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ハードディクスの寿命は何年?故障の診断法や長持ちさせるコツを解説

投稿者:オリーブオイルをひとまわし編集部

鉛筆アイコン 2023年5月 6日

なんだかパソコンの調子が悪い…と思っている方はいないだろうか?実は、それはハードディスクの故障の前触れかもしれない。ハードディスクには寿命があり、その寿命は使い方や使用環境によって変わるのだ。この記事では、そんなハードディスクの寿命と診断方法、寿命を延ばすコツや故障した場合の対処方法など、盛りだくさんで解説していく。

  

1. ハードディスクの寿命は何年?

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ハードディスクには、内蔵型と外付け型がある。同じハードディスクだが、それぞれ寿命は何年くらいなのだろうか。内蔵型ハードディスクと外付け型ハードディスクの寿命を解説していこう。

内蔵型ハードディスクの寿命

内蔵型ハードディスクは、平均で約4年とされている。内蔵型ハードディスクは、高速で回転することでデータをインプットまたはアウトプットしている。パソコン起動時には特に高速で回転するため、パソコンを起動するときが一番劣化が進むタイミングとなる。最近では、起動の回数が多いほどハードディスクの寿命が短くなるとも考えられている。内蔵型ハードディスクは、外付け型ハードディスクより寿命が長いとされているが、それでも起動時や操作時と稼働頻度が高いため、次第に劣化していく。またインストールの中断や強制終了は、ディスクを押すヘッドの力が強くなるため、ディスクを傷付ける可能性があり劣化を進める原因となる。そのためインストールの中断や強制終了は、避けた方がいい。

外付け型ハードディスクの寿命

外付け型ハードディスクは、平均3年程度で寿命が来るといわれている。ハードディスクは、高温多湿の環境を嫌い、衝撃にも弱く、簡単に傷付いてしまう。外付け型ハードディスクは、ハードディスクが外部に独立しているため、気温や湿度、衝撃などの外的環境の影響を受けやすい。そのため、外付け型ハードディスクは、内蔵型ハードディスクより正常に稼働できる時間が短くなってしまうのだ。

2. ハードディスクの寿命の診断方法

ハードディスク
ハードディスクの寿命が迫っている場合には、早急に対処することが望ましい。だが、寿命が近づいてきていることに気付かなければ、対応もできない。ここではハードディスクの寿命を知る方法を解説しよう。

症状で判断する

ハードディスクの寿命を診断するには、以下のようなパソコンに起きる症状でも判断できる。
【データが頻繁に破損する】
ハードディスクはデータを保存する際、ディスクのデータ保存面に必要データを保存する。しかし劣化によりデータ保存面の読み書きがエラーになる場合があるのだ。すべてがハードディスクの劣化からくるものではないが、データの頻繁な破損はハードディスクの寿命を疑う症状の1つとして覚えておこう。
【パソコンの動作が遅い】
ハードディスクのデータ残量が十分にあるにもかかわらず、パソコンの動作や応答が遅い場合は、ハードディスクの寿命が迫っている可能性が高い。ハードディスクは劣化することでデータを処理するのが遅くなる。
【フリーズやエラーが多い】
ハードディスクの寿命が迫ると、パソコンがデータを正常に認識することができず、フリーズやエラーが発生しやすくなる。フリーズやエラーが頻繁に起きるときは、ハードディスクの劣化が進行していることが多い。すべてのフリーズやエラーがハードディスクの寿命に関係しているわけではないが、可能性としては十分に疑う余地がある。また、不良アクセスなどで、データに深刻なダメージがある場合もあるため、診断ツールを使用してフリーズやエラーの原因を探り、バックアップをしたり、ハードディスクの定期的なメンテナンスを行ったりしよう。
【異臭・異音・異常発熱がある】
パソコンからの異常なにおい・音がしている、または高温になっている場合は、ハードディスクの劣化がかなり進んでいるかもしれない。特に異常なにおいや音は上に紹介した症状よりかなり高い確率でハードディスクが故障しているサインであるため、速やかにバックアップを取った方がいいだろう。

