで胸が締めつけられる思いです。どんなにお辛いかと思うとお慰めの言葉もありません。
- このたびの思いがけない知らせ、誠に残念でなりません。◯◯様におかれましても、さぞかし無念なことと存じます。
- これからが楽しみな◯◯様(名前または◯◯くん、◯◯さん、◯◯ちゃんなど)でしたので、本当に残念です。
- このたびは、思いもかけない知らせに驚きました。 お見舞いにお伺いしたときはあんなにお元気でしたのに残念です。(病死の場合)
- 誠に残念でございます。どうかご看病疲れが出ませんように。(病死の場合)
- 突然のことでなんと申し上げてよいか、言葉もありません。(事故死の場合)
- 思いがけないお知らせをいただき、驚きと悲しみでまだ信じられない気持ちです。(事故死の場合)
1. お葬式で言ってはいけない言葉とは?

通夜やお葬式に参列した際、どのように遺族に声をかけたらいいか、迷った経験はないだろうか。普段は当たり前に使っている言葉でも、弔事の場で言ってはいけない「忌み言葉」というものがある。日本では古来より言霊(ことだま)という考えもあり、縁起の悪い言葉や不吉な言葉を口にすることで、さらなる不幸を招くとされているのだ。具体的に、どのような忌み言葉があるのか見ていこう。
忌み言葉の例
【重ね言葉】
重ね言葉は不幸を繰り返すイメージがあるので、お葬式などの場では言ってはいけない言葉だ。同じ理由で「続く」「追って」「繰り返す」もNGである。
【不吉なことを連想させる言葉】
これらのように、不吉なことを連想させる言葉も忌み言葉にあたる。
【直接的な言葉】
これらは生や死を直接イメージするため言ってはいけない。
忌み言葉の上手な言い換え例
これらのように、忌み言葉は使っても問題ない言葉に置き換えられるので、あらかじめいくつか知っておくとよいだろう。
お葬式で使ってはいけない言葉は宗教で異なる場合もある
日本では仏式のお葬式が多いため、よく耳にする言葉が実は仏教用語だったということがある。「成仏」「供養」「冥福」などがこれにあたり、厳密に言えば、仏教以外のお葬式の場では言ってはいけない言葉となる。宗教が異なった場合、たとえば「ご冥福をお祈り申し上げます」は「哀悼の意を表します」「安らかなお眠りを心よりお祈り申し上げます」に言い換えるとよいだろう。
また、神道の場合は「御安霊の安らかならんことをお祈りします」、キリスト教の場合は「安らかな眠りにつかれますように」が、よく使われるお悔やみの言葉になる。
2. お葬式で遺族にかけてはいけない言葉とは?

前述したような忌み言葉は、人によっては細かく気にしなくていいという考えもある。お葬式で言ってはいけない言葉を気にしすぎて、弔意が伝わらないのはもったいない。しかし、遺族の気持ちを傷付けるような声かけをすることは避けるべきだろう。
安易な励ましや後悔させるような言葉は避けたほうがよい
このような一方的な励ましや、後悔させるような言葉は遺族を傷付けることもある。大事なことは、お葬式で言ってはいけない言葉を気にすることだけでなく、遺族の気持ちに寄り添って言葉をかけることだ。
3. お葬式でかける言葉は?

それでは具体的に、どのような言葉で遺族に声をかけたらいいのだろうか。代表的なものに「ご愁傷様です」や「お悔やみ申し上げます」という言葉があるが、ここではさらに細かい状況別にお葬式でかける言葉の例を見ていこう。
お悔やみの言葉の例
【夫や妻が亡くなったとき】
結婚してどのくらいで亡くなったかによって、選ぶ言葉も変わってくるだろう。また、遺族に子どもがいる場合は「ご家族の皆さま」など、その子に想いをはせるような言葉を選ぶのもよい。
【子どもや若い人が亡くなったとき】
直接子どもや若い人が亡くなったことに触れるような声かけをすると、遺族の悲しみが強調されることもある。遺族に寄り添う姿勢が見える言葉を選ぶとよいだろう。
【病死か事故死かでも言葉が変わる】
あらかじめ亡くなった理由が分かっている場合は、このような声かけをするのがよいだろう。ただし、死因を尋ねるようなことは言ってはいけない。お悔やみの言葉はそもそも、故人を悼み、遺族をねぎらうための言葉である。遺族に負担をかけるような声かけはNGだ。
結論
お葬式での声かけは、地域や家庭によって言ってはいけない言葉への考え方はさまざまである。どのような場合でも失礼にならないよう、大人として基本的なマナーを知っておくことが大切だ。それを踏まえたうえで、遺族の気持ちに寄り添った声かけができるとよいだろう。