目次
1. 片付けられない人の特徴とは?

片付けられない人には、共通の特徴がある。どのような特徴なのか解説する。
片付けや整理整頓が苦手な人の特徴
【ものを捨てられない】
片付けられない人は「いつか使うだろう」「まだ壊れていないから大丈夫」と、もったいないから何でも取っておこうとする。このような考え方をしている人は、不要なものが急速にたまっていく傾向にある。
【無料のものは何でももらう】
街中で配られているティッシュや化粧品などのサンプル、商品のおまけといった無料のものを何でももらう人は、片付けが苦手なタイプといえる。とくに必要ではないものを無料だからという理由で集めると、結局部屋がものであふれて散らかってしまうのだ。
【衝動買いをしてしまう】
思わず衝動買いをしてしまう人や計画的な買い物ができない人は、片付けられない傾向にある。家にある食材や日用品を確認せずに買ってしまう、クローゼットを見ると似たような服が多くある人は注意しておこう。
【寂しさをもので満たしている】
足の踏み場がないほどの汚い部屋の人は、寂しさをもので満たしている特徴がある。親元を離れて一人暮らしを始めた人や、人間関係で悩んでいる人などに見られるタイプだ。最近では、若い女性に増えてきている。このようなタイプは、ものだけでなくゴミまでもためてしまう傾向にある。
【一気に片付けたいので後回しにする】
片付けを後回しにするタイプは、部屋が散らかりやすく整理整頓が苦手といえる。いざ片付けを始めようとしても、ほかのことに目がいって作業が捗らない。注意散漫な人は、部屋が散らかりやすいといえるだろう。
一見片付けられない人とは無縁そうな完璧主義者も、このタイプに当てはまる場合がある。妥協できない完璧主義者は「時間があるときに一気に片付けたい」と考える人が多く、片付けを後回しにすることも。
ほかにも、片付けを始めても細かい部分が気になって、本来すべきところができないパターンもある。
2. 部屋を片付けられない原因とは?

部屋を片付けられないのには原因がある。主な原因を解説する。
片付けができない理由
【片付けの方法が分からない】
そもそもどうやって片付けをしたらいいか分からないといった理由から、部屋を片付けられなくなることもある。片付けにはある程度のルールがあるので、それに沿って行動すれば上手に片付けができるだろう。
【片付けをする時間がない】
仕事や家事が忙しく、片付けをする時間がない人も多いはず。そのような場合は、「1日10分」や「今日は机の上」のように自分自身でルールを決めるとよいだろう。少しの時間でも、毎日積み重ねていけばキレイな状態を保てるはずだ。
【片付けが習慣化されていない】
片付けが習慣化されていないことも、片付けられない理由に挙げられる。片付けや整理整頓が苦手な人は、急な来客や年末の大掃除のときだけ掃除するケースが多い。日頃から片付ける意識を持つと、自ずと習慣化されていくだろう。
3. 片付けができない部屋で生活するデメリット

片付けができない部屋で生活すると、健康面や生活面でさまざまな影響を及ぼす。それぞれのデメリットを解説する。
健康面でのデメリット
部屋を片付けられずゴミが散乱していると、カビやダニ、ゴキブリなどの害虫が発生しやすくなる。害虫はハウスダストやウイルス、アレルギーなどを引き起こす原因になるため、散らかった部屋で生活していると健康を損なう可能性がある。
生活面でのデメリット
部屋を片付けられない人は、ものの定位置が決まっていないことが多い。それにより、何がどこにしまわれているのかを把握できず、毎回使いたいときに探す羽目になってしまう。
ものが捨てられないのに衝動買いしてしまう人は、お金がたまりにくい。そのような人は、部屋に限らず財布の中もレシートやポイントカードで散らかっている可能性が高い。現在の所持金や毎月の出費がどれだけあるのかが把握できていないため、無駄な出費ばかりが増えていき、貯蓄できなくなるのだ。
4. 片付けられない人の対処法

片付けられない人が片付けをできるようになる対処法を解説する。
片付けができるようになるコツ
【不要なものは処分する】
片付けで最も大切なのが、不要なものを処分すること。片付けが苦手な人は、まず持っているものが「必要」か「不要」かで分けよう。選別する際は、そのものに対して直感的にときめくかときめかないかで判断する。どうしても決められない場合は保留にしても構わない。徐々に慣らしていくことが大切だ。
【使いやすいように収納する】
必要なものが選別できたら、ものの収納場所を決めよう。このとき、「毎日使用するもの」「月に数回程度」「年に1回程度」などと使用頻度によって分けるとよい。頻繁に使うものは、クローゼットやふた付き収納などに収めるのではなく、ふたが付いていないカゴに収納するのがおすすめだ。
【必要以上にものを増やさない】
片付いた部屋を保つためには、必要以上にものを増やさないことが大切。そのためには、アイテムごとに必要な上限数を決めるとよいだろう。決めた上限数を意識することで、ものが増えるのを防げる。新しい洋服を買ったときは、古いものを処分するよう心がけると、衣類が増えすぎる心配がなくなる。
結論
片付けられない人の特徴や原因、片付けのコツなどを解説した。片付けられない人の特徴が自分も当てはまると感じたら、日頃の行動や状況を見直してみよう。片付けを少しずつ始めることで日々の習慣となり、キレイな部屋が保たれるようになるだろう。