フリーソフトでチェックする

ハードディスクの寿命や劣化の状況を客観的に判断したい場合には、フリーソフトやアプリによるチェックも可能だ。フリーソフトをインストールし、ハードディスクを読み込むことで、ハードディスクの現状を調べることが可能だ。さらにハードディスクの寿命を測ることが可能なベンチマークテストもある。安全基準のもとメーカー個々で行うテストのことをいい、独自の安全基準があるメーカーもある。

3. ハードディスクの寿命を延ばすコツ

男性
ここでは、ハードディスクの寿命を少しでも長くする方法を解説する。

ハードディスクの取り扱いに注意する

ハードディスクの寿命を延ばすには、やはり正しい取り扱いをすることが重要だ。以下のことには十分に気を付けてもらいたい。
【衝撃や直射日光を避ける】
ハードディスクは熱に弱い。そのため高温多湿の環境や、壁やほかの物との距離が近く、熱がこもる場所、直接太陽光が当たるところに置かないようにしよう。また、ハードディスクは衝撃にも弱い。データが保存されているディスクと読み込むヘッドの間にはわずかな隙間しか空いておらず、落としたりぶつけたりすると接触して、簡単に傷が付いてしまうからだ。そのため、強い衝撃を与えることのないよう十分に気を付けてほしい。
【必要のないデータは消す】
データが大量に入っているときは、パソコンの動きが悪くなり、ハードディスクにも負担がかかる。必要のないデータはこまめに消し、なるべく負担の少ない状態を保とう。
【電源のオンオフを繰り返さない】
前述したように、ハードディスクは起動時に一番負担がかかる。そのため不必要な電源のオンオフを繰り返さないことをおすすめする。
【外付け型ハードディスクは正しく取り外す】
通電中に外付け型ハードディスクのコードを抜いたり、正しい手順で電源を切らなかったりすると、ハードディスクに大きな負担を与えてしまう。そのため、正しい手順を踏んで電源を切ることが大切だ。もしWindowsをお使いなら、パソコン画面右下に表示される「ハードウェアの安全な取り外し」をクリックして行えるので、外付け型ハードディスクを外す際はぜひ実施してほしい。

4. ハードディスクが寿命で故障したら?

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ハードディスクの寿命を延ばす方法を紹介してきた。それでもやはり寿命は来る。寿命が来てしまったらどうしたらいいのかみていこう。

ハードディスクが故障した際の対処法

ハードディスクが故障してしまった際の対処方法は以下の通りだ。
【ハードディスクを交換する】
まず1つめは、PC修理業者やメーカーなどでハードディスクを交換してもらう方法だ。ハードディスクのメーカー保証を使用することで、保証期間内であれば、比較的簡単に行うことができる。しかし基本的にはデータ復旧は行っていないことが多いため、ハードディスク自体を交換になる場合が多く、元のハードディスク内のデータを失ってしまうことがある。そのため、保存していたデータを必要とする場合は、交換は避けた方がいいだろう。
【ハードディスクを修復する】
もう1つは、データ復旧サービス業者でデータを復旧してもらう方法だ。この対応はあくまでデータ復旧することが目的で、ハードディスクの修理を行うわけではない。そのため、修復作業後のハードディスクが使用できなくなることも多い。その点を踏まえたうえで修復に出そう。

結論

ハードディスクの平均的な寿命と診断方法、長持ちさせるコツを紹介した。ハードディスクの寿命は意外と短く、使い方や環境でさらに短くなる。使い方には十分に注意しよう。また紹介したハードディスクの寿命の診断方法を念頭に入れておき、故障した際のデータの消失を最小限にとどめてほしい。
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  • 更新日:

    2023年5月 6日

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